【オンデマンド配信】 〔初級担当者にむけた〕 化学プロセスにおけるラボからのスケールアップ (反応・攪拌・晶析・濾過・乾燥・粉砕・工程別)の基礎と 事例集
【オンデマンド配信】〔初級担当者にむけた〕
化学プロセスにおけるラボからのスケールアップ
(反応・攪拌・晶析・濾過・乾燥・粉砕・工程別)の基礎と事例集
各工程(単位操作)のトラブル・改善事例、リスク管理、操作簡略化の考え方
開催形式
オンデマンド配信
オンデマンド配信
申込締切
2026年2月26日(木)
2026年2月26日(木)
視聴期間
申込日から10営業日後まで(期間中何度でも視聴可)
申込日から10営業日後まで(期間中何度でも視聴可)
映像時間
3時間00分
3時間00分
セミナーのポイント
- 反応、攪拌、洗浄・分液、抽出、濃縮、晶析、ろ過、乾燥など各工程での失敗事例を参考に化学プロセスのスケールアップの基礎とトラブルの対処法、防止法をわかりやすく解説
- 化学品を製品化する際に最も注意が必要な精製工程について、実際の工場生産で製造時間、製造工程を短縮できた(7日→3日)応用事例についても解説
- 初級担当者にもわかりやすい実践的な内容
こんな方におすすめ
化学プロセスのスケールアップ初級担当者
医薬品製造に携わる技術者
スケールアップでトラブルを経験した方
プロセス開発研究者
製造技術担当者
品質管理・QA担当者
セミナーの特徴
豊富な事例解説
実際の失敗事例から学ぶトラブル対策と防止法
工程別の詳細解説
反応、攪拌、晶析、濾過、乾燥など各工程のポイントを網羅
実践的な改善手法
7日→3日への製造時間短縮など具体的な成功事例
初級者にも分かりやすい
基礎から応用まで体系的に学べる構成
プログラム
1. バッチプロセスと単位操作
- 反応、攪拌、洗浄・分液、抽出、濃縮、晶析、ろ過、乾燥について
- 単位操作の要否の考え方
2. 小スケール(ラボ実験)とスケールアップ製造の違い、考え方
- ラボ、パイロット実験の進め方
- スケールアップ製造の考え方
3. スケールアップ製造の考え方(事例を参考に)
3.1 アミド化のプロセス:ラボ実験の結果を基にスケールアップしてみると
- ラボ実験と実際の製造(パイロット)の結果
- そこから考えられる問題点、課題
- 対応策、操作簡略化の考え方
3.2 予め危険性が予測されるプロセスのスケールアップ
- パラメータ設定の考え方
- 過酸化水素水を使用する酸化反応のプロセスのスケールアップ事例
4. 各工程(単位操作)のトラブル・改善事例、リスク管理
4.1 反応
- 反応条件の確認:特殊な条件(低温、高温、高圧、無水など)が無いか?
- 転移反応が原因でスケールアップできない。対応策とスケールアップ製造
- 反応生成物の安定性が悪くスケールアップ製造できない(例:硫酸エステル)
- 溶媒回収しないと採算が合わない → 溶媒回収できる反応条件に変更
4.2 攪拌
- 不均一反応(炭酸カリウムを使用するアルキル化反応)をスケールアップ
- ラボ実験と対応策
4.3 抽出、洗浄、分液
- 分液工程でエマルジョンが発生し工場生産が中断された事例
- 原因究明と対応策を講じることでエマルジョン発生が0となった方法
4.4 濃縮
- 中間体の熱安定性が悪く、濃縮操作を行うことができないプロセスのスケールアップ
- 濃縮終点の考え方
- 濃縮残渣の安全性評価
4.5 晶析
- 結晶多形の管理:1型(安定形)+2型(準安定形)の混晶となり、作り分けることができない事例とその後の対応策
- 強熱残分の管理が必要なプロセスをスケールアップしたら規格外の結果となった実験法とその対応策
- スケールアップに伴う粒子形の管理(攪拌羽根を変更したが)
4.6 ろ過
- スケールアップしたらクリーム状の結晶が析出し、遠心分離に2日間要した事例
- 対応法と改善策
- どうしても結晶化せず、結晶性(濾過性)良好なアセトニトリル和物に変換
4.7 乾燥
- 商用生産を開始したら水和物が副生し、乾燥時間が2倍(10時間→20時間)になった事例
- 溶媒和物の乾燥法(例:アセトニル和物:150℃に加熱してもアセトニトリルが除けない)と対応策
- 水和物の乾燥法
- 乾燥中に結晶形が変化(準安定形→安定形)。原因究明と対応策
- 乾燥中に精製溶媒とは別の新たな残留溶媒が副生。原因究明と対応策
4.8 精製(再結晶)工程
- 医薬品中間体を再結晶したら異性体が副生。確認実験と対応策
- 難溶性(再結晶できない)化合物の精製法
- 原薬の再結晶中に空気中の酸素と反応して微量の過酸化物が副生。原因究明と対応策
5. まとめ(改善事例を参考に)
- アミド化、加水分解、晶析、濾取、精製(再結晶)、乾燥工程の簡略化
- 工場生産で7日かかるプロセスを3日に短縮
質疑応答(セミナー質問フォームよりご質問ください)
講師紹介
丸橋 和夫 氏
株式会社三和ケミファ 医薬品事業部 統括本部長 薬学博士
医薬原薬・中間体などの化学プロセス開発とスケールアップに豊富な経験を持つ専門家です。バッチプロセスにおける各単位操作のトラブル対策と改善について、実践的な知識と技術を有しています。
セミナー趣旨
医薬原薬・中間体など化学品の生産プロセスはバッチプロセスが中心で、反応、攪拌、洗浄・分液、抽出、濃縮、晶析、ろ過、乾燥などの単位操作(工程)の組み合わせからなります。各単位操作(工程)にはそれぞれ特有の注意点があり、目的だけでなく、どのようなリスクがあるかも理解してラボ実験を行い、その結果を基にスケールアップ製造を行う必要があります。本セミナーでは、実際の失敗事例から学ぶトラブル対策と防止法を、わかりやすく解説します。
得られる知識
スケールアップの考え方とトラブルの原因と対策
受講料
E-Mail案内登録価格
46,970円(税込)
本体42,700円+税4,270円
定価
49,500円(税込)
本体45,000円+税4,500円
お得な割引特典
- 2名同時申込みで1名分無料!(2名で49,500円 / E-Mail案内登録必須)
- テレワーク応援キャンペーン(1名受講):39,600円(E-Mail案内登録価格:37,840円)
- 研修パック(3名以上受講):一人あたり19,800円(本体18,000円+税1,800円)
配布資料
PDFテキスト(印刷可・編集不可):弊社HPのマイページよりダウンロード可
※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
お問い合わせ
株式会社イーコンプレス 担当:丁田
〒630-0244 奈良県生駒市東松ヶ丘1-2 奥田第一ビル102