パワーデバイスの結晶欠陥評価/SiCパワー半導体・SiC単結晶 2セミナーのセット申込みページ
~高温動作・損失低減・小型化などへの対応に向けた構成材料・実装・モジュール構造技術~
📝本講演の概要
📋プログラム
■1日目■ 2026年7月29日(水) 10:30~16:30
次世代パワー半導体とパワーデバイスの結晶欠陥評価技術
~ワイドギャップ半導体の結晶評価の各手法の原理と適用事例、範囲と課題~
<セミナー講師>
三重大学 研究基盤推進機構 半導体・デジタル未来創造センター 教授 博士(工学) 姚 永昭 氏
<趣旨>
4H-SiC、GaN、β-Ga2O3、AlNにに代表されるワイドギャップ化合物半導体は、高電力密度、低損失、高温動作時の安定性など、従来の半導体材料を凌駕する特性を有しており、近年、これらを用いた次世代パワーデバイスの研究開発が急速に進展している。しかし、これらの材料は強い共有結合を持つため結晶成長が難しく、成長後の結晶中には転位などの格子欠陥が高密度で存在する。一部の格子欠陥はデバイス性能や信頼性を著しく低下させる要因(いわゆるキラー欠陥)となるため、欠陥の分布や種類を正確に把握し、それらの情報を結晶成長およびデバイスプロセスにフィードバックすることが極めて重要である。
本講演では、ワイドギャップ半導体の結晶評価技術の開発に焦点を当て、各手法の原理と適用事例について基礎から解説する。加えて、各評価技術の適用範囲や課題についても述べるとともに、放射光X線トポグラフィーをはじめ、エッチピット法、透過型電子顕微鏡(TEM)、多光子励起顕微鏡など、最新の評価手法に関する取り組みについて紹介する。
<プログラム>
1はじめに
1-1 パワーデバイス用ワイドギャップ半導体
1-2 結晶中の欠陥
1-3 欠陥評価手法とその適用範囲
2結晶評価手法
2-1 選択性化学エッチング(エッチピット法)
2-1-1 SiCの溶融KOH+Na2O2エッチング
2-1-2 GaNのエッチピットおよびTEMによる検証
2-1-3 Ga2O3のKOH+NaOH共晶エッチングと熱リン酸処理
2-2 透過型電子顕微鏡
2-2-1 gb解析による転位バーガースベクトルの判定
2-2-2 LACBED法
2-3 多光子励起顕微鏡
2-3-1 多光子励起顕微鏡の原理
2-3-2 GaN結晶中の転位の多光子励起顕微鏡観察と3D可視化
2-4 X線回折とX線トポグラフィー
2-4-1 X線回折
2-4-2 X線トポグラフィーの原理
2-4-3 反射配置と透過配置
2-4-4 SiCのX線トポグラフィーの評価例
2-4-5 GaNのX線トポグラフィーの評価例
2-4-6 Ga2O3のX線トポグラフィーの評価例
2-4-7 AlNのX線トポグラフィーの評価例
2-5 その他の手法
3最新の研究内容
3-1 異常透過および転位の動力学コントラスト
3-2 X線トポグラフィーを用いたデバイスの評価
3-3 結晶中欠陥の三次元可視化
□質疑応答□
■2日目■ 2026年7月31日(金) 10:30~16:30
SiCパワー半導体の最新動向とSiC単結晶ウェハ製造の現状と展望
<セミナー講師>
関西学院大学 工学部 教授、Ph.D. 大谷 昇 氏
<趣旨>
150mm口径に加えて200mm口径のSiC単結晶ウェハの市販が開始され、電動自動車(xEV)のみならず、種々の産業機器へのSiCパワーデバイスの搭載が本格化している。
パワー半導体向けには、その電子物性の優位性から4H-SiC単結晶ウェハが使用される。市販の4H-SiC単結晶ウェハを用いて、既に、高速・低損失のSiCショットキー障壁ダイオード(SBD)、金属–酸化膜–半導体電界効果トランジスタ(MOSFET)等のSiCパワーデバイスが製造・販売され、機器の省エネ化・高性能化に大きく貢献しているが、SiCパワーデバイスのさらなる高性能化・高信頼性化、そして低コスト化には、そこで使用されているSiC単結晶ウェハのさらなる高品質化・低コスト化が必要不可欠である。
本講演では、SiCパワー半導体開発の最前線を紹介すると共に、SiC単結晶ウェハの開発状況・ビジネス展開について解説し、SiC単結晶ウェハ開発において今後取り組むべき技術課題を議論する。
<得られる知識、技術>
SiCパワー半導体に関する基礎知識、開発・ビジネスの概況、SiCパワー半導体の礎となるSiC単結晶ウェハに関する基礎知識、開発・ビジネスの概況について修得できます。
<プログラム> ※時間配分は目安です。進行状況により前後することがございます。
■SiCパワー半導体開発の現状 【10:30~12:00】
1SiCパワー半導体開発の背景
11 環境・エネルギー技術としての位置付け
12 SiCパワー半導体開発がもたらすインパクト
2SiCパワー半導体開発の歴史
21 SiCパワー半導体開発の黎明期
22 SiC単結晶成長とエピタキシャル成長のブレイクスルー
3SiCパワー半導体開発の現状と動向
31 SiCパワー半導体の市場
32 SiCパワー半導体関連の学会・業界動向
33 SiCパワー半導体関連の最近のニュース
4SiC単結晶の物性的特徴と各種デバイス応用
41 SiC単結晶とは?
42 SiC単結晶の物性と特長
43 SiC単結晶の各種デバイス応用
5SiCパワーデバイスの最近の進展
51 SiCパワーデバイスの特長
52 SiCパワーデバイス(SBD、MOSFET)の現状
53 SiCパワーデバイスのシステム応用
昼食休憩 【12:00~13:00】
■SiC単結晶ウェハ製造プロセスの現状と展望 【13:00~14:30】
6SiC単結晶のバルク結晶成長
61 SiC単結晶成長の熱力学
62 昇華再結晶法
63 溶液成長法
64 高温CVD法(ガス法)
65 その他成長法
7SiC単結晶ウェハの加工技術
71 SiC単結晶ウェハの加工プロセス
72 SiC単結晶の切断技術
73 SiC単結晶ウェハの研磨技術
8SiC単結晶ウェハ上へのSiCエピタキシャル薄膜成長技術
81 SiCエピタキシャル薄膜成長技術の概要
82 SiCエピタキシャル薄膜成長装置の動向
【14:30~14:40】 休憩
■SiC単結晶ウェハ製造の技術課題 【14:40~16:10】
9SiC単結晶のポリタイプ制御
91 SiC単結晶のポリタイプ現象
92 各種ポリタイプの特性
93 SiC単結晶成長におけるポリタイプ制御
10SiC単結晶中の拡張欠陥
101 各種拡張欠陥の分類
102 拡張欠陥の評価法
11SiC単結晶のウェハ加工
111 ウェハ加工の技術課題
112 ウェハ加工技術の現状
12SiCエピタキシャル薄膜成長
121 エピタキシャル薄膜成長の技術課題
122 エピタキシャル薄膜成長技術の現状
13SiC単結晶ウェハの電気特性制御
131 低抵抗率SiC単結晶ウェハの必要性
132 低抵抗率SiC単結晶ウェハの技術課題と現状
14SiC単結晶ウェハの高品質化
141 マイクロパイプ欠陥の低減
142 貫通転位の低減
143 基底面転位の低減
15まとめ
□質疑応答□ 【16:10~16:30】
🗓開催概要
| 開催日時 |
【ライブ配信:1日目】 2026年7月29日 (水) 10:30~16:30
【ライブ配信(見逃し配信付):2日目】 2026年7月31日 (金) 10:30~16:30
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|---|---|
| 受講形式 | ライブ配信(Zoom) |
| 受講料 | 88,000円(税込) 本体80,000円+税8,000円 |
| 配布資料 | 【両日とも】 PDFテキスト(印刷可・編集不可) ※ライブ配信受講は、開催2日前を目安に、弊社HPのマイページよりダウンロード可となります。 |
| 備考 | ※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。 ※開催日の概ね1週間前を目安に、最少催行人数に達していない場合、セミナーを中止することがございます。 |
〒450-0002 愛知県名古屋市中村区名駅3-4-10 アルティメイト名駅1st 2階