超臨界/亜臨界流体の基礎・溶媒特性と プラスチックのリサイクルおよび合成への応用
超臨界/亜臨界流体の基礎・溶媒特性と
プラスチックのリサイクルおよび合成への応用
セミナー概要
環境負荷低減性や脱有機溶媒の観点から注目される超臨界/亜臨界流体技術
- 注目の「亜臨界水を用いるポリ塩化ビニルの脱塩素化技術」とは?
- 超臨界/亜臨界流体の基礎とその特異な溶媒特性とは?
- 小型バッチから連続型まで、超臨界/亜臨界流体を用いる実験装置の製作・運転方法も解説!
難分解性プラスチックや混合廃棄物を、超臨界/亜臨界流体を用いて効率よくリサイクルする技術を開発した講師が、環境負荷低減性や脱有機溶媒の観点から近年ますます注目されている超臨界/亜臨界流体について、その基礎知識から応用の現状と課題、今後の展望までを解説します。
講演内容
1. 超臨界/亜臨界流体とは
1.1 超臨界/亜臨界流体とは?
1.2 グリーンサステイナブルケミストリーへの応用
1.3 超臨界/亜臨界流体技術の社会実装の状況と大型プラント
2. プラスチックのリサイクル技術
2.1 プラスチックのリサイクル技術の現状
2.2 超臨界/亜臨界流体を用いるプラスチックリサイクル技術の利点と課題
2.3 超臨界メタノールによる架橋ポリエチレンのケミカル+マテリアルリサイクル
2.4-2.10 各種リサイクル技術
・超臨界メタノール及び亜臨界水による炭素繊維強化プラスチックのリサイクル
・亜臨界水処理によるプラスチック+バイオマス混合廃棄物の固体燃料化
・亜臨界水を用いるポリ塩化ビニルの脱塩素化技術
3. 超臨界二酸化炭素による合成・加工
3.1 超臨界二酸化炭素中でのポリ乳酸の合成
3.2 超臨界二酸化炭素中でのポリスチレン微粒子の合成
3.3 超臨界二酸化炭素を用いる微粒子のポリマーコーティング
4. 装置の製作
4.1 小型バッチ装置(小規模の探索研究)
4.2 連続型流通装置(大型化に必要なデータの取得)
5. まとめ
超臨界/亜臨界流体技術の今後の展望と課題について総括いたします。
講師紹介
静岡大学 特任教授
専門分野:超臨界流体工学、分離工学、反応工学などの化学工学
経歴:
- 1986年 9月~87年9月 カリフォルニア大学バークレー校 客員研究員
- 2000年 静岡大学工学部物質工学科 教授
- 2013年 静岡大学工学部 工学部長
- 2018年 静岡大学特任教授
- 2019年 地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム(SATREPS)研究代表
- 2022年 電線総合技術センター(JECTEC) 会長
主な研究成果:「亜臨界・超臨界流体を用いる難分解性プラスチックのケミカル/マテリアル複合リサイクル技術の開発」他多数
受講詳細
📅 開催日時
Live配信:2025年8月25日(月)13:00~16:30
アーカイブ配信:2025年9月9日(火)まで受付
視聴期間:9月9日(火)~9月24日(水)
💰 受講料
通常価格:49,500円(税込)
E-Mail案内登録価格:46,970円(税込)
2名同時申込み:1名分無料(2名で49,500円)
🎯 受講対象
・企業や公設研究機関等の技術者、研究者、研究管理者
・超臨界/亜臨界流体技術の初心者、中堅の方
・受講に当たっての予備知識は不要
📚 得られる知識
・超臨界/亜臨界流体の基礎知識と安全に取り扱う技術
・プラスチックリサイクル技術の現状と課題
・実験装置の製作・運転技術
お問い合わせ
株式会社イーコンプレス 丁田
〒630-0244 奈良県生駒市東松ヶ丘1-2 奥田第一ビル102
TEL:050-3733-8134 FAX:03-6745-8626