量子ドットの物性・合成・耐久性向上と ディスプレイおよびセンサーへの応用動向
サイエンス&テクノロジー
技術者・研究者のための技術セミナー
量子ドットの物性・合成・耐久性向上と
ディスプレイおよびセンサーへの応用動向
基本的な物性から実用化への課題まで完全マスター
ノーベル化学賞受賞技術・量子ドットの基礎理論から合成法、耐久性向上の具体策、そして最新の応用展開まで、第一線の研究者が徹底解説
セミナー概要
コロイド法(溶液法)で作る量子ドットは、3年前にノーベル化学賞に選ばれた分野です。蛍光体としてのこの10年の進展は著しく、発光効率などの特性が飛躍的に向上して価格が劇的に低下し、量子ドットテレビとして実用化されました。
本セミナーでは、量子ドットの基礎的物性や合成法を概説するとともに、実用化で直面する耐久性の問題と解決法を解説します。さらに、耐久性を上げるために蓄積してきたゾル‐ゲル法によるガラスコーティング技術を、他の最新研究とも比較しながら、講演者独自の見解を加えて解説します。
近年のセンサー応用の動向についても言及し、次世代ディスプレイ技術としての量子ドットの可能性と課題を総合的に理解できるセミナーです。
セミナー詳細情報
開催日時
2026年3月18日(水)
10:30~16:30
開催形式
ライブ配信
(Zoom ウェビナー)
受講料(税込)
55,000円
※複数割引あり
1名:35,200円~
セミナー時間
6時間
10:30~16:30
(質疑応答含)
特別割引情報
- 2名同時申込:2名で55,000円(1名あたり27,500円)※両名E-Mail案内登録必須
- 3名以上申込:1名あたり27,500円で追加受講可能
- 早期申込割引(1月31日まで):1名申込で35,200円
- テレワーク応援(2月1日以降):1名申込で44,000円(42,020円※E-Mail案内登録時)
- 配布資料:製本テキスト(開催前日着までを目安に発送)
講師紹介
村瀬 至生(むらせ しせい)氏
(株)量子材料技術 代表取締役/国立研究開発法人 産業技術総合研究所(兼業)取締役CTO/関西センター
学位・資格:博士(工学)
経歴・専門分野:
- 日立製作所中央研究所にて超高密度光メモリーの研究に従事
- 産業技術総合研究所に転職し、主に関西センターに勤務
- 蛍光性のコロイド量子ドットに着目し、耐久性向上と毒性回避を主要な研究テーマに設定
- 日本国内において、古くから量子ドットを蛍光体として研究している研究者の一人
- 研究成果をもとに、産総研から許可を得て技術移転ベンチャー((株)量子材料技術)を設立
研究テーマ:
- 蛍光性コロイド量子ドットの特性向上
- 量子ドットの耐久性改善技術
- 毒性低減化とRoHS指令対応
- ゾル‐ゲル法によるガラスコーティング技術の開発
- 量子ドットセンサー応用
講演の特徴:基礎理論と実用化の課題を統合し、業界で最も詳細な量子ドット技術解説を提供します。
講演内容
1.量子ドット研究分野の概観
- 1.1 量子ドット研究の経緯とノーベル化学賞
- 1.2 ドープされた量子ドットで期待されたこと
2.量子ドットの基本的な物性と粒成長メカニズム
- 2.1 物理的、化学的性質(量子サイズ効果など)
- 2.2 エネルギー準位の計算方法と留意点
- 2.3 量子ドットのサイズと濃度の求め方
- 2.4 粒成長メカニズムと発光効率
3.各種量子ドットの合成法・特徴と留意点
- 3.1 親水性CdTeの合成法
- 3.2 親水散性ZnSeと光化学反応を利用したシェルの付加
- 3.3 疎水性CdSeの合成と発展
- 3.4 疎水性InPの合成と最近の進展
- 3.5 ハロゲン化鉛ペロブスカイト、硫化鉛およびカルコパイライト
4.量子ドットのガラスマトリックスへの各種分散法
- 4.1 バルク体への量子ドット分散
- 4.2 薄膜への高濃度分散
- 4.3 微小ガラスカプセル中への分散・安定化
5.量子ドットの各種特性評価の方法
- 5.1 単一分子検出法の発明の経緯ともう一つのノーベル賞
- 5.2 単一粒子検出とブリンキング
- 5.3 発光効率(量子収率)の計算法
- 5.4 耐光性の測定・評価法
6.耐久性向上の具体策(セミナーの重要テーマ)
- 6.1 ポリマーを用いる方法
- 6.2 イオン結晶による閉じ込め
- 6.3 アルミナ薄膜による被覆
- 6.4 ガラスカプセル化(講演者の主要研究テーマ)
7.量子ドットの各応用分野と今後の課題・展望
- 7.1 ディスプレイ用蛍光体としての量子ドット
- 7.2 量子ドットを用いた医療用の蛍光試薬
- 7.3 赤外センサー
8.量子ドットを巡るよくある質問と回答
- 8.1 量子ドットディスプレイと有機ELディスプレイの違い
- 8.2 ガラスカプセルの具体的使用法、量産性と価格
- 8.3 カドミウム使用の制限(RoHS指令)について
9.まとめ
□質疑応答□
得られる知識
このセミナーを受講することで、以下の知識を習得できます:
- 量子ドットの基本的な物性と量子サイズ効果の原理
- 各種量子ドット(CdTe、CdSe、InP、ペロブスカイト等)の特徴と合成法
- エネルギー準位計算とバンドギャップの制御方法
- ゾル‐ゲル法によるガラスコーティング技術の詳細
- 量子ドットの耐光性・耐熱性向上の具体的手法
- 単一粒子検出法(超高感度蛍光測定)の原理
- 発光効率(量子収率)の理論と測定方法
- 量子ドットディスプレイの市場動向と技術課題
- 医療診断やセンサー応用における量子ドット利用
- RoHS指令対応と毒性低減化への取り組み
- 次世代ディスプレイにおける量子ドットの位置づけ
- 研究開発から実用化への道筋
対象者
量子ドット関連の研究開発に従事する、またはこれから従事予定の技術者・研究者。具体的には以下の方々を想定しています:
- 量子ドット材料の研究開発者・技術者
- 量子ドットテレビなどのディスプレイ開発者
- 量子ドット用蛍光体の設計・製造担当者
- LED・照明などの光学デバイス開発者
- バイオセンサー・医療用途への応用を検討している開発者
- 光学材料・ナノ材料分野の研究者
- 材料特性評価・分析に従事する技術者
- 知的財産・特許戦略に関わる研究者
セミナーキーワード
量子ドット,CdTe,CdSe,InP,ペロブスカイト,ゾル-ゲル法,ガラスコーティング,耐久性,ディスプレイ,蛍光体,センサー,発光効率,量子収率,ノーベル賞,ナノ材料
重要な確認事項
配信方法について
- ライブ配信:2026年3月18日(水)10:30~16:30(Zoom ウェビナー)
- お申し込み後、マイページの「セミナー資料ダウンロード」から視聴が可能です
- 開催日の営業日2日前より視聴用リンクが表示されます
配布資料について
- 製本テキストを開催前日着までを目安に発送します
- 間近でのお申し込みの場合、セミナー資料の到着が開催日に間に合わない可能性があります
- 資料はセミナー開催日の4~5日前に申込時のご住所へ発送いたします
重要な注意事項
- 2名同時申込の場合、両名ともE-Mail案内登録が必須です
- 3名様以上のお申込みの場合、1名あたり定価半額で追加受講できます
- 講義の録画・録音・撮影はご遠慮ください
- セミナーはサイエンス&テクノロジー社により開催されます
割引の併用について
- 早期申込割引とテレワーク応援キャンペーンは併用できません
- 2名同時申込割引と他の割引は併用できません
- 申請タイミングによって最適な割引が自動適用されます
量子ドット技術の最前線を学ぶ
ノーベル化学賞受賞技術である量子ドットについて、基礎理論から実用化の課題まで、業界の第一線の研究者から直接学べる貴重な機会です。次世代ディスプレイとセンサー応用の未来は、量子ドット技術にあります。
お問い合わせ