新しい時代を切り開く技術の発想と実現 <実習・生成AI解説付>
📝本講演の概要
新しい発想で切り開く時代です。AIやIoTの激しい変化にあって、課題を解決するだけでなく、問題を発見する力が必要です。アイデアを創出する力は、訓練によって向上します。そこで、技術者が自ら発想し設計・開発・推進の仕事に活かしてきた経験を基に、発想とそれを実務に利用する流れと方法を示します。
まず、創造のための流れを学びます。次に発想のツールであるマンダラートやマインドマップといった先人の発想法、それにロジカルシンキングを概説します。連想を促すTRIZやオズボーンのリストには、それを利用した多くの例を挙げます。さらに動詞連想法、ことわざ連想法など、演者独自の新しい発想・連想法とその具体的なヒントを提示します。開発・設計の技術にとって多くのヒントを元にする実用的な発想法として、実例を豊富に挙げて説明します。
実習では、アイデアを絞り出す感覚をつかみます。その発想から実現可能なものに絞り込んでとりまとめ、実現へと進む流れを示します。日本創造学会の成果にも言及します。ChatGPTなどの生成AIを利用した発想の効率的な手順と注意点も追加しました。
テキストは分かりやすい文章形式の読み物で、受講後にも引き続き復習と自主的な実習、そして実際の発想に役立つ考え方の勉強ができます。また発想に役立つ考え方と発想のヒントを資料として提供します。翌日から新しい発想法を試してみたくなり、それが仕事の励みになります。
✓こんな方におすすめ
- アイデアが出ないとお悩みの方
- 開発、技術、設計にかかわる研究者、設計者、現場の管理技術者
- 初心者からベテランまで広く対象
📋プログラム
第1章
発想から実現へ
1技術活動には発想が必要
11 さまざまな分野における発想
12 発想の場はどこにでもある
2新しいアイデアを生む守破離の流れ
21 守破離は発想の流れ
22「守」で没頭する
23「破」で新しい芽を出す
24 「離」で世界を変える
25 段階を踏むことの重要性
3問題発見・課題解決と発想
31 課題解決力
32 問題発見力の重要性
33 問題発見・解決力の評価
4発想から実現への流れ
41 発想すること
42 考えを具体的にまとめてみる
43 実施に導く
5創造性のレベルと訓練
51 創造性は習慣づけによって培われる
52 創造性のレベル
第2章
発想の方法
1発想の基本
11 アイデア出現のメカニズム
12 科学することは分解能を高めること
13 分化する方法
14 共通点と差異の見極め
15 境界の探索
2アナロジーは発想の宝庫
21 アナロジーとは
22 科学の発展とアナロジー
23 移動現象のアナロジー
24 アナロジーの引き出し方
25 アナロジーを思いつくキー
3発想法の分類
31 発散的方法と収束的方法
32 自由連想法と強制連想法
33 深掘発想法と網羅発想法
34 論理展開による方法
4NM
法
5ヤング法「アイデアの作り方」
51 第1段階 資料を収集する
52 第2段階 資料を咀嚼(そしゃく)する
53 第3段階 問題を忘れてアイデアを待つ
54 第4段階 自然にアイデアが浮かぶ
55 第5段階 具体的な実用化のために展開する
6マンダラート
61 マンダラートの作成手順
62 長所と短所
7マインドマップ
71 使用方法
72 マインドマップの6つの条件
73 長所と短所
8シーズとニーズからの発想
81 シーズ型の発想
82 ニーズ型の発想
83 シーズとニーズの合体
9逐一反問法
91 逐一反問法の対象の例
92 自作した文章への反問
第3章
発想のヒント
1TRIZ
の発明原理
2オズボーンのチェックリスト
3小波の追加リスト
4単位洗い出し法
41 発酵を例にとった条件の拾い出し
42 単位の汎用的な表現
43 次元の指数は無限にある
44 基本単位リストに基づく発想
45 組立単位リストによる発想
5ヒント連想の考え方
51 ヒント連想法
52 発想の4つの方向
6動詞連想法
61 動詞のバリエーション
62 動詞と発想の具体例
63 通常発想以外の発想
64 発想に利用できる動詞
65 具体的なテーマ「動作」への利用
7形容詞連想法
8接続語連想法
9ことわざ連想法
10オノマトペ感覚法
101 オノマトペの有用性とだいこんおろし
102 イメージ作りへの利用
103 商品開発への適用
104 食感を表すオノマトペ
105 雨の降リ方のオノマトペ表現
第4章
発想のための基礎固め
1発想の基になる力
11 技術の基本は専門力である
12 書物には知恵がある(兼好法師)
13 語彙力こそが教養である(齋藤孝)
14 総合的な判断が加わって価値が生じる
2発想するための姿勢
21 発想への意欲を持つ
22 専門を離れてみる
23 ヒントや人に頼りすぎない
3発想の訓練と習慣化
31 展開の先読み訓練
32 提示されている発想訓練法
4
.アイデアを出す環境づくり
41 時間をひねり出す
42 雰囲気を変える
43 他のことに熱中する
44 リラックスする
45 睡眠を利用する
46 静かな場所で一定の時間集中して考える
47 邪魔が入らない環境を利用する
48 発想に集中する「考えない領域」
5
.情報の収集と知識の獲得
51 新聞
52 新聞・ニュースのオンライン版
53 学会・業界紙誌
54 学会・業界などの講演会・見学会
55 展示会
56 カタログ調査
57 特許調査
58 学術文献データベース
59 ニセ科学の情報
第5章
アイデア創出の実行
1発想の下準備
11 アイデアの目標を明確にする
12 発想のハードルの高さを知る
13 キーワードの抜き出し
2コストの考慮
21 コストは変化する
22 コストを無視して考える
23 コストを考慮して検討する
3アイデアの出しあい方
31 ブレインストーミング
32 ブレインライティング
33 ディベート型検討
34 人に聞いてもらう
4思いつきへの対応
41 すぐにメモをとる
42 早めにまとめてみる
43 ときどき整理して思い起こす
5発想の範囲を広げる工夫
51 見方を変える
52 ユーザーの対象を大きく広げる
53 多くの異なるものに目を向ける
第6章
アイデアのまとめ方
1推論の型
11 帰納法
12 演繹法
13 アブダクション
2推論の進め方
21 三段論法
22 仮定と実証の繰り返し
23 弁証法的な推論
3ロジカルシンキング
31 MECE(ミーシー、ミース)
32 So What / Why So
33 ロジカルツリー
34 マトリックス
35 フロー図
36 関係図
37 仮説検証
38 まとめる手法
4KJ
法で整理する
5概念を図示する
51 概念の図
52 考えの階層化
6文章にまとめる
61 考え方を文章化する
62 文書作成の手順
63 抜けている項目の探し方
64 参照元の明示
65 定義・解説文の作成
7アイデアを評価する
71 評価の必要性と困難さ
72 関数による評価
73 簡便な評価
74 決疑論による判定
第7
章 ChatGPT
など生成AI
を利用する発想
1生成AI
を扱う上での注意点
2意図に近い回答を引き出す工夫
21 問いの形式の違いによる指示の差
22 論理を追って解答すべき問題の提示
23 質問文での形式の指定
24 回答文のわかりやすさの指定
25 特定の読者層を意識した指示
26 質問する上での注意
27 不正確な答えを出すことへの対応
3
発想への有効な利用
31 刺激の獲得(Input)
32 連想の展開(Expansion)
33 新しいアイデアの提案(Proposal)
34 評価と選択(Selection)
4アイデアを求めるための利用
41 情報収集
42 アイデアを次第に掘り下げる手順
43 テーマ探索への利用
44 トラブル対策への利用
45 トラブル対処マニュアル作成
46 トラブル対処教育
5
.発想法と組み合わせたアイデア創出
51 ブレインストーミングの補助
52 新しいアイデアを求める指示
第8章
まとめと勉強の方法
1アイデア創出から評価までの手順
2発想のための勉強法
□ 質疑応答 □
【実習内容】
1マインドマップ型発想法
伸ばせるだけ伸ばせる枝を出しながら、ツリー型発想で自由なアイデアを連想していく。
👤講師
(工学博士、技術士(機械部門)、鹿児島大学非常勤講師)
【プロフィール】
横浜国立大学大学院修了後、日曹エンジニアリング㈱で粉体物性解析、機器の開発、粉体プラントのプロセス設計・プロジェクト、制御システム開発・設計や半導体関連の設備・装置の開発・設計に従事。新規事業開発部長、技術開発研究所長を歴任。定年退職後、粉体機械・設備の解析、コンサルタントを行う一方、学生・社会人向けに講義。
- 専門の著作200件余、講演410件余。鹿児島大学客員教授、横浜国大・千葉大・非常勤講師を歴任。月刊粉体技術誌編集委員36年。現在、日本創造学会研究倫理委員長、日本技術士会千葉県支部技術者教育支援委員長。「技術発想」の他に「技術文書」「粉体トラブル」「粉体設備設計」のセミナーを実施。
🗓開催概要
| 開催日時 |
2026年10月23日 (金) 10:00~16:30
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|---|---|
| 受講形式 | ・ Zoomによるライブ配信 |
| 受講料 | 55,000円(税込) 本体50,000円+税5,000円 |
| 配布資料 | ・製本テキスト(開催前日着までを目安に発送) ※セミナー資料は開催日の4~5日前にお申し込み時のご住所へ発送致します。 ※間近でのお申込みの場合、セミナー資料の到着が開催日に間に合わないことがございます。 |
| 備考 | ※講義の録画・録音・撮影はご遠慮ください。 ※開催日の概ね1週間前を目安に、最少催行人数に達していない場合、セミナーを中止することがございます。 |
〒450-0002 愛知県名古屋市中村区名駅3-4-10 アルティメイト名駅1st 2階