セミナー趣旨

単に”作って売って終わり”では通用しない時代に

いま、生産者こそがライフサイクル全体を見据える時代に入っているのではないでしょうか。これまで以上に、使用後の製品がどのように回収され、再資源化されるかまでを考えることが求められています。

環境負荷を低減しつつ持続可能な社会を構築するには、金属・素材の安定供給を確保する資源循環が欠かせません。これには、廃製品に対するポストコンシューマリサイクルの高度化を果たすことが必要です。廃製品を各種再生原料にするためには、安価に高濃縮することが必要であり、選別技術の成否が資源循環のカギとなります。

本セミナーでは、これまで生産側(いわゆる動脈企業)からは見えづらかった、「選別プロセス」に焦点を当て、廃製品を再生原料へと変え、資源循環を実現していく鍵となる技術として、その本質を丁寧に解説します。

選別技術
リサイクル
都市鉱山
資源循環
再生原料
レアメタル
プラスチック

セミナー講師

大木 達也 氏

(国研)産業技術総合研究所 首席研究員 博士(工学)
(専門)都市鉱山開発工学、資源処理工学

経歴・所属

・2014~ SURFコンソーシアム会長

・(国研)産業技術総合研究所 首席研究員

専門分野

  • 都市鉱山開発工学
  • 資源処理工学
  • 選別技術・プロセス設計
  • 資源循環システム
  • リサイクル工学

講師からのメッセージ

「選別対象の廃製品は多様で、それぞれ課題が異なります。事前に興味の対象をお伝えいただければ、出来る範囲で講義内容をそれに寄せたいと思います。」

研究・開発経験

(国研)産業技術総合研究所の首席研究員として、長年にわたり資源循環分野における選別プロセスの研究開発に従事。特に都市鉱山開発工学と資源処理工学の専門家として、廃製品から再生原料への変換技術、選別工程の最適化、AI・情報技術を活用した自動化システムの開発において豊富な実績を持つ。SURFコンソーシアムの会長も務め、15年前からの技術開発経緯を踏まえ、未来の都市鉱山開発に向けた実践的な知見を提供する。

受講対象・得られる知識

リサイクル高度化のため選別技術について、その基本的な考え方と技術構造的な課題の知識が得られます。

予備知識は必要ありません。新たに資源循環の課題に取り組む企業において、廃製品を破砕・選別して素材産業の原料として提供するため、リサイクル工場での選別がどうあるべきか基礎を習得できます。

講師より:選別対象の廃製品は多様で、それぞれ課題が異なります。事前に興味の対象をお伝えいただければ、出来る範囲で講義内容をそれに寄せたいと思います。

セミナー講演内容

  • リサイクルにおける選別技術高度化の特殊性 -質のリサイクルに向けて-
    • 選別技術高度化の必要性
    • リサイクルにおける選別の特殊性
    • 未来の高度選別のためのパラダイムシフト
  • 省エネ・低コストにエントロピーの縮小を図る -選別技術の役割-
    • リサイクルにおける選別はカオスとの戦い
    • スタート~ゴール 選別はどこを分担するか?
  • 選別工程の戦略的取組み -試料調整-
    • まずは単体分離させる
    • 粉砕工程は細粒化工程にあらず
    • やみくもに微粒子化しない
  • 選別工程の戦略的組み立て -万能な選別機は存在しない-
    • 選別技術の種類と適応粒子サイズ
    • 個別選別装置の分類
    • 集合選別装置の特徴と機能分類
    • 自社の選別工程を最適化する
  • 選別工程の評価 –からくりを理解する-
    • 単体分離と選別精度は掛け算的に効く
    • 選別結果~選別の良否を正しく理解~
    • 選別工程を組む際の心得
  • 個別対象物の選別高度化 -将来に向けた技術開発の難しさ-
    • 選別の対象となり得るもの
    • 将来需要見込みの難しさ
  • 15年前の開発経緯を振り返る -選別技術開発の教訓-
    • 選別技術の革新に向けた模索
  • 情報利用と選別の自動化 -個別技術から総合システムへ-
    • 情報・計算による選別自動制御の先駆け
    • 情報利用とAI化による無人選別工場の開発
  • 都市鉱山開発の未来地図 -選別技術開発の展望-
    • 自動・自律制御による選別最適化と低コスト化の両立に向けて
    • 都市鉱山開発の拠点整備
□質疑応答□

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