<ダイを用いた精密塗布・塗工のトラブル対策へ> ダイ塗布プロセスの欠陥メカニズム・課題と対策
セミナー概要
近年、ダイを用いた塗布は塗工精度や繰り返し安定性に優れ、全量塗布できることなどからポピュラーになってきています。しかしながら、ダイ塗布では操作できる塗工条件に制約があり、それを越えると欠陥を生じます。
このような塗布現象を理解するためには、粘度、表面張力、分子間力(濡れ性)といった塗布液物性の意味を理解することと、ダイから気液接触点までの簡単な流動モデルを理解することが必要です。本セミナーでは、基礎的な知見を実務上極めて重要な欠陥対策に活かし、ダイ塗布のみならずロール塗布、ブレード塗布などにも共通する塗布欠陥に対して、発生メカニズムに基づいた対応できるアプローチを提供します。
講師紹介
宮本 公明(みやもと きみあき)氏
元・富士フイルム株式会社 フェロー
上席化学工学技師
略歴
- 富士フイルム株式会社 足柄工場に入社配属
- ミネソタ大学に留学(空気同伴現象の理論解析を研究)
- 富士フイルム株式会社 生産技術部に配属
- アメリカ工場に駐在
- 富士フイルム株式会社 先端研究所 フェロー、上席化学工学技師として従事
- 40年に渡り、塗布の基礎研究/開発研究と種々の材料の塗布の実務に従事
塗布技術の第一線で40年以上の経験を有するスペシャリスト。基礎理論と実務経験を兼ね備えており、塗布欠陥のメカニズムから対策までを体系的に解説できる数少ない講師の一人です。
このセミナーで得られる知識
💧 塗布液物性の理解
粘度、表面張力、分子間力(濡れ性)などの塗布液物性の意味と測定法を習得します。
⚙️ ダイ塗布の基本
スロット、スライド、カーテン塗布の最大・最小塗布量の計算方法と発現メカニズムを理解します。
🎯 欠陥メカニズムの把握
8種類の代表的な塗布欠陥の発生メカニズムを詳細に学習します。
🛠️ 実践的対策能力
欠陥対策事例から類似トラブルへの対応力を養成します。
🔬 応用技術の実例
粒子分散物塗膜の構造形成や親水撥水パターニングの例を学びます。
📊 問題解決アプローチ
発生メカニズムに基づいた体系的なトラブル対応スキルを習得します。
対象者
- ✓ ダイコーティングに関わるエンジニア・技術者
- ✓ 塗布欠陥に困っている製造現場の技術者
- ✓ 塗布プロセスの品質向上を目指す方
- ✓ 塗布液物性を学びたい研究開発担当者
- ✓ ロール塗布やブレード塗布に携わる技術者
- ✓ 塗布に関する基礎知識を体系的に学びたい方
セミナー講演内容
得られる知識・技術
- 塗布液物性の意味、効果と測定法の基礎知識
- ダイ塗布の特徴やスロット、スライド、カーテン塗布の最大/最小塗布量の計算方法と発現メカニズム
- ダイ塗布を応用した粒子分散物塗膜の構造形成や親水撥水パターニングによるパターン形成の例
- 代表的な8種の塗布欠陥カテゴリーについて発生メカニズムと対策例から類似トラブルへの対応力
1. 塗布って何だろう
定義に則した関連する塗布液物性
2. 種々の塗布方式の歴史から見た塗布機の要素機能とダイ塗布の優位性
時代と共に機能が分化してダイ塗布にたどり着いた
3. ダイ塗布の特徴は塗布量定量性
種々の塗布方式の比較とダイ塗布の基本
4. 粘度の定義は剪断応力の比例定数だけではない!
粘度、非ニュートン性の塗布に現れる意味と測定方法
5. 表面張力の定義は液面の張力だけではない!
表面張力やその動的値の意味と測定方法
6. 分子間力が濡れ性を決める
分散力成分の測定と固液の接触角の推算
7. 種々のダイ塗布方式は一つのファミリーだが・・・
8. 種々のダイ塗布の限界塗布量を決めるメカニズムは異なる
スロット塗布、スライド塗布、カーテン塗布の最大、最小塗布膜厚
9. ダイ塗布方式には3種類しか存在しないことが証明できる!
10. 機能性材料では粒子の好ましい配向制御が必要!
塗布後の粒子の構造形成のメカニズム
11. 親疎水パターニングでは分子間力の差が問題
分子間力が液をはじくメカニズム
12. 塗布欠陥の対策は、差別点による特徴付けから!
13. 欠陥対策は主原因を取り除くことだけではない!
代表的な8種の塗布欠陥と対策
14. リビング
ほとんど全ての塗布方式で発生する!
15. 空気同伴
全ての高速塗布での最大の問題
16. レベリング
支持体の凹凸が解消できなければ!
17. 段ムラ
原因はさまざま!
18. 風ムラ
要因効果に着目!
19. ウィーピングとリブレット
液の流動と表面張力の相互作用
20. スジ
発生箇所もさまざま!
21. ハジキ
分子間力の仕業ではあるが・・・
※ セミナー終了後、質疑応答の時間を設けます。
受講形式と開催日程
📡 ライブ配信
2026年3月26日(木)
13:00~16:30
Zoom によるリアルタイム配信
📹 見逃し配信(アーカイブ)
2026年3月27日(金)~4月2日(木)
期間内は何度でも視聴可能
★ ライブ配信受講に加えて、見逃し配信(アーカイブ)でも1週間視聴できます ★
見逃し配信受講のみの受講も可能です
受講料金
【 2 名 同 時 申 込 で 1 名 無 料 】対 象 セ ミ ナ ー
テレワーク応援キャンペーン【オンライン配信セミナー1名受講限定】
通常価格
49,500円
(税込)
本体45,000円+税4,500円
2名同時申込
49,500円
(1名分無料)
1名当たり24,750円
(2名ともE-Mail案内登録必須)
3名以上申込
74,250円~
(3名の場合)
1名当たり24,750円
(3名ともE-Mail案内登録必須)
テレワーク応援キャンペーン
39,600円
(1名受講)
E-Mail案内登録価格:37,840円
※ オンライン配信セミナー受講限定
割引特典について:
- E-Mail案内登録で、2名同時申込みで1名分無料の適用条件あり
- 複数名での申込みが可能です(E-Mail案内登録必須)
- テレワーク応援キャンペーンは他の割引と併用できません
配布資料:製本テキスト(開催日の4、5日前に発送予定)
受講方法:Zoom によるオンライン配信
特典:ライブ配信受講に加えて、見逃し配信(アーカイブ)でも1週間視聴できます
セミナーの特徴
業界の第一線の専門家
40年以上の塗布技術の実務経験と基礎研究を兼ね備えた富士フイルムの元フェロー。
理論と実務の融合
基礎理論から実践的な欠陥対策まで、包括的に学べます。
8種類の欠陥を網羅
代表的な塗布欠陥を体系的に学び、対応能力を養成。
見逃し配信付
ライブ配信のほか1週間の見逃し配信で、自分のペースで学習できます。
お問い合わせ
株式会社イーコンプレス
担当:丁田
住所
〒630-0244 奈良県生駒市東松ヶ丘1-2 奥田第一ビル102
上記よりお気軽にお問い合わせください。
ご参加に際しての注意事項
- 講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
- 開催日の概ね1週間前を目安に、最少催行人数に達していない場合、セミナーを中止することがございます。
- 製本テキストは開催日の4、5日前に発送予定です。開催まで4営業日~前日にお申込みの場合、資料の到着が開催日に間に合わないことがございます。Zoom上ではスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
- 見逃し配信の視聴期間は終了翌日から7日間を予定しています。
- 受講方法やZoomへの接続確認は、申込み前に必ずご確認ください。