【防爆の基礎知識】 火災・爆発の未然防止にむけた 火災現象・防爆構造・防爆範囲の理解
火災・爆発の未然防止にむけた
火災現象・防爆構造・防爆範囲の理解
化学工場・プラントにおける自動化・DX化・スマート保安への更なる活用を期待される防爆機器の発展に
開催日時
Live配信
2025年12月16日(火)
10:30~16:45
アーカイブ配信
2026年1月13日(火)まで受付
視聴期間:1/13(火)~1/26(月)
受講形式
Zoomによるオンライン配信
Live配信またはアーカイブ配信を選択可能
受講料
55,000円(税込)
E-Mail案内登録価格:52,250円
セミナーの特徴
防爆エリアで使用可能な産業用ロボット、IoT機器、照明、その他電気機器の開発者、活用したいユーザ等、防爆機器に携わる研究者・技術者に向けたセミナー。
火災・爆発現象、電子機器の防爆構造、危険区域の緻密な設定を理解し、化学工場・プラントにおける自動化・DX化・スマート保安への更なる活用を期待される防爆機器の発展に貢献します。
講師紹介
第1部【10:30~12:00】
「火災、ガス爆発災害の燃焼現象としての理解とリスク低減策」(仮)
東京理科大学 創域理工学研究科 国際火災科学専攻 教授
土橋 律 氏
専門:安全工学、燃焼学
経歴:
- 1983年 東京大学 大学院 工学系研究科 反応化学専門課程 修了
- 1983年 富士写真フイルム(株)
- 1990年 東京大学工学部・工学系研究科 助手 講師、准教授を経て 教授(2005年)
- 2024年 東京理科大学 創域理工学研究科 国際火災科学専攻 教授
受賞:
- 日本火災学会賞(2013年)
- 日本燃焼学会論文賞(2014,2018年)
- 安全工学会 北川学術賞(2021年)
- 安全工学会論文賞(2014,2022年)
第2部【13:00~15:00】
「電気機器における防爆構造の理解」
工学院大学 工学部 電気電子工学科 准教授
市川 紀充 氏
専門:放電・静電気、ビル電気システム、電気安全(感電)
経歴:
- 2005年 東京農工大学大学院博士(後期)課程単位修得満期退学
- 2004年 日本学術振興会特別研究員
- (独)労働安全衛生総合研究所を経て、現在、工学院大学工学部電気電子工学科准教授
- 博士(工学)
電気設備学会から多数受賞、電気学会等からも複数賞を受賞。
第3部【15:15~16:45】
「精緻なリスク評価による防爆範囲の再評価」
(株)FPEC シニアコンサルタント
吉村 伸啓 氏
学歴:横浜国立大学工学部物質工学科(安全工学)卒
経歴:
- 1996~2006年 高圧ガス保安協会:コンビナート事業者認定制度審査業務、法令基準策定業務、海外実態調査業務など
- 2006~2008年 ズードケミー触媒(株)(現クラリアント触媒(株)):生産計画・管理、現場技術支援、量産化試験など
- 2009~2021年 MS&ADインターリスク総研:火災・爆発、事業中断リスクに関する調査、シミュレーション、コンサルティングなど
- 2021年より現職:危険区域の精緻なリスク評価、災害・防災シミュレーションなどのコンサルティング業務
企業側、行政側および第三者機関のそれぞれの立場から、産業保安分野における仕事に長年携わる。
プログラム詳細
【10:30~12:00】火災、ガス爆発災害の燃焼現象としての理解とリスク低減策(仮)
火災、ガス爆発災害は、燃焼現象により発生する災害である。したがって、これらの災害における燃焼現象を理解することで、的確に災害のリスク低減をはかることができる。燃焼現象と災害のシナリオ、リスク評価等について概説する。
1.燃焼現象の説明
- 1.1 燃焼現象とは
- 1.2 予混合火炎と拡散火炎
2.火災、ガス爆発災害の過程(シナリオ)とリスク
- 2.1 火災の過程(シナリオ)と発生可能性、被害の大きさ
- 2.2 ガス爆発災害の過程(シナリオ)と発生可能性、被害の大きさ
3.リスク評価とリスクの低減対策
- 3.1 火災のリスク評価に関係する特性値
- 3.2 ガス爆発災害のリスク評価に関係する特性値
- 3.3 リスク低減対策
4.まとめ
□ 質疑応答 □
【13:00~15:00】電気機器における防爆構造の理解
可燃性雰囲気で着火源があると、火災や爆発が起こり、多くの死傷災害が発生する可能性がある。この種の災害を防止するために、一般に防爆電気機器の使用が求められる。本講演では、各種防爆構造について詳しく解説する。
- 1.電気機器の防爆構造
- 2.耐圧防爆構造
- 3.内圧防爆構造
- 4.油入防爆構造
- 5.安全増防爆構造
- 6.本質安全防爆構造
- 7.樹脂充てん防爆構造
- 8.粉体充てん防爆構造
- 9.非点火防爆構造
- 10.特殊防爆構造
- 11.その他
□ 質疑応答 □
【15:15~16:45】精緻なリスク評価による防爆範囲の再評価
防爆範囲は、従来、危険物の取扱量、運転条件などに関わらず、一律に広く設定されていたが、定量的なリスク評価により合理的に設定でき、また低減できるようになった。その結果、危険物施設でのスマホ、センサー、カメラなどの非防爆機器の使用拡大、現場データのデジタル化などが推進され、作業の効率化や省力化につながっている。
1. 経緯と概要
- 1) 防爆に関する法規制
- 2) IEC規格の改訂変遷と国内への導入経緯
- 3) 経産省ガイドラインとIEC規格
- 4) 最近の活用傾向
- 5) 評価によるメリット
- 6) 用語(危険区域、放出等級、通常運転)
2. 従来の評価方法
- 1) サンプル図による方法
- 2) 特徴
3. 新しい定量的リスク評価方法
- 1) 評価方法概要
- 2) IEC Ed2.0とEd.3.0の違い
- 3) 開口部面積
- 4) 漏洩速度・ガス放出速度
- 5) 放出特性
- 6) 換気速度
- 7) 換気度
- 8) 危険区域の判定
- 9) 危険距離
- 10) 危険範囲
- 11) 第1等級放出源の評価方法
4. 実際の運用
- 1) 評価結果の示し方例
- 2) 産総研エクセル計算プログラム
- 3) 運用時の留意点
- 4) よくある質問
□ 質疑応答 □
受講料・配布資料等
受講料(税込)
55,000円
(E-Mail案内登録価格 52,250円)
定価:本体50,000円+税5,000円
E-Mail案内登録価格:本体47,500円+税4,750円
E-Mail案内登録なら、2名同時申込みで1名分無料
2名で55,000円
(2名ともE-Mail案内登録必須/1名あたり定価半額の27,500円)
テレワーク応援キャンペーン(11月1日申込み受付分から)
44,000円(税込)
定価:本体40,000円+税4,000円
E-Mail案内登録価格:本体38,200円+税3,820円
※1名様でオンライン配信セミナーを受講する場合、上記特別価格になります。
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※他の割引は併用できません。
配布資料
PDFデータ(印刷可・編集不可)
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※アーカイブ配信受講の場合は配信開始日からダウンロード可となります。
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