CMF(色・素材・加工)デザイン開発の実践と 新製品開発・工業デザインへの応用
📝本講演の概要
元ソニー株式会社 シニアデザイナーとして新製品開発に携わった内容を解り易くご説明いたします。
日本IBM, 日本サムスン 課長、ソニー株式会社シニアデザイナー、三社の違いを解説します。
このセミナーでは、新製品開発でおこなわれるCMF(カラー・マテリアル・フィニッシュ)「最新技術、素材、および、表面処理の導入」を解り易く解説します。異業種の技術導入やリサーチの手法、トレンドの分析方法を解説します。エレクトロニクス製品への新加工技術情報の導入法や「製品の新しさは何か」を機能や素材から生み出す方法を、具体的な製品導入事例(VAIO、Walkman、MDR等)を交えて解説します。また、業者との強固なネットワーク構築や、社内での円滑な情報共有ノウハウもお伝えします。ODM工場の現場で起きている「作れるもので、ものづくりしている」現状、皆さんが抱えている課題からの脱却、付加価値の高い製品開発の推進方法論を紐解きます。
✓こんな方におすすめ
- • 製品デザイナー、工業デザイナー、CMFデザイナー(トレンドを技術的視点から製品に落とし込みたい方) • 素材メーカー、加工メーカーの技術開発担当者(デザイナーが何を求めているか、業界動向を知りたい方) • 製品企画、マーケティング担当者(トレンド情報や、素材によるブランド価値向上戦略を学びたい方) • 設計部門、メカ戦略部門のリーダー
- PL(デザイン開発を技術面から円滑に支援し、コストパフォー
📋プログラム
I. CMFデザインの役割と戦略的基盤
1CMFデザインの定義とグローバルな位置づけ
(1)CMF(Color, Material, Finish)の概念とデザイン戦略の起源
(2)イメージと製品の感情的な位置づけのための新しい道具の開発
a. 産業界の戦略の基礎としての色、材料、仕上げによる商品分析
b. ユーザー思考の分析とトレンド分析による商品戦略
(3)CMF開発の目的:最新技術導入とデザインコンセプトの具現化
2競争優位性を確立する開発目標
(1)エンジニアとの円滑な情報共有と製品群横軸での経験値構築,
(2)尖った製品に向けた加工技術情報の収集
(3)低コストでの生産性の向上と、素材開発における評価制度の改善
II. 先行トレンドリサーチと造形分析(Advanced Trend Research and Form Analysis)
3CMFリサーチの手法と異業種からの着想(Idea from Different Fields)
(1)トレンド情報収集・分析の5つの視点(MATERIAL, FORM, SURFACE, GRAPHIC, LIGHTING)
(2)業界をまたいだ情報収集の必要性(技術転用の可能性)
(3)異業種(靴の産業分野など)の製造工程研究と応用事例
(4)ペルソナ創出論と素材表現のためのリサーチ
4プロダクト造形トレンドと光の表現
(1)ソフトウェアの変革がもたらす新しいものづくり
(アルゴリズムデザイン、キネティック幾何学)
(2)CMF造形要素:Illumination(照明/光の演出)による奥行きのある表現
(3)CMF造形要素:Surface(サーフェス)とReflection(反射)の表現,
(4)「CMYKからRGB表現法への移り変わり」と透明素材の魅力
III. 素材と加工技術の最新動向(Latest Materials and Processing Technology)
5高外観金属材料と先進加工技術
(1)アルミニウム合金(1000番系~7000番系)の特性と用途の検討
(2)アルマイト(硬質、ダブル、昇華、インクジェット)による高品位な加飾
(3)精密仕上げ技術:鏡面、ヘアライン、スピン、シボ加工の適用
(4)MIM(金属射出成型)による超薄肉素形材開発とチタン加工の難しさ
(5)MDRヘッドホンへの真鍮(Brass)導入事例(音質への好影響を訴求)
6樹脂・複合素材の応用と加飾技術
(1)透明性と耐久性の両立:Tritan樹脂の機能性素材
(2)複合素材:エラストマー×プラスチックの接合、繊維素材×プラスチックの接合
(3)多様な加飾技術:IML/IMD、水転写、レーザー刻印、3Dインクジェット
(4)天然素材の応用(木材微細加工、天然皮革)とデジタル製品への適用
IV. CMF戦略の展開とビジネス実例
7ブランディング強化と製品ラインナップ戦略
(1)工業デザイン事例紹介:ワォーターサーバーの開発ストーリー
(2)工業デザイン事例紹介:流量機の開発ストーリー
(3)工業デザイン事例紹介:ニューヨーク市場のヘアードライヤー開発事例紹介
(4)製品群(VAIO, Walkman, Cyber-shot)横断での柄・カラー展開事例
8開発連携と未来の課題解決
(1)技術情報を得るためのネットワーク構築(加工メーカー、商社の活用)
(2)業種を問わない業者とのコラボレーションの必要性
(3)クラウドファンディング(Makuakeなど)を活用した新たな販売戦略
□質疑応答□
👤講師
- [ご専門]工業デザイン [HP]
- https://www.cmfdesignlab.com
- [ご経歴]
- 1997年08月 The art institute of Seattle Industrial Technology課卒業
- 1997年12月 日本アイビーエム株式会社 大和デザイン 製品デザイン
- 2001年04月 日本サムスン デザインセンター 製品デザイン 課長
- 2007年04月 ソニー㈱ クリエイティブセンター シニアデザイナー
- 2016年11月 CMF Design Lab設立
🗓開催概要
| 開催日時 |
【ライブ配信(見逃し配信付)】 2026年7月31日 (金) 13:00~16:30
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|---|---|
| 受講形式 | Zoomによるライブ配信 |
| 受講料 | 49,500円(税込) 本体45,000円+税4,500円 |
| 配布資料 | PDFテキスト(印刷可・編集不可) ※開催2日前を目安に、弊社HPのマイページよりダウンロード可となります。 |
| 備考 | ※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。 ※開催日の概ね1週間前を目安に、最少催行人数に達していない場合、セミナーを中止することがございます。 |
〒450-0002 愛知県名古屋市中村区名駅3-4-10 アルティメイト名駅1st 2階