CO2の電解還元技術における基礎と 有用化合物への変換および将来展望
電気化学, 触媒化学, カーボンニュートラル, 環境技術
CO2の電解還元技術における基礎と
有用化合物への変換および将来展望
~ 一酸化炭素・ギ酸・メタノール・エチレンなどの炭化水素への変換 ~
~ 気相電解還元反応による有効な電極触媒や、今後の研究開発の方向性の解説 ~
2025年9月29日(月) 13:00~16:30
セミナー概要
カーボンニュートラルの実現へ向けたCO2の有用化合物への電気化学変換法とその実施例、将来展望までを解説!
CO2気相電解還元反応における有効な電極触媒とその作用機構等について解説し、今後の研究開発の展望について詳しく説明いたします。
本セミナーでは、熱化学的還元と電気化学的還元の比較から始まり、電気化学の基礎知識、電極触媒作用、そして実際のCO2電解還元反応の実施例まで、体系的に学習できます。
こんな方におすすめ
- CO2の電気化学的還元反応の問題点と研究開発の方向性を知りたい方
- 電気化学的化学変換法の展開に関する方向性を学びたい方
- 化学反応にアレルギーのない方
キーワード
CO2の気相電解還元、電極触媒、固体電解質
講師紹介
東京工業大学 物質理工学院 応用化学系 教授
専門:触媒化学・電気化学
職歴:
- 東京工業大学 化学工学専攻 助手(1991-1997)
- 東京工業大学 化学工学専攻 助教授(1997-1999)
- 東京工業大学 応用化学専攻 助教授(1999-2007)
- 東京工業大学 応用化学専攻 准教授(2007-2012)
- 東京工業大学 物質科学専攻 准教授(2012-2013)応用化学専攻併任
- 東京工業大学 物質科学専攻 教授(2013-2016)応用化学専攻併任
- 東京工業大学 物質理工学院 応用化学系 教授(2016-現在)
受賞:
- 手島記念研究賞博士論文賞(1992)
- 触媒学会奨励賞(1997)
- 石油学会奨励賞(2000)
- 触媒学会学会賞(2019)
プログラム
1. CO2還元の基礎
1.1 熱化学的還元と電気化学的還元の比較
1.2 電気化学的CO2還元の弱みと強み
2. 電気化学の基礎知識
2.1 電圧と電位の違い
2.2 電流とエネルギー
2.3 電流効率と選択性
3. 電極触媒作用
3.1 アノードとカソード
3.2 分子の活性化と変換
4. CO2の電気化学的還元反応
4.1 標準的CO2の液相還元反応の実験法
4.1.1 液相CO2還元反応の実施例1:一酸化炭素への変換
4.1.2 液相CO2還元反応の実施例2:ギ酸やメタノールへの変換
4.1.3 液相CO2還元反応の実施例3:エチレンなど炭化水素への変換
4.2 CO2の気相還元反応の実験法
4.2.1 気相CO2電解還元実施例1:一酸化炭素への変換
4.2.2 気相CO2電解還元実施例2:エチレンなど炭化水素への変換
4.3 CO2電解還元における作用機構
5. CO2電解還元反応の振り返り
5.1 解決すべき課題問題点
5.2 将来展望
質疑応答
お問い合わせ
株式会社イーコンプライアンス
担当:丁田
〒630-0244 奈良県生駒市東松ヶ丘1-2 奥田第一ビル102
TEL:050-3733-8134 FAX:03-6745-8626