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[書籍] 半導体封止材料 総論






半導体封止材料 総論 ~基本組成から製造・評価・配合設計技術・今後の先端開発指針まで~

半導体封止材料 総論

~基本組成から製造・評価・配合設計技術・今後の先端開発指針まで~


本書の概要

具体的・実務的な技術情報とともに、封止材料のこれまでとこれからを詳述したバイブル的な一冊です。半導体封止材料の分野は今後も成長が見込まれており、1970年代後半の樹脂封止採用以降、日本企業が市場を制圧し続けています。本書では、なぜ日本企業が世界をリードできたのか、半導体パッケージ技術の進化に呼応し封止材料がどのような改良を遂げてきたのかを詳細に解説しています。

本書はこれまで解説されることの少なかった封止材料の開発~製造にかかわる具体的かつ実務的な技術情報を、著者の経験をもとに、実験ノートや工程図なども交えて詳細に解説。どのような設計思想に基づき開発されているのか、要求特性を満たすための要素技術の具体例、スケールアップや高品質・信頼性を保証するための製造や評価・試験方法、技術者の心構えまで、封止材料ユーザ企業にも参考いただける情報を収録しています。

また近年の半導体の軽薄短小化および情報伝送の高速化ニーズにより、FOWLPが製品として登場し、封止材料への要求も変化しています。従来のエポキシ固形材料・打錠品からインク・フィルム・粉体材料など、新たな形態の製品開発の最新動向も紹介しています。

著者紹介

著者

半導体封止材料の分野で30年以上の実務経験を持つ専門家が執筆。一流の材料メーカーで研究開発責任者を務め、数多くの特許と技術革新に貢献してきました。日本の半導体封止材料産業が世界をリードする基盤を構築した技術者の一人です。

材料化学の専門知識と製造現場での豊富な経験を活かし、これまで企業内でしか共有されなかった貴重なノウハウや技術的知見を本書で初めて体系的に公開しています。国内外の学会での発表経験も豊富で、半導体パッケージ技術の進化と封止材料の発展について深い見識を持っています。

現在は技術コンサルタントとして多くの企業に技術指導を行うとともに、次世代の材料技術者の育成にも力を入れています。本書は著者の集大成として、理論と実践の両面から半導体封止材料の全体像を捉えた貴重な一冊となっています。

本書の特徴

封止材料の開発経緯を紐解き、基本理解と今後の開発の糧に

今後も成長が見込まれる半導体封止材料の分野において、歴史的経緯と技術発展を解説します。

  • 樹脂封止・パッケージ技術の進化と封止材料へのニーズの変遷
  • 半導体種・封止方法・封止容積と封止材料の基本組成
  • 構成原料(充填剤・シリカ、エポキシ樹脂、硬化剤・触媒、各種添加剤)の基本情報
  • 日本企業と韓国他海外企業との工場・製造環境、意識の違い、EMC開発メーカの変遷

封止材料の配合設計と製造・品質管理の実務技術の詳細

これまで解説されることの少なかった実務的な技術情報を詳細に解説します。

  • 封止材料設計の基本技術、心構え、具体的な開発手順
  • 設計技術各論(樹脂システム、シリカ表面処理、硬化触媒の活性制御)
  • 微量添加剤の重要性と使いこなし
  • 特性を左右する因子、不良に繋がる因子
  • 試作~量産・スケールアップ工程、設備、工程管理、検査・品質保証の実務要点

変革期を迎える封止材料、従来の形式に捕らわれない新規材料への期待

最新の技術動向と今後の発展方向について解説します。

  • 近年の半導体の軽薄短小化および情報伝送の高速化ニーズによる技術変革
  • FOWLPの登場による封止対象の変化(チップから接続回路へ)
  • より高レベルの薄層・信頼性保証への開発の焦点
  • 従来のエポキシ固形材料・打錠品からインク・フィルム・粉体材料など、新たな形態の製品開発の期待
  • 最新のパッケージ事情、封止技術・材料の対応技術

本書の内容

目次

第1部 半導体封止方法および封止材料の基本情報
  • 第1章 樹脂封止および封止材料概論
  • 第2章 封止材料の基本組成と製造諸元・特性評価方法
  • 第3章 封止材料の構成原料
第2部 封止材料設計と今後の開発指針
  • 第4章 封止材料の設計
  • 第5章 半導体封止材料における今後の開発指針

詳細内容

第1部 半導体封止方法および封止材料の基本情報

第1章では、樹脂封止・パッケージ技術の進化と封止材料へのニーズの変遷について解説します。PLPの封止方法からWLPの封止、複合型PKGの封止までの技術変遷と、封止材料の変化や開発経緯を詳細に説明します。また、封止材料の種類と用途について、チップの種類、封止容積、保護機能などの観点から解説します。コラムでは封止材料製造会社の変遷や各国の状況についても触れています。

第2章では、封止材料の基本組成と製造諸元・特性評価方法について詳述します。半導体の種類や封止容積、保護箇所に応じた封止材料組成の違いを説明し、圧着封止用材料やパワーデバイス用封止材料についても解説します。また、封止材料の製造方法や工程管理、評価方法などの実務的な情報も提供します。コラムでは開発から品質管理までの実務的なポイントを紹介しています。

第3章では、封止材料の構成原料について詳しく解説します。充填剤としてのシリカの種類や特性、高熱伝導性充填剤の動向、エポキシ樹脂の種類や開発経緯、硬化剤や硬化触媒の詳細、その他の原料としての改質剤や難燃剤、顔料、離型剤などについて詳細に説明します。コラムではシリカの品質と価格、エポキシ樹脂製造会社の情報なども提供しています。

第2部 封止材料設計と今後の開発指針

第4章では、封止材料の設計について解説します。基本事項として基本精神や開発手順、基幹技術として樹脂システムや充填剤、製法について説明します。個別技術としてシリカの表面状態や表面処理、硬化触媒の活性制御、機能剤などの詳細を解説し、封止材料の分析方法についても紹介します。コラムでは品質設計や品質管理、微量成分の重要性などについて触れています。

第5章では、半導体封止材料における今後の開発指針について解説します。最先端半導体パッケージングの動向や半導体の高速化に対応するための技術、薄層PKGや接続回路の薄層化、薄層封止材料の開発動向について説明します。また、混載部品の小型PKG化や次世代パッケージングの要素技術、パワーデバイス向けの封止材料の最新動向についても紹介します。コラムではEMA材料フィルムやSAWフィルター用材料、封止材料の価格など実務に役立つ情報も提供しています。

商品情報

タイトル 半導体封止材料 総論 ~基本組成から製造・評価・配合設計技術・今後の先端開発指針まで~
カテゴリ 半導体, 封止材料, エポキシ樹脂, パッケージ技術, 材料設計, 品質管理
発刊日 2019年11月28日
体裁 B5判並製本 274頁
価格(税込) 55,000円 定価:本体50,000円+税5,000円
発行 サイエンス&テクノロジー株式会社


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