シリカナノ粒子の合成と化学修飾による高機能化
講師紹介
中原
中原 佳夫 氏
和歌山大学 システム工学部 准教授
専門分野
分析化学、ナノ材料化学（特に溶媒分散系におけるシリカナノ粒子の化学修飾）
主な経歴
- 2005年3月 大阪大学大学院工学研究科分子化学専攻博士後期課程修了 博士（工学）
- 2005年4月 先端医療振興財団細胞組織工学研究グループ 研究員
- 2006年4月 和歌山大学システム工学部精密物質学科 助手
- 2013年4月 和歌山大学システム工学部精密物質学科 准教授
- 2017年8-9月 パデュー大学薬学部 客員研究員
受賞歴
- 近畿分析化学技術研究奨励賞（2016年）
- Outstanding Reviewer Award in Analytical Sciences（2019年）
セミナー概要
シリカナノ粒子（コロイダルシリカ）とは、二酸化ケイ素から構成される数十から数百nmの大きさの球状粒子のことであり、粒径制御が容易で絶縁性や機械的強度に優れていることから、基礎研究から産業界まで幅広く利用されています。
基礎から実践まで
ナノ粒子の科学からシリカナノ粒子の特徴、合成法の基礎まで体系的に学べます
粒径制御技術
水ガラス法、ストーバー法、逆ミセル法など様々な合成法と粒径制御手法を解説
機能化技術
化学吸着・物理吸着による機能化から金属被覆まで実用的な技術を習得
受講料
1名受講
¥55,000
（税込）
（税込）
本体 50,000円 + 税 5,000円
おすすめ
2名同時申込
¥55,000
（税込）
（税込）
1名あたり 27,500円
1名分無料
※2名様ともE-mail案内登録が必須
3名以上
¥82,500
（税込・3名）
（税込・3名）
1名追加ごとに 27,500円
※全員E-mail案内登録が必須
受講内容
- ライブ配信（Zoom）での受講
- 見逃し配信（セミナー終了後1週間視聴可能）
- PDFテキスト（印刷可・編集不可）
習得できる知識
01
溶媒に良分散するシリカナノ粒子を合成するための一般的な考え方
02
一般的なシリカナノ粒子や空隙部を有するシリカナノ粒子の合成法
03
金属および金属酸化物のシリカナノ粒子への被覆法
04
化学吸着および物理吸着によるシリカナノ粒子の機能化法
プログラム
1
始めに
2
ナノ粒子の科学
- シリカナノ粒子の特徴
- ナノ粒子合成の科学（ラメールのダイヤグラム）
- ナノ粒子の粒径制御
- ナノ粒子分散の科学（DLVO理論）
3
一般的なシリカナノ粒子の合成法と粒径制御
- 水ガラス法
- ストーバー法
- 逆ミセル法
- シード媒介成長法
4
空隙部を有するシリカナノ粒子の合成法
- メソポーラスシリカナノ粒子
- ラトル型シリカナノ粒子
- 中空シリカナノ粒子
5
金属および金属酸化物のシリカナノ粒子への被覆
- 化学還元法
- ゾルーゲル法
- 液相析出法
6
化学吸着によるシリカナノ粒子の機能化
- ストーバー法（内部修飾）
- 逆ミセル法（内部修飾）
- シード媒介成長法（表面修飾）
- シランカップリング剤修飾（表面修飾）
7
物理吸着によるシリカナノ粒子の機能化
- ストーバー法（内部修飾）
- 逆ミセル法（内部修飾）
- シード媒介成長法（表面修飾）
- 高分子修飾（表面修飾）
8
終わりに・質疑応答
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