熱分析の基礎、応用と測定・解析技術
熱分析の基礎、応用と測定・解析技術
~基本的な知識、原理と業務で役立つノウハウ~
トラブルシューティング、より多くの情報を得る最新熱分析法の活用
開催日時
ライブ配信:
2025年12月5日(金) 10:30~16:30
アーカイブ配信:
2025年12月22日(月)まで受付
(視聴期間: 12/22~1/9)
受講料
通常価格: 55,000円(税込)
E-Mail案内登録価格: 52,250円(税込)
早期申込割引: 35,200円(税込)
※開催月の2ヵ月前の月末まで
2名同時申込で1名無料
2名で55,000円(各種条件あり)
配信形式
ライブ配信(Zoom)
アーカイブ配信
製本資料付き
(開催日の5日前に発送)
セミナー概要
微少量の試料で簡便に様々な実験条件下で物質の熱的性質の特徴を迅速に調べることができる熱分析を基礎から平易に解説します。
一見単純に見えても測定や解析の仕方によって様々な情報をもたらす熱分析データ。その複雑なデータを正しく解釈するために、各種熱分析の特徴と測定法の基礎を正しく理解し整理していただきます。
対象となる熱分析手法:
- 熱機械分析(Thermo Mechanical Analysis / TMA)
- 熱重量分析(Thermogravimetry / TG)
- 示差熱分析(Differential Thermal Analysis / DTA)
- 示差走査熱量測定(Differential Scanning Calorimetry / DSC)
講師紹介
東京科学大学 大学院 非常勤講師
専門: 熱分析・熱物性・反応物理化学
活動: 熱分析と熱物性手法、装置からアプリケーション開発まで幅広い分野の担当業務に携わっており、国内外の分析分野を中心とした学協会において、講師を歴任、数多くの発表や受賞歴を持っております。
2016年~現在、東京科学大学大学院非常勤講師として講義を担当。
プログラム詳細
1. はじめに
2. 熱分析の基礎
- 2.1 種類
- 2.2 定義・原理
3. DSCの条件
- 3.1 測定条件の設定
- 3.2 測定条件の影響など
4. TG-DTAの測定
- 4.1 測定条件の設定
- 4.2 測定条件の影響など
5. TMAの測定
- 5.1 測定条件の設定
- 5.2 測定条件の影響など
6. 必要な情報をどのように得るか?
~データ解釈の基礎と知っておくべきポイント~
- 6.1 DSCの解析、基本、解析例など
- 6.2 TG-DTAの解析、基本、解析例など
- 6.3 TMAの解析、基本、解析例など
7. 測定条件の設定ノウハウ
- 7.1 測定温度範囲
- 7.2 試料容器
- 7.3 サンプリング
- 7.4 試料量
- 7.5 基準試料
- 7.6 昇温速度
- 7.7 測定雰囲気
8. 変化の内容と、より多くの情報を得るための最新熱分析法の活用
- 8.1 試料観察熱分析
- 8.2 複合熱分析手法
- 8.2.1 TG-MS
- 8.2.2 TG-FTIR
- 8.2.3 XRD-DSC
- 8.3 湿度制御熱分析
- 8.4 温度変調DSC法
- 8.5 試料制御熱分析法
9. 装置を使用する際の注意点と保守管理
10. 装置校正(キャリブレーション)
11. 装置校正と装置チェック
- 11.1 装置校正用標準物質
- 11.2 熱分析装置のトレーサビリティー
- 11.3 トラブルシューティング
- 11.4 各装置における異常データの原因と解決法
12. 熱分析ケーススタディ
(劣化解析・サンプルの熱履歴・良品/不良品解析など)
13. 質疑応答
お問い合わせ
株式会社イーコンプレス 丁田
〒630-0244 奈良県生駒市東松ヶ丘1-2 奥田第一ビル102