【満足する内容での保険適用を獲得するために】

元厚労省技官が可能な範囲で事例を示しつつ、最新情報で解説!

本書の重要ポイント

  • 今後、保険収載上の評価においては、より厳しく評価されることが予想されます。
  • 医療機器を取り扱う企業では、今まで以上に保険収載を見越したトータルマネジメントが重要になってきます。
  • 医療機器の製品の発売に至るまでには、医療機器の仕様の策定から、治験のデザイン、治験責任医師の選択、有効性・安全性・有用性に関するエビデンスの集積、薬事審査対応、保険適用希望に至る、長期間に一貫したマネジメントが成否を分けます!

近年の保険財政の逼迫により、医療機器の保険上の評価が非常に厳しいものとなっており、医療機器の製造販売業者等のビジネス環境はより厳しいものとなっています。このような医療機器業界を取り巻く環境では、薬事承認・保険適用・診療報酬改定に関する総合的なより深い理解と、製品の開発・導入計画時から市販後に至るまでの総合的な保険収載戦略が重要です。本書では、医療機器の保険収載戦略策定と保険収載手続の実務において必要とされる事項の要点について解説します。

【製本版】
49,500円(税込)

定価:本体45,000円+税4,500円

【製本版+ebook版セット】
60,500円(税込)

定価:本体55,000円+税5,500円

発売日

2021年4月28日

フォーマット

製本+ebook版(PDF)
(WEBブラウザ上、または専用アプリケーション「bookend」より閲覧頂けます)
※このebookは印刷不可・コピー不可です。

体裁

B5判 並製本 289頁(製本版)
B5 PDF 289頁(ebook版)

ISBNコード

【製本版】 978-4-86428-247-5
【製本版+ebook版】978-4-86428-256-7

薬事コンサルタント 法務博士(専門職) 河原 敦 氏

【主な経歴】

静岡県庁
厚生労働省医薬食品局
日本メドトロニック(株)

【主な研究・業務】

医療機器製造販売業者に対する薬事承認取得、保険適用取得戦略、薬事法に関連する問題対応に対するコンサルティング

目次

●第1章 医療保険制度の概要

1. 医療保険制度の枠組み

1.1 社会保険の種類

2. 給付の種類

2.1 保険給付の種類

2.2 療養の給付

2.3 療養の給付等における患者の医療費の負担

2.4 療養の給付に要する費用(診療報酬)

3. 診療報酬の審査と支払審査機関

3.1 医療費の請求の流れと支払審査

3.2 診療報酬の審査と支払審査機関

●第2章 厚生労働省、中央社会保険協議会の組織について

1. 厚生労働省の組織と事務分掌

2. 厚生労働省担当官の背景

3. 中央社会保険協議会の組織

●第3章 医療機器の保険償還、保険適用希望

1. 医療機器の保険償還に関する制度的枠組み

2. 医療機器の保険適用希望に関する枠組み

3. 決定区分A1、A2又はB1の保険適用希望

4. 決定区分A3又はB2の保険適用希望

5. 決定区分C1、C2、B3又はRの保険適用希望

●第4章 その他の医療機器に関係する診療報酬項目の創設

1. 処置医療機器等加算、手術医療機器等加算

2. 在宅医療に用いる医療機器の保険適用

3. 施設基準の設定等について

4. 費用対効果評価に基づく価格調整について

5. 製品の変更と保険適用希望

●第5章 診療報酬、材料価格等の改定

●第6章 包括評価制度(DPC/PDPS制度等)

●第7章 評価療養、選定療養、患者申出療養

●第8章 医療機器製造販売業者の保険適用戦略

●第9章 結語