化粧品の品質確保の為の微生物制御と防腐剤削減・パラベンフリー・防腐剤フリーを目指した防腐処方設計のポイント
化粧品の品質確保の為の微生物制御と
防腐剤削減・パラベンフリー・防腐剤フリーを目指した
防腐処方設計のポイント
正しい知識を身に付けて、微生物汚染から化粧品を守るために!
微生物評価に用いる各種試験法と製品の微生物制御、
適切な防腐処方設計について、基礎から実務のポイントまで学べます。
開催日時
2025年12月23日(火)
10:30~15:30
開催形式
オンライン配信
(Zoom Live配信)
受講料
52,250円(税込)
E-Mail案内登録価格: 49,610円
講師紹介
目片 秀明 氏
株式会社マンダム
先端技術研究所 微生物・分析研究グループ・主幹
略歴
2013年3月 株式会社マンダム入社~現在至る
微生物評価担当
主な業務
化粧品開発における微生物評価と新規抗菌成分の探索
業界での関連活動
- 2011年7月~2012年10月 日本化粧品工業会 微生物部会 委員
- 2015年~現在至る 日本防菌防黴学会 編集委員
- 2023年4月~現在に至る 日本防菌防黴学会 実空間衛生研究部会 運営委員
最近の主な研究
- Enhanced Antifungal Effects of a Combination of Decylene Glycol and 1,2-Heptanediol in Cosmetic Preservation Systems
- 抗ウイルス効果に及ぼす1,2-アルカンジオールの影響
セミナー概要
化粧品開発において、微生物汚染対策は製品の品質と安全性を確保するうえで極めて重要です。
最初に化粧品開発における微生物評価の全体像を概観し、使用される各種試験法についてご紹介します。また、実際に発生した微生物汚染事例をもとに、汚染を未然に防ぐための評価手法や、防腐処方設計において防腐技術者が重視すべきポイントについても具体的にご説明します。
次に、頻用される防腐剤の種類・特性および処方上の注意点と、防腐剤フリー・パラベンフリー化粧品の開発における処方設計時の利点を整理してご紹介します。
最後に、防腐処方設計の実務において重要となる「防腐成分の構造的特徴の理解」と「成分特性に基づいた適切な選択」の考え方について、最新の知見も交えながら解説いたします。
このセミナーで得られる知識
微生物試験法の理解
各種試験法の原理や選択基準を理解し、自社製品に最適な評価方法を選定できるようになります
保存効力試験の実施方法
日本薬局方およびISO基準に基づく試験の違い・注意点を具体的に理解
汚染事例からの学び
実際の微生物汚染事例を通じて、現場で起こりうるリスクへの対応力と予防策の立案が可能に
製品タイプ別の制御方法
容器や使用環境が異なる製品ごとに最適な微生物制御方法を設計できる技術を習得
国内外の最新法規制
ポジティブリストの内容を理解し、法令遵守した処方設計が可能に
防腐剤フリー・パラベンフリー開発
顧客ニーズに応じた新しい処方開発の進め方を理解
防腐成分の構造的理解
科学的根拠に基づいた成分選択や設計判断ができる力を習得
最新の防腐技術
抗真菌効果の高いアルカンジオール技術など、最新トレンドを把握
プログラム詳細
1. 化粧品開発における微生物リスクと防腐処方設計
- 微生物リスクとその重要性
- 防腐処方設計の役割
2. 微生物評価の全体像
- 微生物評価の流れとポイント
- 主な評価手法の概要
3. 代表的な微生物試験法の理解
- 微生物試験法の種類
- 品質保証のための試験法の選択基準
4. 保存効力試験の基礎と比較
- 保存効力試験の目的と重要性
- 第18改正日本薬局方の特徴
- ISO 11930:2019の特徴
- 両者の比較と留意点
- 試験法の限界
- 混合接種の可否
5. カビ抵抗性試験、防黴試験方法の解説
- カビ抵抗性試験
- 防黴試験
6. 汚染防御評価の解説
- 負荷試験
- 使用試験
7. 市場における微生物汚染事例と教訓
- 実際の汚染事例紹介
- 汚染防止のための対策
8. 製品タイプ別の微生物制御
- 製品ごとのリスク特性
- タイプ別制御ポイント(ボトル、ジャー容器、インバス製品、アウトバス製品等)
9. 微生物限度試験の解説
- 生菌数試験
- 特定微生物試験
10. 微生物保証に関する国内外の法規制
- 国内法規制の動向
- 海外法規制の動向
- ポジティブリストの活用
11. 主要防腐剤の種類と特性
- 頻用防腐剤の特徴
12. 化粧品の防腐処方設計の考え方
- 油/水への分配
- 水分活性
- pH
- 防腐力を高める成分
- 防腐力を低下させる成分
13. 化粧品に汎用される防腐剤と防腐剤代替成分の活用
- 現行の主要成分
- 代替成分使用のメリット
14. 防腐剤フリー・パラベンフリー化粧品の開発
- 防腐剤フリー処方設計の考え方とポイント
- 適切な成分選択のポイント
15. 防腐技術・処方設計の最新動向
- 抗真菌効果の高いアルカンジオール技術の紹介
質疑応答
こんな方におすすめ
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