導電性カーボンブラックの特性、選定、分散、配合技術
株式会社イーコンプライアンス
技術セミナー
代表的な導電性カーボンブラックであるアセチレンブラックを主体に解説
用途特性を向上するために必要な導電性メカニズムの理解、カーボンブラックの選定、配合・混練・混合プロセス等の分散技術を習得し、適切な使用で添加された材料の品質を最大限引き出すためのカーボンブラックの使用・活用テクニック、他微粉炭素の分散の考え方、実践方法を学びます。
このセミナーで学べること
アセチレンブラックの使用・活用テクニック
代表的な導電性カーボンブラックであるアセチレンブラックの適切な使用方法と活用のポイントを詳しく解説します。
カーボンブラックなどの微粉炭素の分散技術
微粉炭素の分散の考え方から実践方法まで、具体的な技術を習得できます。
リチウムイオン電池用導電材としての活用法
リチウムイオン電池の性能向上のための導電材の選定と配合技術を学びます。
受講対象者
✓ 製品開発に携わる技術者、研究担当者
✓ 研究所所長、マネジャー
✓ 事業企画部門などに在籍する技術出身担当者
セミナー内容
1. 導電性フィラーの現状
- 各種導電フィラーの位置づけ、炭素の多様性
2. カーボンブラックの特性と用途
2-1. 代表的な導電性カーボンブラック
- アセチレンブラック
- ケッチェンブラック
- ファーネスブラック
2-2. 製法と基本性状の関係について
- カーボンブラックの製法
- カーボンブラックの合成プロセス
- 3大基本特性(一次粒径、比表面積、OAN、揮発分)
- 結晶性、凝集形態、不純物、その他
2-3. 基本性状の評価方法
- 分析的手法
- 物性評価による方法
2-4. 導電性カーボンブラックの特性と用途
- CVケーブル、導電性シリコーン、ICトレー・シート、タイヤブラダー
- その他
2-5. 電池用途におけるカーボン系導電材の役割及びアセチレンブラックの適用
- リチウムイオン電池、鉛蓄電池、電気二重層キャパシター、燃料電池
- その他
3. カーボンブラックの導電性メカニズム
- 導電性メカニズム
- 導電性、分散性に影響を及ぼす因子
4. カーボンブラックの最適活用・配合術
4-1. アセチレンブラックの代表的品種、特殊なアセチレンブラック
- 粉状品、プレス品、粒状品
- 高比表面積品、低比表面積品
- 改質品(高結晶化、官能基付与など)
4-2. アセチレンブラックのリチウムイオン電池の導電材の用途別活用例
- リチウムイオン電池の技術トレンド
- 正極における導電材としての活用事例
- 負極における導電材としての活用事例
5. リチウムイオン電池の電極プロセスを事例にしたアセチレンブラックの分散技術
- 用途における分散の定義及び工程分散について
- 小粒径アセチレンブラックの活用術(混練工程における工夫、分散液化技術、易分散化技術)
- 分散の新しい評価技術(電極スラリーにおける電気化学的分散評価の取り組み)
6. アセチレンブラックとカーボンナノチューブ(MWCNT)との併用事例
6-1. リチウムイオン電池用途
- カーボンナノチューブ(MWCNT)について
- アセチレンブラックとカーボンナノチューブの併用・複合化事例
6-2. コンパウンド用途における併用事例
7. 次世代アセチレンブラックへの課題と対応
- リチウムイオン電池用途の導電材としての課題(急速充電特性の改善、厚膜化への適用)
- 電気化学分野におけるアセチレンブラックの展望
- まとめ
質疑応答
受講料
通常価格
49,500円(税込)
定価:本体45,000円+税4,500円
お得
E-Mail案内登録価格
46,970円(税込)
定価:本体42,700円+税4,270円
配布資料:PDFデータ(印刷可・編集不可)
ライブ配信受講は開催2日前を目安にS&T会員のマイページよりダウンロード可
アーカイブ配信受講は配信開始日からダウンロード可
ライブ配信受講は開催2日前を目安にS&T会員のマイページよりダウンロード可
アーカイブ配信受講は配信開始日からダウンロード可
お申し込みはこちら
お問い合わせ
株式会社イーコンプライアンス 丁田
〒630-0244 奈良県生駒市東松ヶ丘1-2 奥田第一ビル102