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[書籍] eCTD申請






ここまで身近になったeCTD申請 | 医薬品開発における電子化の最新情報



ここまで身近になったeCTD申請

医薬品開発における電子化の最新情報と実践知識を網羅した決定版

書籍情報

発刊日 2011年11月7日
体裁 A4判 156頁
価格(税込) 18,857円
ISBNコード 978-4-905321-03-3

著者プロフィール

比留間 良一

昭和61 年3 月千葉大学薬学部大学院博士課程後期 修了(微生物薬品化学)。薬学博士。

昭和61 年4 月エーザイ株式会社入社。筑波研究所で抗菌薬の薬理評価を担当後、発見した化合物の臨床試験を担当。平成14 年4 月より新設されたメディカルライティング部門を統括。同年より、eDMS(ドキュメント管理システム)のシステム構築プロジェクトに参画。

平成17 年より、臨床研究センター長付けとしてeCTD 申請のための社内体制構築を行い、申請プロセスの再構築・マニュアルの整備を実施。平成18 年に国内5 社目(推定)となるeCTD 提出(参考提出)を実現。

平成21年、内資系製薬企業初(国内5社目(推定))のeCTD正本申請を行った。平成22年3月、eCTDを利用した世界初の3極同日申請を達成。平成23年4月までに、3極での承認を取得(ドラッグラグ/審査ラグ:5ヶ月以内)。

日本製薬工業協会(製薬協)電子化情報部会運営幹事。日本QA 研究会会員。eCTD研究会代表幹事。

深澤 秀通(ふかさわ ひでみち)
プラネットファーマソリューションズ株式会社 代表取締役

1982年 早稲田大学理工学部数学科(整数論専攻)卒業。大日本印刷株式会社入社後、画像研究所にて印刷の製版工程のコンピュータ化のための画像処理アルゴリズムの研究およびシステム開発に従事。

1991年 株式会社プラネットコンピュータ設立。アドビシステムズ株式会社の製品(Acrobat、Illustrator、Photoshop、FrameMaker等)を中心としたプラグイン開発および製品開発に従事。

2007年 プラネットファーマソリューションズ株式会社設立。PharmaDocという製品名で、承認申請におけるレンディションエンジン、パブリッシングツール、リーフファイル品質チェックツール等の製品企画、製品開発、品質保証および販売に従事。

序文

2009年11月に,イーコンプライアンス出版局より,「eCTD(基礎から応用まで) – eCTDの解説,実務,医薬品開発におけるeCTDの現状と課題 – 」を出版させていただきました。それから2年が経過したわけですが,その間にeCTDを取り巻く環境は大きく変化しました。2009年は,今,振り返るとeCTDにとってターニングポイントであったように思います。eCTD申請時に,それまで必要であった紙CTD(正副3セット)の提出が不要になり,それをきっかけにeCTD正本提出会社が10社以上になった年です。

その後,eCTDの普及は着実に進み,現在,20社以上の会社がeCTD正本申請をしており,36社以上がeCTD対応を完了しています。CTD形式申請の70%以上は,eCTD形式になっているのではないでしょうか。まさに,eCTDがde-factになったと考えて良いでしょう。そして,第2の波が押し寄せています。1つは,eCTDの普及が大企業だけでなくなってきたことであり,2つ目はeCTDの次の規格(eCTD Ver 4.0)がICHで本格的に検討されていることです。

このような背景の中で,eCTDは特別なものではなく,当たり前の技術になってきました。eCTDをどうやって対応するかから,eCTDをどのように活用するかに移ってきています。eCTDをやるリスクから,eCTDをやらないリスクに変わってきています。

本書では,4つのメッセージを読者の皆さんにお伝えすることを意図しました。

《1.電子化,eCTDの意義を俯瞰する》
《2.これからeCTD対応する方への対応法》
《3.eCTDの品質を再考する》
《4.eCTDにおけるPDF》

本書を読まれた読者の皆さんが,eCTDの現状を正しく理解され,eCTDを単なる技術だけではなく,eCTDを広い視点で捉えることができるようになり,医薬品開発におけるeCTDや電子化の意義を理解し,実践できることを願っています。

2011年11月
比留間 良一

目次

緒言(比留間 氏)

第一部 eCTDの最新情報と今後
第1章 なぜ今,電子化なのか?(比留間 氏)
1節 なぜ電子化なのか
2節 医薬品開発における電子化の意義とeCTD
3節 エーザイの電子化の歩み
4節 第1章のまとめ

第2章 eCTDの現状(比留間 氏)
1節 国内のeCTD普及状況
2節 日本におけるeCTDの位置づけの変化
3節 申請資料の電子化の歩み
4節 海外でのeCTD普及状況
5節 その他地域の状況
6節 第2章のまとめ

第3章 eCTD申請の実際(比留間 氏)
1節 最近のeCTDに関連した通知・事務連絡,情報
2節 eCTD申請した場合の審査の流れ
3節 第3章のまとめ

第4章 eCTDのメリットとデメリット(比留間 氏)
1節 印刷費用から見たeCTDのメリット
2節 社内保管費用の削減
3節 業務プロセスの効率化
4節 時間的効果から見たeCTDのメリット
5節 審査システム全体から見たeCTDのメリット
6節 ICHにおけるメリット
7節 eCTDのデメリット
8節 第4章のまとめ

第5章 eCTDの品質(比留間 氏)
1節 eCTDの品質の考え方
2節 PDFの品質
3節 eCTD Over Qualityについて
4節 eCTDのER/ES対応について
5節 eCTD担当者へ伝えたいこと
6節 第5章のまとめ

第6章 eCTD申請への対応(比留間 氏)
1節 eCTD申請のための準備
2節 内製化によるeCTD作成
3節 アウトソーシングの活用
4節 第6章のまとめ

第7章 eCTDの今後(比留間 氏)
1節 eCTDの更なる普及における課題
2節 eCTDの新しい潮流
3節 eCTD Ver3.2.2の課題と限界
4節 eCTD NMV
5節 電子化で重要なこと
6節 電子化の光と影
7節 第7章のまとめ

第二部 PDFに関する技術的知識(深澤 氏)
第1章 PDFに関する技術的知識

第2章 AcrobatとPDFについて

第3章 PC環境での留意点

第4章 リーフファイルの基礎知識

第5章 PDF MakerとRenditionエンジンの違い

第6章 リーフファイルの品質の向上

第三部 これからeCTDに対応される会社の方へのメッセージ

あとがき

著者紹介

参考文献

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