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導電性複合材料の開発のための フィラー選定・配合/分散・改質・複合技術






導電性複合材料の開発のための フィラー選定・配合/分散・改質・複合技術 | イーコンプライアンス

導電性複合材料の開発のための
フィラー選定・配合/分散・改質・複合技術

~フィラー分散・表面改質・パーコレーション現象の基礎と導電機構、評価手法~

~カーボン・金属・MXene・導電性ポリマーの特徴と最適化、歪センサー応用まで~

導電性コンポジットの開発に不可欠なフィラーの分散と導電ネットワーク形成を、
パーコレーション理論を基盤に解説

開催日
2025年12月17日(水) 10:30~16:30
受講形式
Live配信受講(アーカイブ配信付)
アーカイブ配信
視聴期間:終了翌営業日から7日間[12/18~12/24予定]
配布資料
製本テキスト(開催日の4、5日前に発送予定)

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セミナー概要

導電性コンポジットの開発に不可欠なフィラーの分散と導電ネットワーク形成を、パーコレーション理論を基盤に解説します。カーボン、CNT、グラフェン、金属、MXeneなど幅広いフィラーの特徴や改質手法を紹介し、導電特性の最適化と応用展開、さらに、注目の歪センサー応用についても解説します。

キーワード

導電性フィラー
パーコレーション
ダブルパーコレーション
閾値
分散性
カーボンブラック
カーボンナノチューブ
グラフェン
液体金属
MXene
導電性ポリマー

講師紹介

小林 元康 氏

小林技術士事務所 所長 / 技術士(化学部門)

専門分野

導電性高分子、導電性ポリマーコンポジット

経歴

  • 昭和41年 大手化学会社入社
  • 中央研究所においてポリオレフィン樹脂、ノルボルネン樹脂、光硬化樹脂の研究・開発に従事
  • 約10年間にわたり導電性高分子の開発を担当し、電池・コンデンサなどのエレクトロニクス部品の開発業務に従事
  • 総合研究所有機材料研究部長、本社・品質保証部長を歴任
  • 平成12年 小林技術士事務所開設

兼務歴

  • 横浜国大・産学共同研究推進センター・客員教授
  • 東京工芸大学 非常勤講師
  • 神奈川工科大学 非常勤講師

導電性高分子の開発分野で豊富な実務経験を持ち、大学での教育にも従事してきた実績のある専門家です。

得られる知識

📊

パーコレーション現象

導電性複合材料における基本原理と閾値の理解

🔬

フィラーの分散性

フィラーの分散性と導電性発現の機構の詳細

低閾値コンポジット

低い閾値を持ったコンポジットの製造法

📡

歪センサー応用

導電性コンポジットの歪センサーへの応用展開

こんな方におすすめ

  • 導電性複合材料の開発に携わる研究者・技術者
  • フィラー選定と分散技術を学びたい方
  • カーボンナノチューブ、グラフェンなどの先端材料を扱う方
  • エレクトロニクス部品の材料開発担当者
  • 導電性材料のパーコレーション現象を理解したい方
  • 歪センサー、ウェアラブルデバイス向け材料開発者
  • 高分子材料の表面改質技術に関心のある方
  • 新規導電性フィラー(MXeneなど)の応用を検討している方

必要とされる予備知識

高分子に関する基礎知識

プログラム

1. 導電性複合材料の基礎

  • 1.1 パーコレーション現象について
  • 1.2 ポリマーの種類と特性

2. 導電性フィラー配合樹脂の導電機構モデル

  • 2.1 統計的パーコレーションモデル
  • 2.2 General Effective Media (GEM) モデル
  • 2.3 熱力学的パーコレーションモデル
  • 2.4 動的パーコレーションモデル
  • 2.5 Interparticle Distance (IPD) Model
  • 2.6 ハイブリッドフィラー系の閾値予測

3. フィラー粒子間の導電機構

  • 3.1 直接接触モデル
  • 3.2 被膜介在モデル(トンネル伝導モデル)

4. 導電性フィラーの表面改質法と分散性

  • 4.1 シランカップリング剤による改質
  • 4.2 ポリマーグラフトによる改善
  • 4.3 その他の表面改質法

5. ポリマーブレンド系での導電性フィラーの選択的局在化

  • 5.1 ダブルパーコレーションとYoungの式
  • 5.2 2成分ポリマーブレンド系でのフィラーの偏在

6. 自己組織化導電ネットワーク形成系

  • 6.1 PMMA/HDPE/気相法炭素繊維系コンポジット
  • 6.2 有機モンモリロナイト添加Nylon/CB系コンポジット

7. Explosive Percolation:特徴とメカニズム

8. 導電性フィラー配合樹脂の分散性評価法

  • 8.1 画像統計解析
  • 8.2 森下指数法

9. カーボン系フィラーの特徴と配合樹脂の特性

  • 9.1 カーボンブラック
  • 9.2 グラファイト
  • 9.3 炭素繊維
  • 9.4 気相法炭素繊維
  • 9.5 カーボンナノチューブ
  • 9.6 グラフェン

10. 金属フィラーの特徴と配合樹脂の特性

11. 新規導電性フィラーの特徴と配合樹脂の特性

  • 11.1 液体金属
  • 11.2 MXene
  • 11.3 導電性ポリマー

12. 導電性コンポジットの歪センサーへの応用

13. まとめ

□質疑応答□

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導電性複合材料開発の実践的な知識を1日で習得できます。
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