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[書籍] 押出成形の基本技術と現場での実践技術
押出成形の基本技術と現場での実践技術
不良をなくし、高品質の成形品を生産性よく製造するために
理論と実験・検証例、実務・ノウハウの両面から解説
55,000円(税込)
書籍の特徴
本分野において、理論と具体的な製造技術の両面から解説した書籍は少なく、さらに押出材料としてプラスチックに加えゴムも対象とした解説書はありませんでした。
本書では豊富な実務経験を持ち、現在は多くの企業の技術指導にあたっている西澤氏を著者に迎え、実務経験を元にした現場で役立つ技術情報をまとめました。同氏の講演セミナーではその分かりやすさに好評を集めており、寄せられた質問をもとに技術者の悩みどころを押さえた解説を収録しました。
- プラスチックとゴム材料の両方を対象とした希少な専門書
- 理論と実験・検証例、実務・ノウハウの両面からの詳細解説
- 押出成形における品質向上と生産性向上のための実践技術
- 現場で発生する各種トラブルの原因と対策を詳細に解説
- 現場の技術者からの質問をもとにしたQ&A形式の章を収録
詳細目次
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はじめに
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第1章 成形加工法の種類と押出加工の位置付け
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第2章 押出機の基本と実際の押出作業に影響するポイント
- 1.押出成形の歴史と押出ラインの工程,押出機の原理および基本構造
- 2.押出ラインの工程
- 3.押出機の構造と押出しの原理
- 4.将来計画,実作業に影響する重要ポイント
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第3章 押出作業の基本工程での生産性向上,品質向上 (不良低減)のための実践技術
~押出機,押出材料,粘性流動性と適正加工性指標等 からの考察~
- 1.押出機の設計,押出材料の粘性流動特性,適正評価指標から見た考察
- 2.押出機内の材料の溶融,流動,移送と基礎的な押出理論
- 3.押出工程(ホッパー,スクリュー,ブレーカープレート,メッシュ,ヘッド,ダイ)での押出成形の実践技術
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第4章 押出成形で注目される課題
- 1.ゴムとプラスチックスの押出加工性の比較
- 2.押出加工性向上のための押出材料の混練技術(主としてゴム材料)
- 3.押出性向上のための配合技術(塩化ビニル樹脂,ゴム,機能性プラスチックス材料)
- 4.ゴム,プラスチックス(架橋PE)押出成形-連続加硫(架橋)技術
- 5.押出成形における生産性向上技術
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第5章 押出成形のトラブル対策
- 1.押出成形における発生トラブルの種類(ゴム,プラスチックス)と対策
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第6章 押出成形技術の最近の進歩
- 1.最近の押出機,押出方式の進歩
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第7章 押出成形Q&A
- Q1. 押出機の購入,選択時の注意事項は?
- Q2. 押出作業を開始する時および運転中の注意事項は?
- Q3. ホッパー部での設備,作業面でのチェック項目は?
- Q4. スクリュー設計の重要チェックポイントは?
- Q5. スクリュー特性曲線とダイ特性曲線は実際の押出成形でどのような意味を持つのか?
- Q6. ダイの種類と設計,選択の基本的な考え方は?
- Q7. 押出成形の適正加工条件とは?
- Q8. 押出成形が難しいフッ素系ポリマー,シリコーンゴムの押出加工性は?
- Q9. 押出加工性に優れた材料特性とは?
- Q10. 押出時のダイ先端での引落し作業とその材料別の数値は?
- Q11. ベント(真空)押出の基本と最近の進歩は?
- Q12. 外径変動対策に効果的なギヤーポンプ押出機の構造と効果は?
- Q13. 伸長流動を利用した低せん断スクリュー構造の研究とは?
- Q14. スクリュー冷却の方法とその効果は?
- Q15. カセットダイ方式の特徴とその使用状況は?
- Q16. 生産性向上のポイントは?
- Q17. 多品種少量生産方式に対する対応は?
- Q18. 押出成形において,より正確な材料温度を測定する方法は?