リグニンの基礎と分離・抽出技術 および機能性材料の創出
2025年12月11日(木)開催
リグニンの基礎と分離・抽出技術
および機能性材料の創出
工業的に想定されているリグニンの単離方法、単離リグニンの特徴、
機能性付与、炭素繊維・電極材料・フィルム等への利活用
リグニンの基礎、工業的に想定されている単離方法、各単離リグニンの特性・特徴、
酢酸リグニン・PEGリグニン等の製造方法、炭素繊維化や電極材料・フィルム等への変換、
工業利用をするときの注意点などについて解説します。
📅
開催日時
2025年12月11日(木)
10:30~16:30
💰
受講料
55,000円(税込)
E-Mail案内登録価格:52,250円
2名同時申込みで1名分無料!
2名で55,000円
🎓
配信形式
Zoomによる
Live配信
アーカイブ配信付き
(視聴期間:12/12~12/18)
PDFテキスト配布(印刷可)
講師紹介
北海道大学 大学院農学研究院 教授
舘野 広幸 氏
専門:木材化学
経歴
- 1984年 北海道大学理学部高分子学科卒業
- 1987年 北海道大学理学部教務職員
- 1989年 北海道大学農学部助手
- 1995年 文部省在外研究員(米国ノースカロライナ州立大学)
- 2008年 北海道大学大学院農学研究院教授
研究実績
北大農学部助手となり、世界で初めて木材から取り出したリグニンが熱流動性を発現することを発見した。この特性を基に、リグニンの溶融紡糸法の確立、さらには、炭素繊維及び活性炭素繊維への変換法を確立。その後、単離リグニンの用途開発を多数手がける。近年は、「人工細胞壁の創製」をキーワードとして、リグニンの形成機構を解明しつつある。
セミナー趣旨
この講演では、工業的に想定されているリグニンの単離方法と、得られる工業リグニンの特徴を概説するとともに、私の研究を基に、工業リグニンに新機能を付与する方法についても概説する予定である。
プログラム
1. リグニンとは?
- 1.1 リグニンの定義
- 1.2 細胞壁中のリグニンは、だれが知っているのか?
- 1.3 細胞壁中のリグニンの推定されている機能
- 1.4 単離リグニンとは?
- 1.5 リグニンの構造解析用単離リグニンと工業利用を目的とした単離リグニン
2. 工業利用を目的とした単離リグニン
- 2.1 Klasonリグニンは、木材の酸糖化後のリグニンと同じ
- 2.2 水系の工業リグニン(クラフトリグニンとリグノスルホン酸)
- 2.3 オルガノソルブリグニンとその名称
- 2.4 酢酸リグニン
- 2.4.1 酢酸リグニンの製造方法
- 2.4.2 酢酸リグニンの物性
- 2.4.3 酢酸リグニンの炭素繊維化
- 2.4.4 酢酸リグニンの活性炭素繊維化と電極材料としての利用
- 2.4.5 木材の糖化に役立つ酢酸リグニン誘導体
- 2.5 PEGリグニン
- 2.5.1 PEGリグニンの製造方法
- 2.5.2 PEGリグニンの物性
- 2.5.3 PEGリグニンの反応性とフィルムへの変換
- 2.6 その他のオルガノソルブリグニン
- 2.7 クラフトリグニンの利活用(電極材料へ)
3. まとめ
□ 質疑応答 □
セミナーキーワード
リグニン
バイオマス
分離技術
抽出技術
炭素繊維
電極材料
機能性材料
オルガノソルブ
酢酸リグニン
PEGリグニン
バイオマス
分離技術
抽出技術
炭素繊維
電極材料
機能性材料
オルガノソルブ
酢酸リグニン
PEGリグニン
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注意事項
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