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[書籍] UV硬化樹脂の開発動向と応用展開






UV硬化樹脂の開発動向と応用展開 | イーコンプライアンス


UV硬化樹脂の開発動向と応用展開

〇材料・硬化技術・装置・評価など、高性能・高品質な硬化物を得るための要素技術
〇コーティング・インク・接着剤・ナノインプリント・3Dプリンタ等の応用技術動向
発刊日: 2021年6月29日
体裁: B5判並製本 239頁
価格 (税込): 55,000円
定価: 本体50,000円+税5,000円
ISBN: 978-4-86428-263-5

書籍概要

UV硬化技術について「材料・要素技術」と「用途・市場動向」の両方から迫る一冊です。材料・光重合・照射装置や評価手法など、様々な要素技術から成り立ち、塗料・コーティング、インク、接着剤、フォトレジストなど、幅広い広い領域で表面加工技術として利用されるUV硬化技術。

本書では、第1部で要素技術について基礎から実際に扱う上で役立つ知識を解説し、第2部で利用用途・産業分野毎での最新の開発動向を紹介します。

要素技術の徹底解説

UV硬化樹脂の材料、硬化機構、UV照射技術、硬化前後の評価手法など、要素技術を徹底解説。ベースレジン、モノマーの種類・特徴・使い分けから硬化技術の高機能化まで幅広く網羅。

最新の開発動向

様々な産業分野で応用されるUV硬化樹脂について、利用用途毎に最新の開発動向と今後の展望を解説。塗料・コーティング、インクジェット用インク、接着剤、ナノインプリント、3Dプリンターなど。

実用的知識の習得

「新規用途への展開」「環境問題への対応」「安全性の向上」のため、日々開発が進むUV硬化樹脂の材料や硬化に関わる要素技術の開発動向を徹底解説。

はじめに

短時間で硬化し、光を利用するため省エネルギーである点や溶剤フリーである点など、環境保全の観点から今後ますます注目されると考えられるUV硬化技術。現在、コーティング塗料・印刷用インク・接着剤などから、フォトレジスト・エレクトロニクス・自動車関連部材など様々な産業分野で利用されており、近年、更なる開発の加速により材料および硬化機構の高機能化・高性能化が進み、新たな市場・用途展開が期待されています。

しかしながら、UV硬化技術は「構成成分や硬化機構などの材料技術」「光源の照射装置とそのプロセス」「液体から固体への変化を正しく調べる評価手法」など、様々な要素技術から成り立っており、また、その利用用途・産業の広がりから、技術全般を俯瞰することが難しい状況にあります。そこで、本書ではUV硬化技術の要素技術とその利用・開発動向について、基礎から最新の開発動向・事例まで、専門家の方々より幅広くご執筆を賜りました。

本書は2部構成となっております。第1部では、樹脂の基本的な構成成分である「ベースレジン・モノマー・光重合開始剤」の種類・特徴・使い分けから、UVを発生させる光源装置および照射技術、さらに硬化前後の液体から固体への変化を評価する指針まで、要素技術を中心に解説しています。また、第2部では、「塗料・コーティング」「インクジェットインク」「接着剤」「ナノインプリント」「3Dプリンター」など、利用用途毎のUV硬化樹脂の開発動向と今後の展望を幅広く掲載しました。

本書がUV硬化技術に携わっている方、あるいはこれから利用を検討されている方の知識習得や問題を解決する一助となり、UV硬化技術の更なる開発・発展のお役に立つ1冊となれば幸いです。

(書籍企画担当)

目次

【目次抜粋】

【第1部】 UV硬化樹脂に関わる材料・硬化技術

  • 第1章 UV硬化技術の構成要素、解析手法とその評価および技術課題
  • 第2章 ベースレジン・モノマーを中心としたUV硬化性樹脂の構成成分の基礎と応用
  • 第3章 光重合開始剤・増感剤の開発動向と硬化技術の高機能化
    • 第1節 光重合開始剤・増感剤の基礎
    • 第2節 分子増幅を駆使した影部分のUV硬化技術
    • 第3節 精密UV硬化技術の開発動向と応用展開
  • 第4章 UV硬化ランプシステムに関わる照射技術と装置事例
  • 第5章 光硬化型材料の硬化とその評価

【第2部】 UV硬化樹脂の利用用途の広がりと最近の市場・技術トレンド

  • 第1章 UV硬化技術の歴史と利用用途の広がりおよび今後の展望
  • 第2章 塗料・コーティング用UV硬化樹脂の開発動向
  • 第3章 インクジェット用UV硬化型インクの開発動向
  • 第4章 接着剤用UV硬化樹脂の開発動向
    • 第1節 UV硬化型接着剤の基礎とその評価
    • 第2節 UV硬化型接着剤用ウレタンアクリレートの開発事例
  • 第5章 UV硬化樹脂のナノインプリントへの応用
  • 第6章 3Dプリンター用UV硬化樹脂の開発動向
    • 第1節 「3Dプリンター」用途での光硬化性樹脂の開発動向
    • 第2節 光造形3Dゲルプリンティング技術の開発動向

【第1部】 UV硬化樹脂に関わる材料・硬化技術

  • 第1章 UV硬化技術の構成要素、解析手法とその評価および技術課題
    • 1. UV硬化技術とは
    • 2. UV硬化技術の構成要素
      • 2.1 光源
      • 2.2 反応機構から見た硬化過程と材料
        • 2.2.1 ラジカル型
        • 2.2.2 カチオン型
        • 2.2.3 アニオン型
      • 2.3 光重合開始剤
        • 2.3.1 光ラジカル発生剤
        • 2.3.2 光酸発生剤
        • 2.3.3 光塩基発生剤
    • 3. UV硬化反応過程の解析法と硬化物特性の評価法
      • 3.1 UV硬化反応過程の解析法
      • 3.2 硬化物の特性評価法
    • 4. UV硬化技術が抱える課題
      • 4.1 光源と開始剤のマッチング
      • 4.2 硬化阻害
      • 4.3 硬化収縮
      • 4.4 厚膜や着色膜の硬化
    • 5. 今後の展望

※完全な目次はこちらに掲載しきれないため、一部抜粋となっています。詳細は書籍をご覧ください。

※詳細な目次はこちらをご覧ください。

執筆者一覧

白井 正充

大阪府立大学

大城戸 正治

(株)大城戸化学研究所

池田 順一

共栄社化学(株)

藤井 雅彦

inkcube.org

有光 晃二

東京理科大学

陶山 寛志

大阪府立大学

青木 大亮

東京理科大学

平井 義彦

大阪府立大学

須賀 健雄

早稲田大学

萩原 恒夫

横浜国立大学

河村 紀代子

へレウス(株)

佐藤 洋輔

山形大学

足利 一男

へレウス(株)

渡邉 洋輔

山形大学

佐々木 裕

東亞合成(株)

川上 勝

山形大学

桐原 修

(株)HAEWON T&D

古川 英光

山形大学

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