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[書籍]中国における車載リチウムイオン電池の リユース・リサイクル動向と市場展望

 

中国における車載リチウムイオン電池の
リユース・リサイクル動向と市場展望

~中国自動車市況とバッテリー技術トレンドNEV用バッテリーのリユース・リサイクル政策・各社動向・今後のニーズ~

配信開始日

2020年12月21日

フォーマット

PDF (WEBブラウザ上、または専用アプリケーション「bookend」より閲覧頂けます)
※このebookは印刷不可・コピー不可です。

体裁

B5 約50頁

著者

沖本 真也

価格

定価:本体15,000円+税1,500円(税込16,500円)

カテゴリ

車載電池, リサイクル, リユース, EV, 中国市場

本書の特徴

  • 情報収集に手間のかかる中国内の調査機関・メディア・関連イベントでの発表など現地情報を元に解説しています。
  • グラフ・データ等、掲載情報の多くはソース元URLを記載していますので、そこからより詳細な情報、周辺情報を得られ調査時間の短縮にお役立て頂けます。
  • 5アカウント/10端末まで閲覧でき、社内・部署内での情報共有が容易です。
  • アプリ内閲覧の場合はオフラインで閲覧いただけます。
  • アプリダウンロード不要のWEBブラウザ閲覧が可能になりました(オンライン環境が必要です)。

内容一部紹介

引き続きEV・電動車普及を推進する中国のバッテリー技術トレンド

「Battery Day」で斬新なアイデアを発表したtesla社、同社のリユース・リサイクルに対する姿勢とは

2021年6月の製品投入予定を発表したSVOLT社のコバルトフリー正極バッテリーの技術戦略概要

非燃焼化に向けた”NP技術”、エネルギー密度の向上を達成した”CTP技術”を擁するCATL社はリサイクルでも存在感を高める

リサイクルに関わる政策の現状と企業動向

2020年の段階でも1000億円を超える車載LiBリサイクル市場。政策での詳細ルールが固まりつつあるもののまだ法的拘束力は高められず。政府の求める要件を満たさないリサイクルも横行。

2016年以降の政策検討の変遷と現状、また中国が参考とする欧州・日本のリサイクル工程・技術とは

企業の取り組み

tesla社、CATL社、格林美(GEM)社、华友社、赣州市豪鵬科技(XTC)社、广东芳源环保社、中天鸿锂社などの事例を解説。

トレーサビリティの観点からも注目されるNIO社のBaaS(Battery as a service)。

電力貯蔵や5G通信基地局用電源でLiBリユースは進むか

電力供給システムを大きく変える可能性を有するエネルギーストレージシステム。バッテリーのリユースカスケード利用にはリコンディショニング技術、BMSが重要に。

自動車メーカと連携する電力会社・State Grid社や中天鸿锂社、基地局用電池としての再利用スキーム構築を進める中国鉄塔社、リユースバッテリー採用ESSを販売するGMDE社などの事例を解説。

目次

Chapter 1 EV推進政策とコロナ禍を経た中国自動車市況の現状とNEV用バッテリートレンド

  • 1. EV販売台数の現状:コロナ禍の影響
  • 2. 2020年のEV購入補助金削減
  • 3. ガソリン車販売台数の現状
  • 4. EV普及再燃のキーを握るテスラ社の取り組み
  • 4.1 ミリオンマイルバッテリーの開発
  • 4.2 蓄電システムの開発
  • 5. 米国市場でIPOをする中国新興EVメーカー
  • 6. 中国NEVバッテリートレンド
  • 6.1 Svolt社
  • 6.2 CATL社

Chapter 2 車載リチウムイオン電池リサイクルの現状と関連企業動向

  • 1. 車載LiBリサイクルスキーム構築の必要性とその背景
  • 2. リサイクル工程フローの概要
  • 2.1 乾式回収
  • 2.2 湿式回収
  • 2.3 ダイレクトリサイクル
  • 3. バッテリー回収の問題
  • 4. 車載LiBリサイクルスキーム構築や法規制、標準化制度に関わる政策検討
  • 5. 自動車・電池・材料メーカの車載LiBリサイクルへの対応
  • 5.1 テスラ社
  • 5.2 上海汽車社/CATL社
  • 5.3 格林美(GEM)社
  • 5.4 中南大学

Chapter 3 車載リチウムイオン電池リユースのビジネスモデル構築に向けた動き

  • 1. テスラ社のリユースに対する姿勢
  • 2. 国家电网(State Grid)社の取り組み
  • 3. 中国鉄塔社の取り組み

Chapter 4 車載リチウムイオン電池のリユース・リサイクル市場展望

  • 1. 今後発生する廃棄車載LiBの時期・数量予測
  • 2. リユース、リサイクル市場の展望
  • 3. 注目されるBaaS
  • 4. キーとなるプラットフォームの精度
  • 5. 競争環境分析(各企業の動向)

おわりに

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EVの世界最大市場となった中国。2020年10月下旬にも、従来型のガソリン車等の製造・販売を2035年を目途に停止するというインパクトある政策方針を発表しました。一部アナリストの予想では、2025年にNEVのシェアが全体の25%に達するという意見も出てきています。

一方、EVの普及に伴って今後の使用済みLiBの大量発生量が懸念されています。中国メディアによると2025年には35万トンまで増えるとの予想もされています。LiBの廃棄処理は安全性も含め環境負荷が大きく、また希少金属を含むため経済的な回収・リユース・リサイクル工程の構築が望まれます。

本書では、こうした問題に対する中国政府の政策検討・実施の状況や、EV・バッテリー・電池材料メーカ、通信/エネルギー関連・リサイクル業者等の中国企業の取り組みをまとめました。

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