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[書籍] 【徹底解説】GDPガイドライン
【徹底解説】GDPガイドライン
GDP(Good Distribution Practice:適正流通規範)の本質から実務対応まで網羅
発刊日: 2025年4月16日
カテゴリ: 医薬品, GDP, 品質管理, 流通管理
B5版 134頁
書籍の概要
本書は、医薬品が製造工場から患者の手元に届くまでの流通過程における品質保証の重要性を説く「GDP(Good Distribution Practice:適正流通規範)」について解説しています。
2018年に日本で正式発出された医薬品GDP ガイドラインの背景から実務対応までを網羅し、グローバル化する医薬品流通や偽造医薬品リスクなど現代の課題に対応するための体系的アプローチを提示しています。
温度管理をはじめとする品質システムの構築方法や逸脱発生時の対応など、実務者が直面する課題への具体的対応方法を解説し、製薬企業、卸売業者、物流事業者など医薬品流通に関わるすべての関係者のための実務ガイドとなる内容です。
本書は単なる規制対応ではなく、患者安全確保という観点からGDPの本質を理解し適切に実装するための羅針盤となることを目指しています。
国際動向の解説
日本・EU・USP・WHO各ガイドラインの相違点と共通点を徹底比較し、グローバル展開する企業に必要な知識を解説。
温度管理の実務
コールドチェーン対応など温度管理システムの設計から実装、適格性評価、逸脱対応までの具体的手法を紹介。
品質システム構築
GDPに準拠した品質マネジメントシステムの基本要素と構築方法を体系的に解説。
著者プロフィール
書籍の内容
本書は、GDP(Good Distribution Practice)に関する基本概念から実務対応まで、10章に渡って詳細に解説しています。製薬企業、卸売業者、物流事業者など医薬品流通に関わるすべての方々にとって実践的な指南書となります。
目次
- はじめに
- 第1章 なぜGDPガイドラインが必要か
- 1. なぜ自宅で食べる刺身は美味しくないのか?
- 2. GDPが必要になった背景
- 2.1. 医薬品流通を取り巻く現代の課題
- 2.2. 温度感受性医薬品の増加
- 2.3. 偽造医薬品・不正流通リスクの増加
- 2.4. 環境リスクへの対応
- 3. なぜGMPだけでは不十分なのか
- 4. GDPの役割と重要性
- 5. Black Marketのトップが偽造医薬品(750億ドル:約8兆6000億円)
- 6. WHOが使用する偽造薬定義
- 7. ハーボニー配合錠偽造品流通事件
- 第2章 GDPとは
- 1. GDP:Good Distribution Practice 実践流通規範とは
- 1.1. GDPの定義
- 1.2. GDPの基本理念
- 1.3. GDPの適用範囲
- 1.4. 医薬品流通における品質リスク要因
- 1.5. サプライチェーンとGDPの関係
- 2. GDP:Good Distribution Practice GDPの要点
- 2.6. コールドチェーン管理
- 2.7. バリデーションと検証の違い
- 2.8. コンピュータシステムの検証(CSV)
- 第3章 海外におけるGDPガイドライン
- 1. 日米欧の相違点
- 2. 国際整合性とPIC/S GDPとの関係
- 4. 国際的な調和と標準化組織
- 5. GDPの共通要素とその実施状況
- 第4章 GDPガイドライン発出の経緯
- 1. 日本のGDP
- 6. 医薬品の適正流通(GDP)ガイドライン
- 7. GDP:Good Distribution Practice
- 第5章 保管・物流における品質システムの構築
- 1. 品質マネジメントシステム(QMS)の基本要素
- 2. 責任者の役割と教育訓練
- 3. 手順書体系の整備方法
- 4. 文書・記録の管理要件
- 第6章~第10章
- 医薬品卸業における品質システムの整備
- 再生医療等製品の温度管理
- 温度管理システムの実務対応
- 輸送品質の確保と管理
- GDPガイドライン逐条解説
- 用語集
関連商品・セミナー
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