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[書籍]バイオ医薬品の製剤安定化/高品質化のための不純物の規格設定と評価・管理手法






バイオ医薬品の製剤安定化/高品質化のための不純物の規格設定と評価・管理手法

バイオ医薬品の製剤安定化/高品質化のための
不純物の規格設定と評価・管理手法

~安定した製剤開発のための凝集体抑制法と各不純物の限度値設定~
【タンパク質凝集抑制・セルバンク(MCB/WCB)・CHO細胞・HCP・シーケンスバリアント・E&L】

本書のポイント

バイオ医薬品の不純物は患者の免疫誘導を引き起こす可能性があり、厳格な管理が求められます。本書では目的物質由来不純物や製造工程由来不純物の規格設定から、タンパク質凝集抑制、セルバンク管理、ウイルス安全性まで、第一線の専門家が実務に役立つ知見を解説。不純物に関する照会事項対応など、製剤開発実務者必携の一冊です。

目次

  • 第1章 バイオ医薬品の承認審査の最新動向と考え方:バイオCMCの観点から
  • 第2章 バイオ医薬品の不純物~目的物質由来不純物及び製造工程由来不純物管理の考え方~
  • 第3章 バイオ医薬品の安定性試験
  • 第4章 セルバンク(MCB/WCB)の製造に用いる原材料・培地の管理及びセルバンク保管のポイント
  • 第5章 バイオ医薬品の混入汚染物質・ウイルス安全性の管理手法
  • 第6章 バイオ医薬品における製剤安定化のためのタンパク質凝集抑制手法
  • 第7章 CHO細胞と組み換え抗体の不均一性~細胞開発と培養プロセスについて~
  • 第8章 宿主由来タンパク質(HCP)の測定法とその留意点
  • 第9章 シーケンスバリアントの擬陽性減少と管理戦略~ケーススタディを踏まえて~
  • 第10章 バイオ医薬品におけるシングルユース技術の利用と評価の実際~E&Lと不溶性微粒子・不溶性異物の評価、管理をふまえて~
  • 第11章 バイオ医薬品における試験法・製法変更とその評価
  • 第12章 バイオ医薬品の不純物管理をふまえたCTD-Q作成における留意点

本書の概要

バイオ医薬品の製剤安定化と高品質化のためには、不純物の適切な規格設定と評価・管理が必須です。本書では、目的物質由来不純物や製造工程由来不純物の規格試験から、セルバンク(MCB/WCB)の品質評価、タンパク質凝集抑制、ウイルス安全性管理、宿主由来タンパク質(HCP)の評価、シーケンスバリアントの管理まで、バイオ医薬品開発の第一線で活躍する専門家が詳細に解説しています。

特に、バイオ医薬品開発における重要課題である製剤の安定化に焦点を当て、タンパク質凝集のメカニズムと評価法、凝集抑制のための実践的手法について、実務に役立つ知見を提供します。また、不純物管理に関する規制当局からの照会事項への対応やCTD-Q作成における留意点まで、バイオ医薬品開発の現場で直面する様々な課題に対する解決策を示しています。

本書の特徴

  • 目的物質由来不純物/製造工程由来不純物の規格試験について事例を用いて詳細に解説
  • 不純物による免疫誘導とその対応策を具体的に提示
  • セルバンク(MCB/WCB)製造に必要な評価項目とウイルス安全性試験のポイント
  • タンパク質凝集メカニズムと評価法(ナノ、サブミクロン、ミクロン粒子)の最新動向
  • HCP評価の重要性とリスク事例、特許HCP‐ELISAと限度値設定の実務
  • シーケンスバリアントの擬陽性減少手法と管理限界値設定の具体例
  • シングルユース技術利用の際のE&L管理手法と不溶性微粒子・不溶性異物の低減策
  • バイオ医薬品不純物に関する照会事項とその対応手法の実践的アドバイス

目的物質由来不純物/製造工程由来不純物管理

凝集体をはじめとする不純物の適切な規格設定と規格試験について、実際の製品例を挙げながら詳細に解説。不純物による免疫誘導の事例と対応策も紹介します。

セルバンク(MCB/WCB)の品質評価と管理

セルバンク製造に必要な評価項目や実施すべきウイルス安全性試験について、ICHガイドラインをふまえて解説。セルバンク保管の際のポイントにも言及します。

タンパク質凝集抑制手法

ナノ粒子、サブミクロン粒子、ミクロン粒子、それぞれのサイズの凝集体の評価方法と、安定した製剤開発のための凝集体発生抑制方法について詳述します。

宿主由来タンパク質(HCP)の評価と測定法

HCP‐ELISAを用いての測定方法から運用時の留意点まで網羅。HCP‐ELISAの課題とそれを補完するLC/MCを用いた解析技術も解説します。

執筆者紹介

本書は、バイオ医薬品開発の第一線で活躍する専門家による共著です。

荒戸 照代
北海道大学病院

新見 伸吾
日本化薬(株)

岡村 元義
(株)ファーマトリエ

平澤 竜太郎
第一三共(株)

福原 彩乃
(株)ユー・メディコ

日向 昌司
国立医薬品食品衛生研究所

西澤 翔
中外製薬(株)

その他
業界のエキスパート

対象読者

・バイオ医薬品の製剤開発・品質管理に携わる研究者・技術者
・製薬企業のCMC部門、QC部門、薬事部門の担当者
・バイオ医薬品のプロセス開発・製造に関わるエンジニア
・バイオ医薬品の承認申請業務に携わる方
・バイオCMCコンサルタント
・バイオ医薬品開発を学ぶ大学院生・研究者

製品情報

発売日 2022年10月26日(水)
体裁 B5判 並製本 209頁(製本版)
B5 PDF 209頁(ebook版)
ISBN 978-4-86428-295-6(製本版+ebook版)

バイオ医薬品の製剤安定化と高品質化に必須の一冊!

最適な規格設定と評価・管理手法を学び、安定した製剤開発を実現

製本版

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49,500円(税込)

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