チクソ性の基礎、制御、測定・評価と 実用系への活用方法
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オンラインセミナー
チクソ性の基礎、制御、測定・評価と実用系への活用方法
~物性評価としてのチクソ性測定のテクニックと制御~
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ライブ配信
2025年12月18日(木)13:00~16:30
🎥
アーカイブ配信
2026年1月9日(金)まで受付(視聴期間:1/9~1/23)
セミナー概要
こんな方におすすめ
- チクソ性の基礎から学びたい方
- 材料の流動性評価で困った経験がある方
- 微粒子分散系の制御技術を習得したい方
- チクソ性測定のテクニックを身につけたい方
- 実用系でチクソ性を活用したい方
セミナーで得られること
- チクソ性を的確に評価するための測定プログラムが設定できるようになります
- 微粒子分散系のチクソ性をメカニズムに基づいて制御するためのコツが掴めるようになります
- なかなか学ぶ機会、情報が無いチクソ性を基礎から把握できます
セミナー趣旨
チクソ性を支配するものとは何か、チクソ性、チクソトロピー、チクソトロピーインデックスの違いとは――なかなか学ぶ機会、情報が無いチクソ性を基礎から把握し、実用系で役立てる、使いこなすセミナーです。
本セミナーでは、まず学術的な意味と技術的な意味の違いを明確にして、物性評価としてチクソ性を測定・評価するためのテクニックを紹介します。工業的にチクソ性が重要となる材料は微粒子分散系です。液体中に分散した微粒子は、ほとんどの場合、凝集体を形成します。チクソ性を支配するのはせん断流動場におけるこの凝集構造の動的変化です。
凝集分散系が示すチクソトロピーや擬塑性流動など複雑な粘度挙動をメカニズムに基づいて包括的に説明するとともに、実際の輸送プロセスに応用する際の留意点やチクソ性に関わる最近の技術動向と展望についても概説します。学問的理解を発展させ、独創的な技術として活用いただくことを目指しています。
プログラム
1. レオロジーの基礎
1.1 ニュートン流動と非ニュートン流動
- せん断速度と応力
- 粘度の定義とニュートン流動
- 擬塑性流動
- ダイラタント流動
- 降伏挙動
1.2 時間依存性流動
- チクソトロピー
- レオペクシー
- 用語「チクソ性」と「構造粘性」の解釈
- 履歴現象と平衡流動曲線
2. チクソトロピーの測定と注意点
2.1 測定装置とその選択
- 回転粘度計の特徴
- 試料に対応した装置選択
2.2 測定プログラムの設定
- 二段階せん断法とヒステリシスループ法
- チクソトロピー回復過程の測定
3. コロイド化学の基礎と凝集分散系の非ニュートン流動
3.1 粒子間相互作用と粒子の凝集
- 電気二重層
- ζ電位
- DLVO理論
- 高分子による分散安定効果
- 高分子の架橋凝集作用
3.2 通常の凝集分散系における非ニュートン流動
- 凝集分散系の擬塑性流動
- 三次元網目構造の形成と降伏挙動
4. チクソトロピー性制御の基本概念
- 二粒子間相互作用とチクソトロピー
- 凝集の空間構造とチクソトロピー
- パーコレーション理論の応用
5. 微粒子分散系の粘度コントロール
- 非凝集分散系の粘度挙動
- 凝集分散系の粘度コントロールに関する新技術
- 粘度レベルと流動パターンの独立制御
- 粒子間のベクトル的性質と粘度挙動
6. チクソ性に関わるケーススタディと技術動向
6.1 降伏応力とチクソ性
- 静的降伏応力と動的降伏応力
- チクソトロピー回復過程の測定
6.2 微粒子分散系が示す特異な粘度挙動
- 異方性粒子分散系の逆チクソトロピー
- ナノ粒子分散系のダイラタント流動
6.3 特許と規格基準
- チクソ性とパラメータ特許
- 粘度値の規格基準
6.4 工業的特性評価試験と粘度測定
(グリースのちょう度を事例として)
6.5 官能評価とチクソ性
質疑応答
受講料
通常料金
49,500円
(税込)
(税込)
定価:本体45,000円+税4,500円
お得
E-Mail案内登録価格
46,970円
(税込)
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本体42,700円+税4,270円
特典
2名同時申込特典
49,500円
(2名で)
(2名で)
1名あたり24,750円
※2名ともE-Mail案内登録必須
配布資料・視聴方法
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配布資料
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ライブ配信受講は開催2日前を目安にダウンロード可能
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配信方法
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