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マイクロ波プロセスの基礎と 産業導入における技術課題・トラブル対策






マイクロ波プロセスセミナー | 株式会社イーコンプライアンス

2026年7月16日(木) 開催

マイクロ波プロセスの基礎と
産業導入における技術課題・トラブル対策

~加熱原理・特性から装置構成・概要・スケールアップ試験まで~
~プロセス高速化や実用化判断に向けて役立つ1講~

今すぐ申し込む

5月31日までの早期お申込みで特別割引!

注目の応用分野

ケミカルリサイクル

バイオマス再資源化

製鉄反応の高速・低温プロセス化

高温材料プロセス

多様な材料・化学プロセスで応用研究・実証が進むマイクロ波プロセスについて、その特徴・魅力・適用可能性を具体例とともに紹介。

セミナーの特徴

基礎から実践まで

加熱原理・特性から装置設計・スケールアップまで体系的に解説

現場のトラブル対策

熱暴走、ホットスポット、放電など頻発する課題の原因と対策

企業との共同研究実績

講師が企業との共同研究やコンサルで得た「現場の知見」を提供

実用化判断に役立つ

コスト試算例、装置比較、特許戦略まで実務的な内容

セミナー概要

ケミカルリサイクル、バイオマス再資源化、製鉄反応の高速・低温プロセス化など、多様な材料・化学プロセスで応用研究・実証が進むマイクロ波プロセスについて、その特徴・魅力・適用可能性を具体例とともに紹介します。

実務に直結する内容

講師が企業との共同研究やコンサルで得た「現場の知見」をもとに、適用時に直面しやすい課題と対策を解説!

  • 熱暴走、ホットスポット、温度分布ムラ、放電など、現場で頻発しやすい技術トラブルの原因と対策
  • 加熱工学・電磁気学の視点から分かりやすく整理
  • 導入判断や実装の前に押さえておくべきポイント

こんな方におすすめ

  • これからマイクロ波加熱の導入を検討する方
  • 既に導入済みで課題解決を図りたい方
  • 加熱炉開発に携わる方
  • 化学プロセスの高速化・省エネ化を図りたい方
  • カーボンニュートラルに向けた新技術を探している方

ラボ試験機の比較、コスト試算例、装置構成・スケールアップの考え方、特許の考え方にも触れていきます。

講師紹介

樫村 京一郎 博士(工学)

中部大学 工学部 准教授

専門:マイクロ波プロセス、古典熱力学、統計熱力学、伝熱工学

経歴

  • 2013年4月: 京都大学 生存圏研究所 特任助教
  • 2014年4月~: 中部大学 工学部 講師
  • 2020年4月~: 中部大学 工学部 准教授(現職)

現在の主な活動

  • 材料・加熱メーカー 技術指導(契約)
  • 2024年~: 理化学研究所 環境資源科学研究センター 客員主幹研究員
  • 2025年4月~: 京都大学 生存圏研究所、先進素材開発解析システム共同利用・共同研究専門委員会 委員

学会活動

  • 2014年8月~2015年、2020年~2023年4月: 電磁波エネルギー応用学会 理事
  • 2017年~: 学振 188委員会 幹事
  • 2017年~: 日本鉄鋼協会 電磁波プロセシングGr. 主査
  • 2019年~: 電磁波エネルギー応用学会 理事
  • 2018年~: IEEE Nagoya Chapter Treasure

受賞歴

  • 2016年: JEMEA 進歩賞(マイクロ波法によるアスベスト含有スレート瓦の無害化技術)
  • その他、学生研究優秀発表賞など複数受賞

著書・解説記事(一部)

  • 「光・電波・電磁波の基本と応用がよくわかる本」オーム社 2021
  • 「最新 マイクロ波エネルギーと応用技術」産業技術サービスセンター(編集委員)2014
  • 「マイクロ波加熱の基礎と産業応用事例」CNC出版 2017
  • 化学工学誌、機能材料、金属、ケミカルエンジニヤリング等に多数の解説記事を執筆

企業との共同研究やコンサルティングを通じて、実用化に向けた豊富な実績と知見を持つマイクロ波プロセスの第一人者です。

プログラム詳細

1.マイクロ波プロセスの魅力と応用事例

1.1 加熱技術としてのマイクロ波

  • 1.1.1 高速加熱
  • 1.1.2 内部加熱
  • 1.1.3 選択加熱

1.2 製鉄反応の高速・低温プロセス化 ~高速加熱の応用例

  • 1.2.1 研究背景 ~問題設定~
  • 1.2.2 マイクロ波製鉄の原理
  • 1.2.3 スケールアップ試験と装置概要
  • 1.2.4 マイクロ波製鉄の課題

1.3 スレート瓦のアスベスト無害化 ~内部加熱の応用例

  • 1.3.1 研究背景 ~問題設定~
  • 1.3.2 マイクロ波によるアスベスト高速無害化法の原理
  • 1.3.3 アスベスト無害化プロセスの改善点
  • 1.3.4 マイクロ波ロータリーキルンと問題点と課題

1.4 エネルギー操作による化学反応制御 ~選択加熱の応用展開へ向けた展望

  • 1.4.1 マイクロ波吸収特性と選択加熱
  • 1.4.2 選択加熱を利用した反応高速化の報告事例

1.5 バイオマスの再生資源化への応用 ~マイクロ波加熱による反応高速化

  • 1.5.1 電磁波に励起された分解反応と分解反応高速化
  • 1.5.2 電磁波加熱における固液各相の温度分布

2.マイクロ波プロセスに関する基礎知識と諸問題への対応

現場で頻発するトラブルとその対策を詳しく解説

2.1 よくある問題とその概要

2.2 熱暴走によるプロセス不安定性~加熱対象の温度が上がりすぎてしまう、など

  • 2.2.1 ホットスポットと熱暴走
  • 2.2.2 伝熱工学の観点からのホットスポット
  • 2.2.3 ホットスポット対策事例

2.3 マイクロ波によるエネルギー操作設計のアプローチ ~マイクロ波で加熱できない、など

  • 2.3.1 マイクロ波加熱装置の問題
  • 2.3.2 材料吸収特性と傾向
  • 2.3.3 補助加熱とプロセス設計
  • 2.3.4 マイクロ波照射系とるつぼ選定 ~空洞共振器をはじめとした事例

2.4 放電現象 ~放電が生じてしまう、など

  • 2.4.1 プラズマの性質と雰囲気ガス
  • 2.4.2 電離電圧と真空度
  • 2.4.3 雰囲気の改善による対策

2.5 温度分布制御へのアプローチ

  • 2.5.1 電磁制御による温度分布制御
  • 2.5.2 熱制御による温度分布制御
  • 2.5.3 物質移動による温度分布制御

2.6 ケミカルリサイクルとマイクロ波加熱

  • 2.6.1 ケミカルリサイクルと産業電化
  • 2.6.2 マイクロ波加熱によるケミカルリサイクルのメリデリ
  • 2.6.3 国内外の研究動向

2.7 様々な問題と対応策の紹介

(事前の質問に対する回答)

3.マイクロ波加熱のプロセス応用

実用化に向けた具体的な検討方法

3.1 マイクロ波加熱を検討するための準備

  • 3.1.1 マイクロ波加熱の実用化事例
  • 3.1.2 実用化への判断指標
  • 3.1.3 迅速加熱・内部加熱とプロセス時間
  • 3.1.4 改善例のコスト試算例

3.2 各社が販売するラボ試験機の比較

3.3 マイクロ波加熱炉の組み上げ(ラボ試験)

3.4 半導体発振器とマグネトロン発振器

3.5 特許戦略について

4.マイクロ波加熱による新しい化学反応の報告

4.1 マイクロ波効果

4.2 Dudley-Kappe論争

4.3 新しい化学反応と提案モデル

4.4 マイクロ波加熱工業応用のこれから

受講で得られる知識・スキル

基礎知識の習得

マイクロ波加熱の基礎知識と加熱原理を体系的に理解

実問題への対処法

熱暴走、ホットスポット、放電など現場トラブルの対策法

適用可能性の判断

電磁加熱技術の可能性と適用限界を理解

実用化のノウハウ

装置設計、コスト試算、特許戦略など実務的知識

開催概要

日時 2026年7月16日(木)10:30~16:30
会場 【Live配信】Zoomによるオンライン配信
【アーカイブ配信】7月17日(金)PM~7月24日(金)視聴可能
※会社・自宅にいながら受講可能です
受講料 55,000円(税込)
※E-Mail案内登録価格: 52,250円(税込)
※早期申込割引(5月31日まで):35,200円(税込)
※1名受講限定(6月1日以降):44,000円(税込)
配布資料 PDFテキスト(印刷可)
※開催2日前を目安に、マイページよりダウンロード可
対象者 ・マイクロ波化学の応用を検討している企業の技術者・研究者
・マイクロ波加熱技術を自社技術としたい技術者・研究者
・加熱や乾燥等の化学工学プロセスの従事者で現課題の克服をしたいと考えている方
・焼成・化学反応を高速化することでプロセスコスト削減を図りたい方
・高温物質プロセスでの加熱炉開発に携わっている方
・マイクロ波加熱炉を設計したい方

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