書籍情報

タイトル 医薬品ターゲットプロダクトプロファイル設定・改訂と開発段階における事業性評価、売上予測
サブタイトル 各段階、各部門で実用性が高く効果的な意思決定に貢献するための考察
著者 塚本 淳, 阪下 喜治, 谷口 公嗣, 松本 光正, 井上 淳, 内堀 雅之, 山本 晃嗣, 安田 賢児, 志甫 理
発刊日 2018年6月27日
体裁 B5判並製本 210頁
価格(税込) 49,500円 定価:本体45,000円+税4,500円
コード P128
カテゴリ 製薬企業向け, 医薬品開発, 事業性評価

お申し込みはこちら

このような方におすすめ

  • 製薬企業の研究開発部門の担当者
  • 医薬品開発のプロジェクトリーダー
  • 事業性評価、売上予測に関わる方
  • マーケティング部門担当者
  • TPP設定に関わる薬事担当者
  • 開発戦略策定に関わる経営層

本書の特長

本書は、医薬品開発において重要なターゲットプロダクトプロファイル(TPP)の設定・改訂と、それに基づく事業性評価および売上予測について、実務に即して解説した専門書です。各開発段階や各部門での実用性を重視し、効果的な意思決定に貢献するための考察が満載されています。

本書で解決できる課題

  • TPPを達成するために開発初期に何をすべきか
  • 部門間コミュニケーションを促進するTPPの作り方
  • 経営層に納得してもらえるTPPの内容とは
  • 探索・基礎研究段階でのTPP設定の範囲
  • 開発初期段階での事業性検討の方法
  • 市場データが不足している場合の売上予測・調査方法
  • POC試験デザイン策定やエンドポイント設定
  • FDA TPPドラフトガイダンスをふまえた薬事戦略
  • 導入候補化合物のTPP設定の留意点

目次

第1章 TPP設定・改訂/タイミングと運用の実際

~TPPを達成するために開発初期に何をすべきか/効果的な意思決定に貢献するために~

  1. なぜ医薬品研究開発でTPPを論じる必要があるのか?
  2. TPPに関する一般的な概念
  3. 創薬研究段階におけるTPP
  4. 医薬品開発段階におけるTPP
  5. 医薬品開発におけるTPPのカテゴリー
  6. 意思決定のためのTPP活用

第2章 コミュニケーションのためのTPP活用

  1. コミュニケーションツールとしてのTPP
  2. 良好なコミュニケーションに基づくTPP立案
  3. コミュニケーションマネジメント概論
  4. TPPに基づくマーケティングアクティビティについて
  5. ステークホルダーマネジメント

第3章 医薬品提供者(企業)にとって適切なTPPの考え方

  1. 医薬品ビジネスを取り巻く環境
  2. TPPの考え方:FDAと日本の違い
  3. なぜTPPが必要か
  4. TPPが果たす企業の意思決定
  5. TPPの運用
  6. 医薬品の承認がゴールか,次につながるビジネスチャンスがゴールか?
  7. まとめとして(UMN解消のための医薬品開発)

第4章 マーケティングから見たTPP・アンメットニーズの反映

  1. 臨床開発プロジェクトチームにおけるマーケティング部門の課題
  2. マーケティング部門の専門知識向上に向けた取り組み
  3. 製品価値最大化のためのTPPの重要性
  4. 売るためのTPPの構築
  5. 開発マイルストンとマーケティング活動の着手のタイミングと,その内容
  6. 組織横断的チームでマーケティング担当者がおこなう事業性評価の手法例の紹介

第5章 「基礎研究」「探索研究」の段階でのTPP設定や意思決定について

~どこまで設定するのか? できるのか?~

  1. ターゲット・プロダクト・プロファイル(TPP)について
  2. 基礎研究について
  3. 探索研究について

第6章 TPPも明確でない開発初期品の事業性検討・評価

  1. 開発初期段階における事業性検討の意味合い,位置づけ,プロセス
  2. 標準的な開発初期段階での事業性検討プロセス

第7章 開発初期(Early-Stage)および市場データが不足している場合の売上予測・調査の考察

  1. 医薬品業界における市場(公的)データ
  2. 患者数の予測
  3. 市場(公的)データが不足している場合の調査(マーケティングリサーチ)
  4. 売上予測と販売戦略

第8章 開発早期における適切なTPP設定,POC試験設計と意思決定への反映

  1. TPPとPOC試験