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[書籍] マイクロリアクター/フロー合成による 反応条件を最適化した導入と目的に応じた実生産への適用
マイクロリアクター/フロー合成による反応条件を最適化した導入と目的に応じた実生産への適用
~事例をふまえた現状と課題 / 不具合を避けるための設備設計~
書籍概要
2020年4月28日(火)
B5判並製本 270頁
55,000円(税込)
定価:本体50,000円+税5,000円
サイエンス&テクノロジー株式会社
無料
マイクロリアクター/フロー合成技術は、バッチ型プロセスでは実現不可能な反応や合成を可能にする革新的な技術として注目を集めています。21世紀の合成手法の革新という観点から、フローマイクロリアクターはその立ち位置を不動のものにしつつあります。
本書では、フロー合成の最新トレンドから実用化事例、円滑な導入と設備設計、そして医薬品における規制要件とGMP適合まで、幅広い内容を網羅しています。最先端の研究開発情報から実務に直結する設計ノウハウまで、第一線の専門家が詳細に解説します。
研究開発から実生産への展開を検討されている方、マイクロリアクター/フロー合成技術の最新動向を把握したい方に最適な一冊です。
目次
主要内容ハイライト
フロー自動合成とAI活用の最新トレンドを解説。自動化・AIの活用は、マイクロリアクターにおいて有機合成化学や高分子合成化学の研究・開発において強力なツールとなっています。また、シミュレーションを活用したプロセス設計や3Dプリンタによる流路作製の最新事例も紹介しています。
- 自動合成のメリットとフロー自動合成の研究開発状況
- マイクロリアクターの混合性能が反応生成物の収率に及ぼす影響
- 3Dプリンタを用いてマイクロリアクターを作製する際の課題と適用事例
実験室レベルのフローマイクロリアクターを用いた有機合成からナノ粒子製造まで、多様な実用化事例を紹介。特に工業的な化学合成においてフローマイクロ合成が持つ特長を活かした応用例を解説しています。
- 量子ドット、金属や金属酸化物、多孔性配位高分子、有機物などのナノ粒子製造事例
- ハイスループットスクリーニングシステム開発の現状
- マイクロ波による急速的・物質選択的加熱とフロー法による滞留時間制御の組み合わせアプローチ
ラボレベルと試験機での使用目的によるリアクター設備の要求事項の違いや、本質安全を目的としたフロー技術の導入事例を解説。特にホスゲン反応のフロー化によるスケールアップの導入事例は実務に直結する貴重な情報です。
- 試験生産、実生産を目的としたフローリアクターの設計設備を中心にラボレベルでの試験機器とのコンセプトの違い
- フロー技術の導入メリットを「安全」に設定した実例と技術詳細
- 生産プロセスにスケールアップする際の安全性と生成物の品質確保のための法規対応
- フロー合成の操作で生じるトラブルと対策、ケーススタディ
医薬品の連続生産が注目されている背景と規制当局の動向、GMPに適合したフロープロセス実現のための手法について解説。欧米での先行導入事例も紹介し、医薬品製造におけるフロー合成技術の実装に向けた知見を提供します。
- 連続生産によって実現されうる事項とその恩恵、日米欧の規制当局の動き
- 経口固形製剤への連続生産の導入を中心に原薬に応用する場合の共通点や相違点
- フロープロセスのGMPへの対応手法と欧米における先行例
- 洗浄バリデーションや後処理の連続化とロット定義の課題と解決策
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マイクロリアクター/フロー合成技術の最新動向から実用化事例、そして医薬品製造における規制対応まで、この一冊で網羅的に学ぶことができます。研究開発から実生産への橋渡しに必要な情報が詰まった必携の書籍です。