トラブル事例から学ぶ問題なく技術移転(製造と試験)を行うために知っておくこと~品質の課題とレギュレーション対応(一変・軽微判断)~
トラブル事例から学ぶ問題なく技術移転(製造と試験)を行うために知っておくこと
~品質の課題とレギュレーション対応(一変・軽微判断)~
📅 開催日:7月25日
Live配信受講者限定特典
Live配信受講者には、特典(無料)として「アーカイブ配信」の閲覧権が付与されます。オンライン講習特有の回線トラブルや聞き逃し、振り返り学習にぜひ活用ください。
講師紹介
脇
脇坂 盛雄 氏
(株)ミノファーゲン製薬 顧問
エーザイ株式会社入社後、品質企画部 統括部長、品質薬事部 統括部長、品質保証責任者など30数年に渡り従事し、2013年9月に退職、現在に至る。医薬品の品質管理/品質保証のエキスパート。
セミナー趣旨
委託製造と外部試験機関活用による技術移転の機会が増え、技術移転はますます重要になってきています。トラブルは3H(初めて、変更、久しぶり)の時に起きやすいと言われ、まさに技術移転はトラブルの宝庫であり、それをいかに減らすかが重要です。
こんな課題をお持ちの方におすすめ
- 技術移転をできるだけ早く、コストを下げて行いたい
- ミスを失くすために、慎重にあらゆるリスクを確認して行いたい
- 委託先のトラブル対応に悩んでいる
- レギュレーション上の対応方法を知りたい
セミナー講演内容
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技術移転の抱える問題点
- 委託先の増加
- グローバルな製剤の与える影響の大きさ
- 製造場所の自社以外の委託先との関係
- 原薬製造所の問題による、製剤の回収
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技術移転のタイプ
- 設計部門から製造部門への技術移管
- 製造場所の変更
- 導入品の技術評価
- 承継に伴う製造サイト変更
- 連続生産などの改善に伴うライン新設
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ICH Q8 製剤開発のガイドライン
- 第1部 製剤開発に関するガイドライン
- 第2部 製剤開発に関するガイドライン 補遺
- 医薬品の最新の品質管理システムのあり方・手法に関する研究「技術移転ガイドライン」
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GMP適合性調査
- GMP適合性調査について
- 書面調査/実査について
- GMP,QMS及びGCTPのガイドラインの国際整合化に関する研究成果
- 大阪府の査察
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サイト変更の技術移転時のGMP/レギュレーション対応のポイント
- 軽微変更・一変申請の視点
- 軽微変更(過去2年以内に同一ラインでのGMP適合性調査あり)
- 迅速一変・一部変更申請
- 軽微と一変の中間の変更事項のレギュレーション見直し検討
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技術移転時の品質トラブル事例(29事例)
- 新製品のPV失敗、製造販売承認書齟齬発見
- 海外の製造所移管時の課題(イタリア、プエルトリコ)
- 添加剤の銘柄追加に伴う品質トラブル
- 再結晶のスケールアップによる結晶形変化
- 凍結乾燥製剤の移管時のゴム栓トラブル
- 発がん性物質NDMAによる回収と今後の動き
- ドーパミング薬混入による回収とその対応
- 各都道府県の製造所事例から学ぶ改善点
- 紅麹サプリの健康被害から学ぶ
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事前に対応を行った成功事例
- 注射剤製造ラインでの事前評価
- 注射剤の不良率削減への取り組み
- 導入前の品質問題点把握と改善
- 技術移転による慢性的苦情の低減
- 表示資材のラインでの全数保証
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レギュレーション上の課題
- 新製品開発時のレギュレーション対応不備
- 製造所との契約不備に伴う販売延期
- 海外の原薬製造所変更に伴う品質トラブル
- 導入品の実際の製造方法と製造販売承認書の齟齬
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スムーズな技術移転のための方法例
- 設計部門から製造部門へ
- 製造場所の変更に伴う技術移転
- レギュレーションの立場から品質保証部門の関わり
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技術移転時注意点
- 試験法の技術移転時における具体的な手順、規格設定、バリデーションなど
- 技術移転時の判定基準の設定について
- 同等性評価の仕方
- 製法変更・サイトチェンジ時の品質評価
- 自動化や初回生産時の確認
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技術移転後の品質保証
- 自社に技術者がいない場合の対応
- 品質トラブルを防ぐための委託先とのコミュニケーション
- 品質トラブルの共有化の仕組み構築
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製販が委託先に期待すること
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受託側の強みと信頼を得るために行うこと
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人が創る品質/Quality Culture(FDA)
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