フュージョンエネルギー(核融合発電)研究の最新動向と 炉壁用異材接合技術の開発
フュージョンエネルギー
研究の最新動向
~核融合発電の実現に向けた炉壁用異材接合技術の開発~
2025年8月8日(金)13:00~16:30
セミナー概要
2020年代に入って、世界の主要国でフュージョンエネルギー(核融合発電)実現への社会的関心が急激に高まってきました。この勢いに拍車をかけているのは、各国で立ち上がったフュージョンスタートアップの躍進です。中には巨額の開発資金を得て2030年代の発電実証を掲げている企業もあります。
半世紀以上に渡り世界中で展開されてきた核融合研究は、集大成としての実験炉ITERの建設が国際協力で進められており、いよいよその稼働が見通せる段階に入ってきました。しかし、グリッドへの電力安定供給を実現するまでには、更にいくつかの技術課題の解決が不可避であることも事実です。
受講料金
¥49,500
通常価格(税込)
¥46,970
E-Mail案内登録価格(税込)
¥24,750
2名同時申込み1名あたり(税込)
配信形式
Live配信(アーカイブ配信付)
ZoomによるLive配信
アーカイブ配信:終了翌営業日から7日間視聴可能
配布資料:PDFデータ(印刷可・編集不可)
講師紹介
森崎 友宏 氏
核融合科学研究所 教授 博士(理学)
専門:プラズマ物理学、核融合理工学
核融合科学研究所において、大型ヘリカル装置(LHD)を用いた核融合研究に、装置建設時より従事。専門は、ビームプローブ用いたプラズマ計測とダイバータによるプラズマ制御研究。最近はプラズマ対向機器の開発にも携わる。
2021年より国際エネルギー機関(IEA)核融合調整委員会副議長として、加盟国間の産官学連携にも注力。
セミナー内容
1. 核融合(フュージョンエネルギー)について
- 核融合反応 – 化学反応、核反応、核分裂反応とは何が違うのか
- 高温電離気体「プラズマ」とは
2. 核融合炉の仕組み
- 地上で核融合反応を起こすためには
- 核融合炉の種類
- エネルギープラントとしての核融合炉
3. フュージョンエネルギーを実現するために
- 核融合研究の歴史 – 不安定な超高温プラズマを如何に長時間維持するか
- 解決すべき課題と挑戦 – 炉材料、プラズマの安定制御、エネルギーの取り出し、社会環境
- 放電プラズマ焼結(SPS)を用いた異材接合技術
4. 核融合研究を取り巻く状況
- 海外主要国の状況
- 我が国の状況
- 今後の展望と課題
特別講演内容
放電プラズマ焼結(SPS)を応用した異材接合技術
- 核融合炉で使用可能な材料
- SPS接合の原理と開発の歴史
- 核融合機器への応用と核融合研究における開発状況
- 従来手法との比較と量産時のコスト低減効果
お申し込み
核融合発電の未来を切り拓く最新技術を学ぶ絶好の機会です
受講料:49,500円(税込)
E-Mail案内登録価格:46,970円(税込)