溶解度パラメータ(HSP)の機能性材料開発への応用最前線
溶解度パラメータ(HSP)の機能性材料開発への応用最前線
2025年10月20日(月)
10:30~16:30
Live配信・アーカイブ配信
Hansen溶解球およびHSP値利用の最前線を学ぶ
講師紹介
山本 秀樹 氏
関西大学 環境都市工学部 教授 博士(工学)
関西大学 副学長・研究推進部長・社会連携部長
主な受賞歴
- 資源・素材学会賞 論文賞
- 関西シリコンバレーフォーラム主催 ベンチャーアイデア大賞 優秀賞
- 関西大学科学技術振興会 産学連携賞(3件)
- 関西大学科学技術振興会 学の実化賞
- 2014 Best Paper Award (USA)
- 2015 Best Paper Award (USA)
セミナー趣旨
機能性材料開発の新たな指針
HSP値は高分子-溶媒間、高分子-高分子間などの相溶性評価、ナノ粒子の溶媒中での凝集・分散性評価、樹脂の溶媒に対する耐性評価など広く用いられています。また、HSP値は、化学製品の製造工程において、溶質に対する最適溶媒の選択や混合溶媒の最適な組み合わせの選定、さらに、最適混合比などにも有効であることが報告されています。
応用編となる本講演では、分子構造や組成が明らかでない物質のHSP値を溶解球法により求める方法や、各種材料・分野におけるHansen溶解球およびHSP値利用の最前線から実際の活用手法を解説します。
セミナー講演内容
プログラム詳細
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1.ハンセン溶解度パラメータ(HSP)を用いた機能性材料開発
- 1.1 微粒子表面のカップリングの影響評価
- 1.2 各種樹脂とグラファイトの相溶性評価
- 1.3 界面活性剤を用いた乳化安定性評価
- 1.4 生分解性樹脂およびフィラーの相溶性評価
- 1.5 各種セルロースの相溶性評価
- 1.6 グラファイトの分散性評価
- 1.7 バニラビーンズからのバニリンの抽出評価
- 1.8 レモンからのリモネンの抽出評価
- 1.9 花粉表面の凝集・分散評価
- 1.10 樹脂への各種顔料の染着性評価
- 1.11 接着剤の接着性評価
- 1.12 金属表面とエポキシ接着剤の接着強度評価
- 1.13 樹脂とフィラーとの相溶性評価および曲げ強度評価
- 1.14 生体材料(アミノ酸、毛髪、眼表面)の評価
- 1.15 エポキシ樹脂の接着性評価
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2.溶解度パラメータの材料開発における将来展望
- 2.1 溶ける、溶けないを、見極(予測)する意味
- 2.2 溶解度パラメータの応用と限界
- 2.3 ハンセン溶解度パラメータの幅広い応用と将来展望
- 2.4 期待されているHSP値の応用分野(医学、食品、薬学)
- 2.5 機能性材料設計の高度化・迅速化のためのツール開発
- 2.6 材料開発におけるプロセスパラメータとしての凝集エネルギー密度
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3.総論
- 質疑応答
受講料(税込)
【Live配信】通常価格
55,000円
本体50,000円+税5,000円
【Live配信】E-Mail案内登録価格
52,250円
本体47,500円+税4,750円
【テレワーク応援】特別価格
44,000円
本体40,000円+税4,000円
※1名様でオンライン配信セミナーを受講する場合
【2名同時申込】特典
55,000円
2名で55,000円(2名ともE-Mail案内登録必須)
1名あたり定価半額の27,500円
【アーカイブ配信】2025年10月31日(金)まで受付(配信期間:10/31~11/14)
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