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<PMDA査察指摘事例をふまえた> QA・QC担当者/監査員が今すぐ実践できる GMP監査対応とリスクベース監査の手法






<PMDA査察指摘事例をふまえた>QA・QC担当者/監査員が今すぐ実践できるGMP監査対応とリスクベース監査の手法 | イーコンプライアンス

<PMDA査察指摘事例をふまえた>
QA・QC担当者/監査員が今すぐ実践できる
GMP監査対応とリスクベース監査の手法

~実際の監査項目と指摘事項/レビューの着眼点、製品回収時の実際の調査等~
―監査準備から現場対応、リスク着眼点、偽造品検知までを実例で学ぶ―

開催日: 2025年12月17日(水) 10:30~16:30

【Live配信】または【アーカイブ配信】

セミナー概要

今PMDAと県による無通告査察が大幅に増えています。また、PMDAはオレンジレターをこれまで22回出しています。

本セミナーでは、PMDAや都道府県による無通告査察の増加やGMP不備・承認書齟齬による製品回収リスクを踏まえ、製造販売業者・委託先が取るべき実践的な監査対応とリスク低減策を解説します。

熊本・日医工・小林化工などの不祥事事例をもとに、リスクに基づく監査手法、偽造・改竄の見抜き方、コミュニケーション技法などを具体的に紹介。さらに、PMDA査察やFDA査察対応の実際、GMP監査項目、データインテグリティ視点での確認手法、および監査員教育・シミュレーション訓練の重要性を体系的に学びます。

セミナーのポイント

◎2022年度GMP事例集による新たな要求事項対応

PMDAが講習会や改善命令で出した指摘事項を”過去問”として捉えた対応方法を学びます。

実践的な監査対応技法

限られた時間内でリスクに的を絞った監査項目の解説と、偽造を見つけるノウハウを紹介します。

無通告査察への備え

被監査マニュアルの作成、シミュレーション訓練、リモート査察対応など、実際の準備方法を解説します。

データインテグリティ視点

電子記録と紙記録の両方におけるデータインテグリティ確保の方法を具体的に学びます。

豊富な事例研究

熊本、日医工、小林化工等の具体的な不祥事事例から学ぶリスク低減策を紹介します。

監査員の資質向上

知識だけでなく、監査員として人として備えておくべき資質とコミュニケーション力を学びます。

得られる知識

医薬品の監査の一般的な知識
監査の手順
監査員として業務を遂行する力
監査において確認すべきリスク項目
監査におけるコミュニケーション力
監査員として人として備えておくべき資質
無通告査察への対応
PMDAの査察実務

プログラム詳細

1. 一斉点検の背景と対応

  • 熊本県 化血研の事例から学ぶこと
  • 品質に影響がある場合の齟齬への対応
  • 一斉点検に関する当局の指示
  • 一斉点検の見直しとその結果
  • 予測される今後の対応

2. 無通告査察の実際の事例とその対応

  • 無通告査察の背景
  • 無通告査察の通知
  • 無通告査察の実態(改竄/隠蔽/齟齬)
  • 無通告査察の指摘事項
  • 無通告査察に備えて
    • 過去問対策
    • 被監査マニュアル作成
    • シミュレーションによる練習
    • リモート査察

3. 各社の不祥事事例からの学び

  • 山本化学工業(和歌山県) / 松浦薬業(愛知県) / 協和発酵バイオ(山口県)
  • 当局の”忸怩たる”思い
  • 日医工の約100製品の回収
  • 小林化工の問題点
  • 長生堂製薬 追加の行政処分
  • 松田薬品工業、辰巳化学、廣貫堂、ニプロファーマ(大館工場)
  • フェリング・ファーマ、小城製薬、カイゲンファーマ、沢井製薬、タキザワ製薬 など

4. PMDAの査察等で製品回収につながった事例

  • 韓国原薬2製造所
  • 水虫薬の回収と指摘事項
  • PMDAの製品回収事例からPMDAのGMP指摘と思われる事例
  • NDMA(発がん性)による回収
  • ドーピング薬コンタミによる回収
  • 協和発酵バイオの問題点
  • 環境モニタリング試験の不備による製品自主回収が拡大
  • PMDAの指摘事項を対応する仕組み作り

5. GMP監査に関係する法律

  • GMP省令
  • GQP省令
  • PIC/S GMP
  • 大阪府のGMP監査
  • 「GMP監査マニュアル」

6. GMP監査の必要性

  • 医薬品は原料/資材の品質に左右される
  • 委託先の品質保証
  • 自社工場の品質保証

7. GMP監査の全体像

  • GMP監査の流れ
  • 相手先との関係
  • 社内購買部門との関係
  • フォローUp

8. GMP監査の事前準備

  • 取り決め事項で監査できることを盛り込む
  • 依頼レター
  • 日程調整
  • その他の連絡

9. GMP監査当日

  • 挨拶で伝えること
  • 相手先との良好な関係構築
  • 必要文書の依頼
  • Plant tour
  • Closing

10. GMP監査項目

  • 製造販売承認書との整合性
  • 取り決め事項との整合性
  • 変更管理状況の確認
  • 逸脱/OOS/変更管理/苦情の対応確認
  • 前回の指摘事項対応確認
  • その他GMP事項の確認

11. 実際のGMP監査項目(リスクマネジメントの観点も含め)

  • 文書管理 – 文書配布、現場でのコピー防止、SOPの定期的な見直し
  • 衛生管理 – 手指の怪我の確認方法/頻度/記録
  • 保管倉庫管理 – サンプリング室の管理、不適ロットの管理、温度マッピング
  • 製造管理 – 製造支援設備の監査事項、キャリブレーション漏れの確認、クロスコンタミ防止
  • 試験検査室管理 – OOSの運用、標準品管理、試験者の認定
  • 包装・表示 – 表示資材の計数管理、全数保証システム

12. GMP監査終了後

  • 報告書作成
  • 相手先に確認
  • 最終報告書での改善依頼
  • 改善依頼事項の実施状況の確認

13. GMP監査技法

  • ISO9001的査察:ドキュメントと実際の整合性&トレーサビリティ
  • レビューの着眼点
  • 聞き取り調査技法:製品回収時の実際の調査事例
  • 各工程でのGMPレベルの指標となる質問

14. PMDA/県の査察

  • GMP適合性調査
  • 製造販売業更新(GQP)査察
  • 準備と当日の体制
  • GMP不備による製品回収事例での指摘された問題点

15. FDAの査察

  • 準備と当日の体制
  • 査察官の過去の査察の指摘事項確認
  • システム査察の目的
  • 要求されるドキュメント類
  • ラップアップミーティングでの対応
  • フォーム483への対応
  • 最近のFDAのWarning Letter事例(日本の製造所含む)
  • データインテグリティ
  • 武田薬品工業

16. 偽造を見つけるための査察(PMDAが行うと想像される項目)

  • 逸脱/OOS/苦情などの事例を深堀する
  • 日付に注目する
  • サイン日の出社を確認する
  • 紙の白さに注目する
  • 収率に注目する
  • 受け入れ試験から出荷までの製造工程を一貫して記録を見る
  • 作業者に個別ヒアリングを行う/オープンな質問をする
  • プラントツアー時に現場の記録等を確認する
  • 倉庫の原料を確認する
  • 倉庫の入荷ログ(リスト)を確認する
  • 生データを確認する
  • サンプリングではなく全てのロットを確認する
  • ゴミ箱を確認する
  • 偽造/改竄できない仕組みになっているか
  • 製造販売承認書とSOPの齟齬を確認する
  • 現場での承認書齟齬確認 など

17. 監査員の教育/訓練/認定

  • 監査員は自社のことも把握している
  • レギュレーションの要求事項を知っている
  • FDA/PMDAの指摘事項を把握している
  • コミュニケーション能力
  • 査察員の認定
  • 監査員として備えておくべき資質

18. 監査のシミュレーション

  • 逸脱
  • OOS
  • 承認書齟齬 など

19. PMDA等の査察時の指摘事項

  • 大阪府
  • 兵庫県
  • PMDA
  • 関西医薬品協会(逸脱事例)
  • オレンジレター

20. 被監査マニュアル紹介

21. FDAのリモート査察のガイドライン

22. データインテグリティ(DI)の視点の監査

  • PIC/S DIガイダンス

23. PIC/S GMPガイダンスの査察時のレジメ

24. 2022年GMP事例集で新たに求めた事項

  • 社内規格への対応
  • 洗浄のホールドタイム

25. 人が創る品質&Quality Culture

□ 質疑応答 □

講師紹介

脇坂 盛雄 氏

エーザイ株式会社入社後、品質企画部 統括部長、品質薬事部 統括部長、品質保証責任者など30数年に渡り従事し、2013年9月に退職、現在に至る。

【主なご業務/専門】
医薬品の品質管理/品質保証

本テーマ関連法規・ガイドライン

GMP/GQP省令
ICH Q8, Q9, Q10
PIC/S GMP

受講料

55,000円 (税込)

定価: 本体50,000円 + 税5,000円

E-Mail案内登録価格

52,250円 (税込)

本体47,500円 + 税4,750円

2名同時申込みで1名分無料

2名で 55,000円

※2名ともE-mail案内登録必須 / 1名あたり定価半額の27,500円

テレワーク応援キャンペーン (1名受講)

44,000円 (税込)

定価: 本体40,000円 + 税4,000円

E-Mail案内登録価格: 42,020円 (本体38,200円 + 税3,820円)

※1名様でLive配信/WEBセミナーを受講する場合の特別価格
※お申込みフォームで【テレワーク応援キャンペーン】を選択
※他の割引は併用できません

研修パック (3名以上受講)

19,800円 (税込) / 1名あたり

本体18,000円 + 税1,800円 (一人あたり)

※受講者全員のE-Mail案内登録が必須
※お申込みフォームで【研修パック】を選択
※他の割引は併用できません
※当社Webサイトからの直接申込み限定

受講形式と配布資料

受講形式

Live配信: Zoomを使用したライブ配信
アーカイブ配信: 2026年1月8日(木)まで受付 (配信期間: 1/8~1/22)

配布資料

Live配信受講: PDFテキスト (印刷可・編集不可)
アーカイブ配信受講: PDFテキスト (印刷可・編集不可)

※開催2日前を目安に、弊社HPのマイページよりダウンロード可
※アーカイブ配信受講の場合は、配信日にダウンロード可

Live配信受講者 特典

Live配信受講者には、特典(無料)として「アーカイブ配信」の閲覧権が付与されます。
オンライン講習特有の回線トラブルや聞き逃し、振り返り学習にぜひ活用ください。

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