薄膜の剥離メカニズムと密着性の評価、改善手法
2025年12月11日(木) 開催
薄膜の剥離メカニズムと
密着性の評価、改善手法
金属・無機スパッタ膜の剥離トラブルに実践的に対処する際に知っておくべきこと
樹脂コーティング膜についても実例を示しながら解説
セミナー概要
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開催日時
2025年12月11日(木)
10:00~16:30
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受講形式
オンライン配信
(Zoom Live配信)
💰
受講料
55,000円(税込)
E-Mail案内登録: 52,250円
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配布資料
PDFテキスト
(印刷可・複製不可)
セミナーの目的
薄膜の密着性にまつわる技術課題を解決されたい方、密着についての品質管理に関わる方は聴いておきたい!
薄膜の密着性の問題に対処する際に知っておくべき基本的な内容を基礎から易しく解説します。
こんな方に最適です
- 初学者、中堅技術者で薄膜の密着性に関して基本知識から習得したい方
- 新製品開発やトラブルシューティングで密着性に関する技術課題を解決したい方
- 品質管理等で密着性の評価技術の本質を理解したい方
このセミナーで習得できる知識
薄膜/基板界面などの微視的構造の基礎知識
異種材料間の界面構造を理解し、密着性向上のための基礎を学びます。
薄膜の剥離部を観察する際の注意点
剥離形態の観察から何がわかるか、剥離原因を簡単に絞り込む方法を習得します。
薄膜の剥離トラブルに直面した時の具体的な対処手順
実践的な対処手順とケーススタディから、現場で使える知識を身につけます。
薄膜の様々な剥離モードに応じた材料設計の考え方
密着性を向上させる材料設計のアプローチを理解します。
プログラム詳細
Introduction 薄膜の剥離トラブルの解決に苦労する理由
1 膜剥離を理解・対策するための基礎
1.1 膜剥離を理解・対策するための3つのポイントとは
- 剥離形態を観察することで何がわかるか
- 剥離原因を簡単に絞り込む方法
1.2 異種材料間の界面を観察してみよう
- 剥離トラブルを避けて、密着性を向上させるためには界面のどこの何をみるべきか?
1.3 異種材料界面がくっついている根本的な要因は何か?
1.4 密着と粘着・接着との違い
1.5 薄膜が剥離するとは?
- 負荷条件と、膜の剥離・破壊原因および歪みエネルギーの影響と剥離・破壊のモード
- 引張/圧縮力の負荷、ヒートサイクル、高温保持によっておこる剥離・破壊形態の違い
1.6 薄膜の剥離・破壊に影響を与える応力を理解するポイント
- 膜応力とは?
- 薄膜形成時に生じる応力と、密着性測定時に生じる応力をそれぞれ詳しく知ろう
1.7 密着性向上の対策につなげる効果的な考え方と密着性改善の手法
2 密着性をどのように評価し活用するのか
Introduction: 剥離対策に密着力測定はどこまであてになるのか?
2.1 密着力の測定方法、条件の選び方
- 測定条件の影響と測定値の持つ意味
2.2 スクラッチ試験で現れる剥離・破壊の見た目から密着性を読み解く
- 材料設計への活かし方
- 半定量的評価としてどこまで信用して良いか、どう評価結果を使うか?
- 壊れ方が示してくれる剥離・破壊の要因の解釈の仕方
- スクラッチマップを活用する
2.3 スクラッチ法から得られる密着力に関わる情報と材料設計への活かし方
2.4 スクラッチ法の樹脂コーティング膜の密着力評価への展開
3 剥離のトラブルにどのように対処するのか
Introduction: よくある剥離トラブル時の対応における失敗例
3.1 剥離が起こった時の対処の手順と解析の方法
3.2 ケーススタディ1:思い込みで剥離対策をしてないか?
- 剥離の状況を丁寧に観察しよう
3.3 ケーススタディ2:一般的な剥離対策の常識を信じて良いか?
- 対策のアプローチを再考しよう
4 まとめ
□ 質疑応答 □
受講特典
👥 複数名割引
2名同時申込で1名分無料!お得に受講できます
📚 PDFテキスト
印刷可能なPDFテキストを配布
🏢 テレワーク対応
オンライン配信で自宅・オフィスから受講可能
こんな方におすすめ
✓ 薄膜技術に携わるエンジニア
✓ スパッタ膜の開発・製造担当者
✓ コーティング技術の担当者
✓ 薄膜の剥離トラブルに悩んでいる方
✓ 密着性評価の品質管理担当者
✓ 表面処理技術の研究開発者
✓ 材料設計に関わる技術者