本書籍の概要

「医療機器」に関する特許出願を多角的に分析し、業界の技術開発動向を明らかにした調査報告書です。国内出願日基準「2009年1月~2021年1月」の91,980件の特許情報から、出願件数、出願人(共同出願人)、発明者、特許分類、キーワードなどについて、ランキング、時系列推移、技術分布図など様々な観点から分析したパテントマップとパテントチャートを提供します。

調査目的

本報告書は、医療機器分野に関する特許情報を徹底分析し、以下の点を明らかにすることを目的としています:

  1. 「医療機器」についてどのような技術があるか
  2. 各企業の技術開発動向はどのように推移しているか
  3. 国内出願日基準「2009年1月~2021年1月」における関連技術の出現・消失状況
  4. 各企業間の連携状況
  5. 2017年1月~2021年1月の出願における企業および技術の注目すべき動向
  6. この分野に強い弁理士(特許事務所)と企業の利用状況

これらを明確にして、今後の開発の指針決定に役立てることができます。

報告書の特徴

最新の技術動向を把握

「医療機器」に関する国内出願日:2009年1月~2021年1月の出願、さらには2017年1月~2021年1月の最新技術動向が分かりやすく把握できます。

弁理士動向の分析

本技術分野に関連する弁理士(特許事務所)の動静が読み取れ、戦略的な特許出願に役立ちます。

視覚的に理解しやすい

パテントマップ、パテントチャートで視覚的に理解しやすく、直感的に技術動向を把握できます。

報告書の構成

本報告書は、以下の2つの部分から構成されています。

I.パテントマップ編

  • A.2017年1月~2021年1月の出願における新規出現した出願人、技術分類による動向分析
    出願人別出願件数ランキング(上位50)、技術分類別出願件数ランキング、出願人別出願件数伸長率マップなど4マップを掲載。
  • B.2017年2月~2021年1月の出願における動向分析
    出願件数*出願人数の推移対比、出願人上位2のFIサブグループ分類別出願件数ランキング、出願人・分類別の占有率分析など8マップを掲載。
  • C.全般分析
    全体の技術開発ライフサイクル、件数推移、出願人数推移、新規発明者数推移、新規技術分類数推移のマップなど24マップを掲載。
  • D.上位20出願人比較分析
    期間着目の出願件数比較マップ、出願件数・共同出願人数・新規発明者数推移の比較など11マップを掲載。
  • E.上位5出願人個別分析
    各出願人の技術分類上位20による出願件数推移マップ、出現・消失状況マップなど47マップを掲載。
  • F.特定3出願人比較分析
    キヤノンG、オリンパス、富士フイルムの3社を対象に、各出願人と全出願人の出願件数推移の比較など12マップを掲載。
  • G.上位20特許分類分析
    上位20FIサブグループ、上位20Fタームの分析のための10マップを掲載。
  • H.特定特許分類分析
    H-1では、FI分類、Fターム分類を各一つ指定した分析12マップ、H-2ではFターム分類を複数指定した分析30マップを掲載。
  • I.キーワード分析
    キーワードの出現・消失状況、伸長率を分析する2マップを掲載。
  • J.弁理士(特許事務所)の動向分析
    弁理士別の出願件数ランキングマップ、出願件数推移マップなど3マップを掲載。

II.パテントチャート編

特定の出願人を指定し、公報図等を含む時系列チャート、Fターム分類と発明者のマトリクスチャート分析、特定Fターム分類の技術分類マトリクスチャート、注目特許のサイテーションマップなど6マップを掲載しています。

参考資料

  • 【資料1、2】2017年1月~2021年1月の出願における新規出現したFIサブグループとFタームの分類リスト(上位100)
  • 【資料3】出願人統合リスト
  • 【資料4】上位5出願人の発明者リスト
  • 【資料5】パテントマップ・パテントチャートの種別と見方

特許情報の収集方法

本調査報告書は、「医療機器」の国内出願日:2009年1月~2021年1月に出願された公開特許について、検索、収集しました。報告書作成には、パテントマップ作成支援ソフト「パテントマップEXZ」(インパテック(株)製)を使用しています。特許情報公報の総数は91,980件です。