セミナー概要

日本企業は革新的な技術の実現を目指し研究開発に大きな資源投入を行い、顧客要求に誠心誠意対応してきました。しかし、そのような努力にもかかわらず、過去数十年間にもわたり低収益に甘んじてきました。

このセミナーで学べること

  • 高収益を継続的に実現するマネジメントの強い意志と組織上の仕組み
  • 研究開発は最終的に高収益を実現するための活動であるという重要な前提の認識
  • 基本戦略、顧客価値拡大法、競争回避法、コストの低減法
  • 超高収益を維持しているキーエンスのビジネスモデル解剖
  • 研究開発部門が起点となったビジネスモデル構築の具体的方法
55,000円
(税込・資料代込)
E-Mail案内登録価格:52,250円

講師紹介

浪江 一公 氏

ベクター・コンサルティング株式会社 代表取締役

高収益ビジネスモデル構築の第一人者として、多くの企業の収益改善をサポート。特に研究開発部門の視点からのビジネスモデル構築において豊富な実績を持つ。

プログラム詳細

  1. なぜ研究開発部門が高収益事業を考えるのか?
    • 本セミナーの目的
    • なぜ高収益(高利益率)なのか?日米企業の利益率比較
    • なぜビジネスモデルなのか?継続的な高収益実現のための事業上の工夫
    • なぜ研究開発部門なのか?技術は事業主導で考える必要性
  2. 高収益を生み出すメカニズム
    • 「利益はどう決まるか?」:なぜ砂漠では一杯の水が1万円で売れるのか?
    • 顧客価値、競争、コストと利益の関係
  3. 顧客価値の拡大
    • 「顧客は何に対して価値を認識するか?」中核ニーズと周辺ニーズ、機能的価値と意味的価値
    • 提供顧客価値拡大モデルVACES(日本触媒、シマノ、日東電工、3M、コマツ、パナソニック等の事例)
    • 心理的価値:「研究所は人間の気持ちを研究するところ」(本田宗一郎)
    • 市場を理解する3軸『TAD』(島津製作所、キーエンス等の例)
  4. 競争の回避
    • 競争に勝つのではなく、競争をしない(競争回避)
    • 競争を回避するための『8つのD』
     - 競争の無い新しい市場を創る(Develop)
     - 参入時期を遅らせる(Delay)
     - 競合企業が参入したら撤退(Depart)
     - 競合企業が参入する気にさせない(Discourage)
     - 顧客を固定化する(Detain)
     - 競合企業を吸収する(Digest)
     - 競争ではなく協創する(Do together)
     - 顧客の交渉力を減殺する(Dictate)
  5. コストの低減
    • 包括的なコストの低減の基本視点:「分子(投入コスト)/分母(数量)モデル」
    • 分子(投入コスト)の低減:オープンイノベーション、QDの最適化、取引コストの低減
    • 分母(数量)の拡大:規模の経済性と範囲の経済性
    • 経営資源の使い回し(3M、富士フイルムの例)
  6. 高収益ビジネスモデルのフレームワーク
    • 経営において最重要な視点:VaCCモデル(Value、Competition、Cost)
    • ビジネスモデルの要件と構築方法
    • 全体としてのストーリーの重要性
  7. キーエンスの高収益ビジネスモデル
    • VaCCモデルに基づくキーエンスの高収益ビジネスモデルの全体像
    • 過去数十年間40%以上の売上高営業利益率(近年は60%に迫る)を維持する秘密
    • 基本戦略、顧客価値拡大法、競争回避法、コストの低減法の統合

このような方におすすめ

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研究開発部門

高収益実現に向けての役割を理解し、具体的な活動を学びたい管理者・担当者

💡

新規事業企画

新規事業企画・経営企画部門の管理者・担当者

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経営企画

高収益ビジネスモデル構築に関わる経営陣・企画担当者

特典・配布資料

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アーカイブ配信

ライブ配信受講に加えて、アーカイブでも1週間視聴可能
視聴期間:2025年10月1日〜10月7日

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配布資料

PDFデータ(印刷可・編集不可)
開催2日前を目安にマイページよりダウンロード可能

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