ゴム・プラスチック材料のトラブル解決!2特集
専門技術セミナー
ゴム・プラスチック材料の
トラブル解決!2特集
高分子材料の劣化・破壊メカニズムから対策・解析法まで
劣化・寿命コース
2025年7月14日(月)
破損・破壊コース
2025年8月27日(水)
開催場所
東京・品川区大井町 きゅりあん
4F 研修室
受講形式
会場受講
特典
2名同時申込で1名無料
(同一法人内限定)
セミナー概要
劣化・寿命コース
ゴム・プラスチックを代表とする高分子材料に生じる不具合を抑えて、最大限に活用するために重要となる劣化と不具合、寿命に関する基礎を解説。劣化や不具合に対する材料ごとの特徴、各種添加剤による劣化対策法について詳述します。また、迅速で正確な市場クレーム対応を講ずるための解析、対策までの流れを解説し、実例を交えた解析例を数多く紹介いたします。
破損・破壊コース
ゴム・プラスチック材料の破損、破壊に係わる因子と破壊モードなど破壊の基礎を解説します。また、材料の破損、破壊の解析法と破損、破壊に導く大きな因子である劣化の分析法について解説。同時に破面観察から得られた情報を基にその原因を解析する手法を事例を交えて紹介いたします。
劣化・寿命コース 講演内容
高分子材料の劣化メカニズム
- 1.1 各種劣化因子と自動酸化反応
- 熱劣化、光劣化、水、酸・塩基、金属による劣化など
- 1.2 劣化により生じる現象やトラブル
- 1.3 製品に生じる現実的な劣化現象
高分子材料の各種分析法
- 2.1 不具合原因究明の手順
- 2.2 前処理法
- 2.3 材料分析法
- 元素分析,分離分析,化学構造解析,形態観察,熱分析
- 2.4 劣化分析法
- FT-IR,DSCによる酸化開始温度,GPC,TG,ESR,NMR,XPS,EPMA
- 2.5 分子量及び分子量分布分析法
- 2.6 架橋密度の分析・評価法
- 2.7 ゴム組成分析法
劣化対策
- 3.1 劣化対策のアプローチ
- 3.2 劣化対策のための劣化原因解析
- 3.3 材料選択による劣化対策
- 3.4 添加剤の選択による劣化対策
- 3.5 劣化対策の検証
- 3.6 各種材料の弱点
- 3.7 ゴムの劣化対策
- 老化防止剤の機能、効果的な配合例
- 3.8 プラスチックの劣化対策
- 酸化防止剤、光安定剤、紫外線吸収剤の機能、効果的な配合例
寿命評価法・解析事例
- 4. 寿命評価法
- 機能的寿命と商品的寿命
- アレニウス法による寿命評価
- アイリング法による寿命評価
- 5. 劣化解析及び対策事例
- オゾン劣化
- 残存過酸化物によるEPDMの劣化
- 老化防止剤の溶出
- ポリアミドの水中での劣化
- ポリプロピレンとポリアミド6の光劣化
- ポリカーボネートの白化
- 酸化防止剤の添加効果による耐久性向上
破損・破壊コース 講演内容
破壊現象の基礎
- 1.1 強度に係わる因子
- 劣化、形状、材料、異物、ボイド
- 1.2 破壊力学における応力集中
- 1.3 各種破壊現象概論
- 脆性破壊とその特徴
- 延性破壊とその特徴
- クリープ破壊とその特徴
- 疲労破壊とその特徴
- 環境応力亀裂、溶剤亀裂とその特徴
- オゾンクラックとその特徴
- 接着の破壊
破壊・破損の解析法
- 2.1 解析アプローチ
- 2.2 外観観察
- 形状、ウェルドラインなど
- 2.3 破面解析法と得られる情報
- 2.4 化学分析における前処理法
- 2.5 劣化分析法
- FT-IR、DSCによる酸化開始温度、GPC、TG、ESR、NMR、XPS、EPMA
- 2.6 材料分析法
- 元素分析、分離分析、化学構造解析、形態観察、組成分析(熱分析)
- 2.7 不均一性の分析
- 残留ひずみ、分散
各種ポリマーの弱点
- 材料別の特性と注意点
- 各種ポリマー材料の弱点解説
- 材料選択時の考慮事項
- 用途別の適用可否判断
破壊・破損解析及び対策事例
- 4.1 加硫ゴムの破壊・破損
- 加硫ゴムのオゾン劣化
- NBRの加硫不足による裂け
- 加硫ゴムのボイドによる破壊
- 4.2 プラスチックの破壊・破損
- ポリ塩化ビニルの疲労劣化
- ポリカーボネートの溶剤亀裂
- パーティングライン部の形状不良による破壊
- 分散状態に起因した破壊
- ポリアセタールギアのオーバーヒーティングによる劣化破損
- 4.3 接着剤の剥離原因解析例
- ウレタン系接着剤の可塑剤変更による剥離
お問い合わせ
株式会社イーコンプレス 丁田
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