進歩性の意味、理解できていますか?
進歩性の意味、理解できていますか?
+特許戦略ワンポイント講座 第2回
無効化
訴訟抑制・クロスライセンス
特許に関して”なんとなく知っている”で済ませていませんか?
本当に”進歩性”という言葉の意味を理解できていますか?
開催日
2026年2月26日(木)13:00~16:30
受講形式
Live配信のみ
セミナー概要
こんな課題を抱えていませんか?
技術者と知財部員の会話がすれ違う
日々の会話で、”進歩性”などの言葉の意味が違うため、話が噛み合わない
“進歩性”を感覚で理解している
法律用語としての正確な意味を理解していない
特許戦略の重要性が認識されていない
「他社の参入阻止ができず価格競争」「他社特許で事業撤退」といった事態を防げない
セミナー趣旨
特許要件である”進歩性”は”法律用語”です。私たちが普段使っている言葉とは意味がまったく異なります。ですから、日々の技術者・研究者とベテラン知財部員(特許庁の審査官、審判官の立場で”読む技術”を持っている)が特許に関する会話をすると、(技術者・研究者の方は気が付いていないのかもしれせんが)話がすれ違ってしまいます。
本講座では”進歩性”の本当の意味と特許庁の審査官、審判官の立場から特許を初心者向けに読む・考える技術を伝授します。
特許戦略について
また、講座の最後に特許戦略についても少しだけ解説します。特許戦略は、経営戦略・事業戦略に資するという認識はありますか?技術者・研究者は開発すれば、そこで仕事は終わりですか?そんなことはありません。研究開発によって創発された事業を安定して成長させるには、特許戦略が必要不可欠です。
「他社の参入を阻止できず、価格競争が激化して開発費が回収できず…」
「他社の特許が既に存在していて、権利行使をされて事業撤退…」
こんな状況を防ぐのが特許戦略です。
今回は、特許戦略ワンポイント講座第2回として、侵害回避、無効化、訴訟抑制・クロスライセンスについて解説します。
プログラム
進歩性の必要性 ~なぜ”進歩性”という要件があるのか?~
- 1.1 技術者が知るべき進歩性判断の実情
- 1.2 従来からの特許庁の運用
- 1.3 そして、司法判断
- 1.4 審査基準への反映
進歩性とは? ~技術の進歩ではない!~
- 2.1 条文
- 2.2 条文の趣旨
- 2.3 “進歩性”という”法律用語”の由来
- 2.4 新規性との違いとは?
進歩性判断の実務
- 3.1 審査官の実務の実情
- 3.2 “当て嵌め”とは?
特許審査基準
- 4.1 進歩性判断の基本的な考え方
- 4.2 当業者とは
- 4.3 技術水準とは
- 4.4 具体的には
- 4.5 “論理づけ”の例(←ここが山場です。実例を交えて説明します。)
- 4.6 選択発明の取り扱いについて
- 4.7 数値限定発明の取り扱い
- 4.8 いわゆる設計事項って何?
- 4.9 単なる寄せ集めって何?
- 4.10 動機づけって何?
- 4.11 今って、進歩性のハードルは高いのか低いのか?
- 4.12 みなさんは、どうすればよいのか?
特許戦略ワンポイント講座 第2回
5.1 障害になる特許を見つけたら
- 5.1.1 侵害回避
- 5.1.2 無効審判制度の利用
- 5.1.3 異議申立制度
- 5.1.4 クロスライセンス
5.2 侵害発見
- 5.2.1 コンペティター製品調査
- 5.2.2 特許の力とは
5.3 現在と将来の市場を特許から予測する
- 5.3.1 権利化をあきらめた特許出願の意味
- 5.3.2 権利を維持している特許の意味
- 5.3.3 特許の「従来技術」「解決すべき課題」「効果」から未来が見える
□ 質疑応答 □
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