ぬれ性の基礎と滑水性の評価・制御
ぬれ性の基礎と滑水性の評価・制御
~静的・動的ぬれ性の理論と撥水・滑水、親水処理の基礎~
動的なぬれ(滑水性)も考慮に入れたぬれ性の真の理解のために知っておきたいこと
開催日
2025年9月19日(金)
開催時間
10:30~16:30
受講料
55,000円(税込)
配信方法
Zoom Live配信
セミナー概要
表面のぬれ性制御は、現代の材料科学において極めて重要な技術分野です。特に、撥水・滑水性能の向上は、自動車、建築、電子機器、医療機器など幅広い産業において求められています。
本セミナーでは、単なる静的なぬれ性の理解にとどまらず、動的なぬれ(滑水性)も含めた包括的な理解を目指します。表面の微細構造設計から実用的な処理技術まで、理論と実践の両面からアプローチします。
講師は、表面科学・材料工学の専門家として豊富な研究・開発経験を持ち、最新の研究成果と実用化技術を分かりやすく解説いたします。
学習内容
1. ぬれ性の基礎理論
- 表面張力とぬれ性の関係
- Young の式と接触角の物理的意味
- 表面エネルギーと界面張力の理解
- 固体表面の heterogeneity が与える影響
2. 静的ぬれ性と動的ぬれ性
- 静的接触角と動的接触角の違い
- 前進接触角・後退接触角の測定と意味
- 接触角ヒステリシス(Contact Angle Hysteresis)
- 転落角(Sliding Angle)と滑水性の評価
3. 撥水・滑水表面の設計原理
- Wenzel モデルと Cassie-Baxter モデル
- 表面粗さと接触角の関係
- 超撥水表面の作製原理
- 滑水性を向上させる表面構造設計
4. 親水処理技術
- 親水性表面の作製方法
- 超親水表面の応用例
- 防曇・防汚効果のメカニズム
- 親水性の持続性向上技術
5. 実用化技術と応用事例
- 各種基材への表面処理技術
- 量産化技術と品質管理
- 耐久性評価と劣化メカニズム
- 自動車・建築・電子機器への応用
6. 評価・測定技術
- 接触角測定装置の原理と注意点
- 転落角測定の実際
- 表面形状解析技術
- 耐久性試験方法
セミナーの特徴
実践的な内容
理論だけでなく、実際の表面処理技術と製品開発に直結する実践的な知識を提供します。
最新の研究成果
最新の研究動向と先端技術を盛り込み、今後の技術発展の方向性を示します。
応用事例の紹介
自動車、建築、電子機器など多様な産業での実用化事例を詳しく解説します。
評価技術の習得
表面特性の正確な評価方法と測定技術を習得できます。
受講料
55,000円
(税込)
E-Mail案内登録価格:52,250円
2名同時申込み特典:2名で55,000円(1名分無料)
※PDFテキスト付き(印刷・編集不可)
※開催2日前からマイページよりダウンロード可能
お問い合わせ
セミナーに関するご質問やご相談は、以下までお気軽にお問い合わせください。
株式会社イーコンプレス 担当:丁田
〒630-0244 奈良県生駒市東松ヶ丘1-2 奥田第一ビル102
TEL:050-3733-8134 FAX:03-6745-8626