ケミカルリサイクル拡大に向けた分解性を有する プラスチック材料設計技術
ケミカルリサイクル拡大に向けた
分解性を有するプラスチック材料設計技術
~光触媒反応で効率的に分解可能なプラスチックの分子設計技術~
新技術「コアブロックテクノロジー」による革新的リサイクル手法を解説
2026年2月13日(金) 13:00~16:30
東京・品川区大井町 きゅりあん
このセミナーのポイント
革新的技術を公開
独自開発の「コアブロックテクノロジー」による光触媒分解可能なプラスチック設計技術
実験手法まで詳解
光触媒の仕込み方、反応の仕方、分析・同定まで具体的な実験方法を解説
循環型社会の実現へ
分解を前提としたプラスチック設計という発想の転換で真のサーキュラーエコノミーを
セミナー概要
第一部:現状認識と課題
プラスチックが引き起こす環境問題の現状を概観し、従来のリサイクル技術の限界を明らかにします。特に、素材価値を維持できる「ケミカルリサイクル」に焦点を当て、その実用化を阻む根本的な課題について議論します。既存の分解手法では、プラスチックの強固な化学結合(C–O結合、C–N結合)を温和な条件下で選択的に切断することが極めて困難であったためです。
第二部:革新的解決策の提示
この核心的な課題を解決するための具体的な解決策を提示します。鍵となるのは、「分解を前提としてプラスチックを設計する」という発想の転換です。講演では、独自に開発した「コアブロックテクノロジー」に基づき、光触媒反応で効率的に分解可能なプラスチックの分子設計について技術的事例に基づいて紹介します。
得られる知識
- プラスチックの現状把握
- プラスチック設計技術
- プラスチック分解技術
- 光触媒技術
- 分子設計技術
- 新しいモノマーのヒント
- 未来材料のヒント
こんな方におすすめ
さらには、新たなプラスチック技術開発にご興味のある技術者・研究者の皆様に、ご受講をお勧めします。
前半は一般向けの内容、後半は主には技術者・研究者向けの内容となっております。
講師紹介
西形 孝司 氏
山口大学 大学院創成科学研究科 教授
先進科学・イノベーション研究センター 副センター長(兼任)
【経歴】
- 2005年 北海道大学 博士(工学)取得 – 宮浦研究室(ノーベル化学賞受賞 鈴木章教授の研究室の後継)
- 学位取得後 カリフォルニア大学にてグリーン有機合成化学の研究に従事
- 帰国後 九州大学先導物質化学研究所 特任助教として国プロや企業との共同研究を実施
- 2012年 山口大学工学部准教授として研究室を主催
- 2020年 学長より指名されて教授となる
- 現在 環境省とJSTからプラスチックケミカルリサイクルに関する国プロ2件を受託し、研究を実施
【専門分野】
有機合成化学、ラジカル化学、有機金属化学
【主な受賞】
- 🏆 Presidential Green Chemistry Challenge Award (米国環境保護局)
- 🏆 有機合成化学奨励賞 (有機合成化学協会)
- 🏆 Thieme Chemistry Journals Award (ドイツThieme社)
グリーンケミストリーの分野で国際的に高い評価を受けている気鋭の研究者です。ノーベル化学賞受賞者の研究室で学び、米国・日本の一流研究機関での経験を活かし、環境省・JSTの国家プロジェクトを主導。プラスチックケミカルリサイクルの革新的技術開発に取り組んでいます。
詳細プログラム
第1部:環境問題とケミカルリサイクルの現状
1. はじめに:環境問題とプラスチックを取り巻く現状
2. プラスチックの種類と合成
3. プラスチックの規制
4. プラスチックリサイクルの種類
5. 有効なプラスチックリサイクルの考え方
6. ケミカルリサイクルの現状と課題
7. 課題、まとめ、展望
第2部:革新的技術「コアブロックテクノロジー」の詳細
1. 新しいプラスチック設計:分解を前提としたプラスチック例
2. コアブロックテクノロジー:光触媒により分解可能なコア設計
3. コア設計の詳しい実験方法
- 光触媒とは?
- 仕込み方
- 反応の仕方
- 分析の仕方
- 同定など
4. 分解性プラの各種設計
5. 分解性プラ設計の詳しい実験方法
- 仕込み方
- 反応の仕方
- 分析の仕方
- 同定など
6. 分解性プラの物性
7. 課題、まとめ、展望
質疑応答
開催概要
日時
2026年2月13日(金)
13:00~16:30
会場
東京・品川区大井町
きゅりあん
4階 第1グループ活動室
受講料(税込)
48,400円
E-Mail案内登録価格:45,980円
2名同時申込みで1名分無料
2名で48,400円
早期申込割引:31,900円
(開催2ヵ月前の月末まで)
受講形式
会場受講
講師との直接対話が可能
ネットワーキングの機会
お問い合わせ
株式会社イーコンプレス 丁田
〒630-0244 奈良県生駒市東松ヶ丘1-2 奥田第一ビル102