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[書籍] 目からウロコの熱伝導性組成物 設計指南
熱伝導組成物設計の全てを学ぶ技術者に、最適な一冊です!
ウソや未解決な課題が多い熱伝導の世界
ココまで核心に触れているのは本書だけ!
研究開発経験から裏付けされた内容
著者自らの経験から、熱伝導組成物にまつわる真実・本音・ヒントがわかる!
幅広い層に対応
初心者からベテランまで、まさに目からウロコの貴重な1冊です。
書籍概要
電気電子機器の高度の発達に伴い、内部で発生する熱が引き起こす多様な問題が顕在化しています。その対策の有力な手段として、ゴムやプラスチック、接着剤やグリースに熱伝導性を与え、系外に熱を放散させる試みが展開されています。
元来、ポリマーというのは熱伝導を妨げるという本質的な性質を有しています。その組成物に熱伝導性を付与することは、大きな矛盾への挑戦であり、更に技術的困難性という高い壁との戦いでもあります。
この課題解決の一助として、2011年11月に「目からウロコの熱伝導性組成物 設計指南」と題されたセミナーが開かれ多数の参加がありました。セミナー終了後もご質問やご相談の類が続いたため、セミナーの内容をオンデマンドで参照できる技術資料として本講演録が企画されました。
講演録では、時間の関係でセミナーでは時間をかけて説明できなかった部分や、プログラムから割愛された部分も、新たに稿を起こして組み込みました。配合設計から製造技術、熱伝導測定や理論的考察に至る、あらゆる技術要素の理解と確認が可能となる構成になっています。
熱伝導性組成物の担当者ばかりでなく、熱対策に携わるすべての技術者にとって、有用であり示唆に富んだ講演録です。
書籍タイトル | 目からウロコの熱伝導性組成物 設計指南 |
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著者 | 渡辺 聡志 氏(材料技術研究所 技術コンサルタント 技術士[化学部門]) |
カテゴリ | 熱伝導, 材料技術, 組成物設計, エレクトロニクス |
発刊日 | 2019年6月21日(増刷日) |
体裁 | B5判並製本 160頁 |
価格 | 44,000円(本体40,000円+税4,000円) |
著者紹介
本書の内容
- 組成物において熱伝導率に関与する要素
- 熱伝導率とキャリア配合量の関係
- 係数bの再考
- キャリア帯電と混練作業
- キャリア配合量の関係因子
- 熱伝導率に影響を与える係数a
- キャリアの能力の最大化
- 講義の進め方
- 1.1 ポリマーが熱伝導を妨げる理由
- 1.2 熱伝導性組成物に似合う理論は、どこにある
- 1.3 パーコレーションのウソ
- 2.1 カタログに舞う材料群を整理する視点
- 2.2 材料別 熱を伝えるメカニズム、そして量子論
- 2.3 セラミクスメーカーに貢ぐばかりの組成物との決別
- 3.1 玉石混交の測定方法を明快に分ける
- 3.2 熱伝導率は測定できないレーザーフラッシュ法の真実
- 3.3 組成物計測に適した測定法とその本質
- 4.1 球状粒子が熱伝導に寄与しないことにコダワロウ
- 4.2 セラミクスを二次加工する意味 焼成焼結と表面構造
- 4.3 無意味なカップリング剤処理 VS. 有意義な分子量調整
- 5.1 温故知新 熱伝導性組成物の歴史と時代背景
- 5.2 先達の教訓 連敗の高熱伝導性組成物から学ぶ
- 5.3 縁あって時間を共有した受講生全員に伝える言葉
当日の受講生と講師の白熱した時間を忠実再現。さらに今回、より詳しい説明を本書に大幅加筆!
- 熱対策技術を見続けてきて
- 最近の熱対策技術の有象無象
- 講演会 開催までの舞台裏
- 線路は続くよ どこまでも
- 感謝のことば
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