<元・花王のプロが教える> 研究者・技術者のための 新規事業・新テーマ創出AIマーケティング
📝本講演の概要
優れた技術シーズがあるのに、いかに市場ニーズと結びつけ、次の「研究」テーマや新規の「事業開発」へと発展させるか――。これは、多くの技術者や「事業企画」担当者が頭を悩ませる共通の課題です。「優れた技術(良いもの)だから売れる」わけではありません。市場で本当に選ばれるのは、顧客の切実な課題を解決する「価値あるもの」だけです。
本講座では、元・花王のマーケティングのプロが登壇。アタックやヘルシア緑茶など、誰もが知るヒット商品の実例をベースに、マーケティング初心者の技術者でもゼロから学べる体系的なフレームワークと、顧客価値を漏れなく設計する「VPC(バリュープロポジションキャンバス)」の導入法を分かりやすく解説します。
さらに後半では、最先端の生成AIを思考の「最強の右腕」として使いこなし、専門外の市場リサーチや顧客ペルソナの設定、アイデアの精度を劇的に高める「AI壁打ち術」を実践演習を通じて習得します。
「研究」成果を埋もれさせず、社会にインパクトを与える「事業開発」へ。自社の技術シーズを「売れるビジネス」へと昇華させ、次代を担う「事業企画」を自ら主導したい研究者・技術者必聴の4時間です。
📋プログラム
1
導入:「良いもの」から「価値あるもの」へ転換する
「技術が良いから売れる」というバイアスを外し、顧客の課題解決こそが価値であるというマインドを醸成する。
11 売れるの理解
技術的優位性と顧客価値の違い、オーバースペックの罠
12 花王のアタックの技術と売れた理由
新酵素のブレイクスルーを「軽くて持ち運びやすい」という主婦のペイン解消に翻訳したプロセス
2マーケティング・フレームワークの網羅的理解
3C、PEST、SWOT、STP、4Pといった基本フレームワークの流れと研究開発における意味を理解する。
21 環境分析・戦略・施策の全体像
3C、PEST、SWOT、STP、4Pの基礎知識と技術開発における役割
22 花王のヘルシア緑茶に見るフレームワーク活用例
健康志向のトレンドから、ビジネスパーソンへのターゲット絞り込み、あえて苦味を残す4P戦略まで
3顧客価値を漏れなく設計するValue Proposition Canvas(VPC)
顧客のニーズと自社技術の強みを論理的に合致させるための、モレのないフレームワークを学ぶ。
31 VPCの基本構造
顧客のジョブ・ペイン(悩み)・ゲイン(嬉しさ)と提供価値である製品・サービスをフィットさせる重要性
32 花王のクイックルワイパーの開発プロセスとVPCへの当てはめ
重い掃除機の使用や雑巾がけの苦痛を不織布技術による「静かで手軽な掃除」という価値へ昇華
4【演習1】オンラインホワイトボードを使ったVPC作成
オンラインホワイトボードを使い、実際に顧客のペインやゲインを自ら考え、言語化する体験をする。
41 オンラインホワイトボード(Miro等)の操作とワーク環境の共有
42 身近なテーマ(あるいは共通の仮想シーズ技術)を用いた、徹底的な「顧客視点(ペイン・ゲイン)」の洗い出しとマップ作成
5AIに意図通り動いてもらうためのプロンプト術「RACE」
AIから質の高いアウトプットを引き出すための、最も実践的で構造的な指示文(プロンプト)の書き方を習得する。
51 生成AIの特性とマーケティングにおける役割
答えを求めるのではなく、思考の拡張・スピードアップに使う
52 RACEフレームワーク(Role:役割、Action:指示、Context:背景、Execution:出力形式)の基本構造と
研究者・技術者がすぐに使える実践プロンプト
6AIを活用した市場調査・壁打ちによる精度向上
AIを「調査アシスタント」や「手厳しい仮想顧客」として活用し、研究者特有の視野狭窄を打破する手法を学ぶ。
61 AIを「調査アシスタント」として活用する専門外領域の市場リサーチ法
62 AIを「手厳しい仮想顧客(ペルソナ)」に仕立て、研究者が陥りがちな技術偏重バイアスを客観的に検証・修正するテクニック
7【演習2】仮想の新規事業におけるAI実践
化粧品の架空の先進技術を題材に、AIを使って新市場リサーチ、ペルソナ設定、VPCを40分で高速構築する。
71 仮想の先進技術をベースにした潜在市場のAIトレンド調査
72 AIによる詳細な顧客ペルソナ生成、およびAIと共創するVPCマップの完成と「リアルな懸念点」の壁打ち検証
8今日の学びの整理と、明日からのアクション策定
本日の学びを振り返り、自らの実際の研究テーマや業務へどう落とし込むか?Next Actionを明確にする。
81 本日の講義内容の総括
技術力を顧客価値へ翻訳することの本質と、それを加速させる相棒としてのAI
82 受講者自身の研究テーマ・実務への適用に向けた振り返りと明日からの具体的なファーストステップの言語化
9質疑応答
👤講師
[略歴]
1992年 花王に研究員として入社
1996年 花王のWebサーバーを、エンジニアとして公開
2000年 花王のデジタル・マーケティング部署を提案、初期メンバー。
2011年 日本アドバタイザーズ協会 Web広告研究会 代表幹事に就任
2015年 アビームコンサルティング デジタル・マーケティングセクターに転職
2017年 アビームコンサルティング 顧問
2017年 アウトブレイン・ジャパン 顧問
2020年 (株)マーケティングサイエンスラボ(MSL)を設立
[HP]
https://www.mslabo.org/
🗓開催概要
| 開催日時 |
2026年10月16日 (金) 13:00~17:00
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|---|---|
| 受講形式 | ・ Zoomによるライブ配信 |
| 受講料 | 55,000円(税込) 本体50,000円+税5,000円 |
| 配布資料 | ・PDFテキスト(印刷可・複製不可) ※開催2日前を目安に、弊社HPのマイページよりダウンロード可となります。 |
| 備考 | ※講義の録画・録音・撮影はご遠慮ください。 ※開催日の概ね1週間前を目安に、最少催行人数に達していない場合、セミナーを中止することがございます。 |
〒450-0002 愛知県名古屋市中村区名駅3-4-10 アルティメイト名駅1st 2階