FPGA / SoCデジタルシステムを支える アナログ技術の基本と応用
FPGA / SoCデジタルシステムを支える
アナログ技術の基本と応用
~回路問題解決~配線遅延や電力、熱、ノイズ~
2025年8月22日(金)
10:30~16:30
セミナー概要
FPGAやSoCなどを主体にしたデジタル回路も複雑なシステムになると確実に動作させることが難しくなってきます。その際にアナログ技術の知識が解ると手戻りを減らすことができる可能性があるのですが、所謂アナログ技術入門というより高周波に関する技術とか、熱に関する知識が必要になってきます。
設計の初期段階やシステム構想の段階でアナログ技術の理解があれば検討手順を効率化できる可能性があります
デジタル回路を主体とした設計をされている皆さんにもシステム全体を見渡す必要のある方にもお役に立てると思います。
こんな方におすすめ
- 若手回路設計者
- 回路の動作でトラブル対応に苦労された方
- システム全体を見渡したいと思っている方
- デジタル回路を主体とした設計をされている方
プログラム内容
1. 概要
デジタルシステムにおけるアナログ技術の重要性と基礎概念について解説します。
2. 配線と遅延~システム設計で使えるアナログ技術~
2.1 配線
- 配線遅延の基本原理と計算方法
- 終端技術とその効果
- 配線抵抗と信号品質への影響
- プリント基板配線の最適化手法
2.2 基板間信号伝送
- コネクタ接続における設計のポイント
- 標準I/F(Compact PCIなど)から見るピン配置の工夫
- ハーネス接続の最適化
- 標準I/F(SCSIなど)から見る信号配列の工夫
2.3 基板設計でのアナログ技術
- 効果的な部品配置の原則
- 配線指示の実践的手法
2.4 デジタルインターフェースのアナログ技術
- 反射とリンギング(オーバーシュート)の対策
- シリアルバスインターフェース(I2Cなど)の設計
- LVDS技術の活用
- USB設計における注意点
3. 電力(駆動・出力)回路
- エミッタ(ソース)接地(スイッチング)の基礎と実際
- トランジスタ、FETのスイッチング動作と実際
- エミッタ(ソース)フォロアの基礎と実際
- トランジスタ、FETの動作と実際
4. 熱設計と信頼性
- 信頼性を設計する – 発熱と故障、ディレーティング
- 半導体の放熱設計 – 消費電力と熱抵抗
5. 輻射とノイズ
- 静電気対策の実践的手法
- 電源妨害の原因と対策
- 不要輻射の抑制技術
6. デジタルシステムでのアナログ技術
- 実際にシステム設計で使ったアナログ技術の事例紹介
- 現場での実践的な応用例
講師プロフィール
多胡 隆司(たご たかし)氏
神上コーポレーション株式会社 顧問
略歴
1982年4月 ソニー株式会社入社
1982年4月~ 情報処理研究所
1987年7月~ ディスプレイ事業本部
1997年2月~ データ・システム部(データ記録システム開発)
2000年9月~ A-cubed研究所
2009年1月~ ライフエレクトロニクス事業部
2017年12月 ソニー株式会社 早期退職
2018年5月~2021年10月 株式会社Liberaware(小型ドローン開発)
現在 神上コーポレーション株式会社 顧問
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お1人様受講の場合:53,900円(税込)
1口でお申込の場合:66,000円(税込)(3名まで受講可能)
※本セミナーは、Zoomウェビナーを使用したオンライン配信です
※開催7日前に請求書を発送します
お問い合わせ
株式会社イーコンプレス 丁田
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