プラスチック製品の強度設計セミナー
プラスチック製品の強度設計
材料力学・材料特性・成形加工時の影響・劣化や疲労対策を踏まえた設計手法を基礎から詳しく解説
このセミナーで得られるもの
プラスチック製品の「材料力学 × プラスチック特性 × 成形・加工の影響 × 製品設計の実務ノウハウ」を総合的に習得!
設計現場で即活用できる強度計算手法から、破損・劣化を防ぐ設計ポイントまで、豊富な事例を交えて解説します。
セミナーのポイント
🔧 材料力学の基礎と応用
プラスチック製品の物性と材料力学の基礎から、実際の設計への応用方法まで体系的に学べます。
🧪 材料特性の理解
結晶性・非結晶性プラスチックの違い、温度特性、粘弾性など、設計に必要な材料知識を習得できます。
⚡ 破損・劣化対策
疲労や劣化の要因を理解し、トラブルを未然に防ぐ設計手法を身につけられます。
📊 実践的な強度計算
安全率の考え方から、実際の設計事例まで、すぐに現場で使える知識を提供します。
講師紹介
田口 宏之 氏
田口技術士事務所 所長
技術士(機械部門)/博士(情報工学)
専門分野:設計業務における再発防止・未然防止/プラスチック製品設計
経歴
九州大学大学院総合理工学府 修士課程修了後、東陶機器(現TOTO)に入社。12年間の在職中、ユニットバス、洗面化粧台、水栓金具等の水回り製品の設計・開発業務に従事。現在はコンサルタントとして、中小製造業を中心にプラスチック製品立ち上げや設計品質向上の取組みの支援などを行っている。
セミナー詳細
セミナー趣旨
プラスチック製品の強度設計は思ったほど簡単ではありません。材料力学の知識に加えて、材料特性や成形・加工の影響に関する知識、製品設計上の実務的ノウハウなど、幅広い知識・ノウハウが要求されるからです。それらの知識・ノウハウは広く浸透しておらず、KKD(勘と経験と度胸)による強度設計にとどまっていることが多いのが実情です。
本セミナーでは、数多くのプラスチック製品の設計を手掛けてきた講師が、実務で使えることに重点を置いて基礎から丁寧に解説します。
講演内容
1. 強度設計の考え方
1.1 プラスチック製品の強度設計
(1) ストレス・ストレングスモデル
(2) プラスチック材料の物性表
1.2 プラスチックの物性表と一緒に学ぶ材料力学の基礎
(1) 荷重/応力/ひずみ
(2) フックの法則とヤング率
(3) 応力-ひずみ曲線(S-S曲線)
2. はりの強度設計と活用
2.1 はりの種類
2.2 曲げモーメント
2.3 断面係数と発生応力
2.4 断面二次モーメントとたわみ
2.5 はりの強度計算の活用例
2.6 引張特性と曲げ特性の違い
3. 強度設計において考慮すべきプラスチック材料の特性
3.1 プラスチック材料の特徴
(1) 材料特性の決定プロセスとばらつき
(2) 結晶性プラスチックと非晶性プラスチック
3.2 温度特性
3.3 粘弾性特性
(1) クリープ
(2) 応力緩和
3.4 疲労
3.5 劣化
(1) 様々な劣化要因(熱/水分/紫外線/その他)
(2) アレニウスの式を使った寿命の推定
(3) RTI(相対温度指数)
3.6 成形・加工・再生材の影響
(1) ウェルドライン/ボイド/残留応力 他
(2) 再生材
4. 実務における強度設計の進め方と事例
4.1 要求事項の整理と安全率
(1) 製品ライフサイクルから抽出する要求事項
(2) 製品の使われ方の想定
(3) ストレス・ストレングスモデルで考える安全率
4.2 トラブルを未然に防ぐ図面、仕様書の書き方
4.3 事例で学ぶプラスチック製品の強度設計
□質疑応答□
開催形式 | Live配信(Zoom使用) ※アーカイブ配信付き(視聴期間:6/9~6/16) |
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受講対象 |
・プラスチック製品の設計に携わる方 ・基礎から強度設計を学びたい技術者の方 ・材料選定や品質向上に関わる方 |
配布資料 | PDFテキスト(印刷可・編集不可) ※開催2日前を目安に、マイページよりダウンロード可 |
受講料
55,000円(税込)
E-Mail案内登録価格:52,250円(税込)
2名同時申込みで1名分無料!
2名で55,000円(1名あたり27,500円)
※同一法人内による2名様以上の同時申込みのみ適用
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株式会社イーコンプレス 丁田 由美
〒630-0244 奈良県生駒市東松ヶ丘1-2 奥田第一ビル102