医薬品洗浄バリデーションセミナー

GMP省令改正対応!初心者にもわかりやすく解説

開催日
2025年6月25日(水)
時間
13:30~16:30
形式
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セミナー概要

洗浄バリデーションの目的は、設備の洗浄の有効性を明らかにし、もって医薬品の交叉汚染を防ぐことであり、医薬品製造における品質確保のために不可欠なものです。

昨年改正されたGMP省令においても、PIC/S GMPと整合性をとる形で、医薬品の製造設備共用時の交叉汚染限度値として薬理学的および毒性学的データに基づいて残留許容限度値を設定することが要求されました。

また、GMP省令の施行通知では、共用施設における医薬品の交叉汚染リスクを評価しコントロールするために、毒性学的根拠に基づく交叉汚染限度値を設定し、それを指標とした品質リスクマネジメントプロセスを適用することを要求するようになりました。

本セミナーでは、難解な洗浄バリデーションに関して、初心者にもわかりやすく解説します。

ここがポイント

1医薬品における洗浄バリデーション

医薬品製造における洗浄バリデーションの基本概念と重要性を解説

2初心者向けのわかりやすい解説

難解な洗浄バリデーションを初心者にも理解しやすく説明

3規制要求への対応

GMP省令、FDA、PIC/Sが要求する洗浄バリデーションの詳細

4サンプリング方法の選択

スワブ法とリンス法の違い、リンス法が不適切な理由を解説

5ホールドタイムの管理

DHT(ダーティホールドタイム)とCHT(クリーンホールドタイム)の詳細

6暴露限界の設定

HBEL(健康に基づく暴露限界)の考え方と設定方法

プログラム

1. はじめに

  • 胃腸薬からドーピング禁止薬物 使用中止と自主回収へ ~原薬に混入の可能性~
  • バリデーションの考え方の誕生
  • バリデーションとベリフィケーションの違い
  • 医薬におけるバリデーションとは(FDA Guidelines on General Principles of Process Validation – 1987)
  • プロセスバリデーション(PV)
  • FDAと洗浄バリデーション
  • FDAの洗浄バリデーションに対する6つの期待

2. 用語の定義

3. 洗浄バリデーション概要

  • 洗浄バリデーションの重要性
  • 洗浄バリデーションの目的
  • 洗浄バリデーションに対する要求事項の変化
  • 洗浄バリデーションの範囲
  • 洗浄バリデーションの評価対象
  • 高活性物質
  • Worst Case Approach
  • ワーストケースの特定と例
  • ICH Q9 品質リスクマネジメント
  • 洗浄の結果に影響を及ぼすリスク
  • リスクに基づいた取り組み(共用設備の考え方)

4. 洗浄バリデーションの規制要求

  • バリデーション指針(バリデーション基準の改定)
  • PIC/S GMP Annex 15 適格性評価とバリデーション
  • バリデーション指針(薬生監麻発0428第2号)
  • GMP事例集(2022年版)洗浄バリデーション

5. 洗浄手順の確立

  • 対象設備とグルーピングの考え方
  • 対象物質
  • 洗浄方法(CIP/COP、洗浄液・洗剤の選定)
  • サンプリング方法(スワブ法・リンス法)
  • 測定方法(TOC法等)
  • ホールドタイム(DHT・CHT)
  • 残留許容限度値の設定(0.1%法、10ppm法、目視100μg法、ADI法、ADE法)
  • MACOの設定と計算例
  • Health Based Exposure Limits : 健康に基づく暴露限界

6. 洗浄バリデーションの実施

  • バリデーションプロセス
  • 洗浄バリデーション計画書
  • 適格性評価(DQ・IQ・OQ)
  • 洗浄バリデーション報告書
  • 洗浄作業手順書(SOP)の確立
  • 洗浄バリデーションの維持

7. ライフサイクルアプローチと洗浄バリデーション

  • FDAガイダンス文書 “Process Validation: General Principles and Practices”
  • 洗浄プロセスにおけるライフサイクル
  • 洗浄バリデーションの実施回数

8. Health Based Exposure Limits

  • HBELの設定に関するPIC/Sガイドライン
  • 共有施設における異なる医薬品製造時のリスク特定
  • 医薬品製造におけるリスクに基づく交叉汚染防止
  • GMP省令および施行通知

□ 質疑応答 □

講師紹介

村山

村山 浩一

株式会社イーコンプライアンス 代表取締役

主な略歴:

1999年2月 日本アイ・ビー・エム株式会社 コンサルティング事業部 入社
NYのTWG(The Wilkerson Group)で製薬業界に特化したコンサルタントとして研修
製薬企業におけるプロセス リエンジニアリング担当
Computerized System Validation(CSV)、21 CFR Part11 コンサルティング

2001年7月 IBM認定主幹コンサルタント
アイビーエム・ビジネスコンサルティングサービス株式会社へ出向
マネージング・コンサルタント

2004年7月 日本アイ・ビー・エム株式会社 退社し、現在に至る。

関連の活動など:
日本PDA 第9回年会併載シンポジウム 21 CFR Part 11その現状と展望
日本製薬工業協会 医薬品評価委員会 基礎研究部会主催(東京)
東京大学大学院医学系研究科 臨床試験データ管理学講座などにて多数講演。など

受講特典

📜

修了証書発行

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📊

PowerPoint資料配布

セミナー資料をPowerPoint、Word、Excel形式でご提供

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お申込み詳細

開催日時 【Live配信受講】2025年6月25日(水)13:30~16:30
【アーカイブ配信受講】2025年6月30日(月)まで受付(配信期間:6/30~7/11)
受講料 44,000円(税込)
【ライブ配信+アーカイブ配信】価格:55,000円
配布資料 PDFテキスト(印刷可)
※セミナー資料は電子媒体でマイページよりダウンロード
受講方法 Zoomによるライブ配信
※ビデオ会議ツール「Zoom」を使用
備考 ・講義中の録音・撮影はご遠慮ください
・PowerPoint資料配布特典付き

お問い合わせ

株式会社イーコンプレス

〒630-0244 奈良県生駒市東松ヶ丘1-2 奥田第一ビル102

担当:丁田 由美