ステージゲート・プロセスの基本、正しい理解と 各ゲートでの評価項目、議論の方法、体制構築と運用法
📝本講演の概要
ステージゲート・プロセスは、日本ではステージゲート法という名前で呼ばれていますが、ステージゲートは決して方法論ではありません。全ての企業のテーマ・マネジメントプロセスはなんらかの形で評価の場、すなわち「ゲート」が存在していますので、すでにステージゲート・プロセスの構造となっています。しかし、多くの企業において、テーマの評価の視点や意思決定の仕組みは明文化されていません。
またステージゲートに関しては、日本企業の間で様々な誤解が存在しています。そのような結果、筋がさほど良くないテーマが滞留している、といったことが多くの企業で常態化しています。このように適正に行われていないテーマの評価を、評価の視点を決め、評価・意思決定の方法を定め、きちんとした仕組みとして運用していく必要性および効果には、極めて大きなものがあります。また、本来のステージゲート・プロセスは、単にテーマのマネジメントを効果的・効率的に行なうだけでなく、革新的な製品や技術を継続的に生み出すことを目的としています。
本セミナーではこのようなステージゲート・プロセスの本来的な意味を紹介し、その後それらを踏まえた実際の各ゲートでの評価項目、ゲートでの議論の方法、その他運用法および体制についての議論を行います。
✓こんな方におすすめ
- 主に
- 研究開発部門企画管理者
- 担当者
- 実際に製品開発
- 研究開発に携わる管理者
- 担当者
- 新規事業企画
- 経営企画管理者
- 担当者 の皆様 など
📋プログラム
1ステージゲート・プロセスとは本来どのようなものか?
(1)ステージゲート・プロセスとは?
(2)ゲートでは製品や事業の成功の視点で評価する
(3)ステージゲートは方法論ではない
‐ステージゲート『法』という命名は誤り
‐全てのプロセスには既にステージとゲートが存在
‐英語ではStage-gate process
(4)ステージゲート・プロセスの背景と歴史
2なぜ今きちんとしたステージゲート・プロセスが必要なのか?
(1)21世紀の日本の産業界の現実
(2)日本企業が行く道
(3)革新的製品・事業・技術創出には
(4)ステージゲート・プロセスの狙いの新しい視点
‐不確実性に積極的に対処し、かつマネイジする
‐個別テーママネジメントから全体マネジメントへ
3ステージゲート・プロセスの誤解と正しい理解
(1)テーマを切るためのものではない
(2)経営者の意思決定の『代替』ではない(意思決定の強力な『支援』の仕組み)
(3)進捗管理の手法ではない(ゲートでは進捗管理も行うが)
(4)デザインレビューの一部ではない
(5)「不確実性の高い初期段階には役に立たない」ものではない
(6)評価に技術や事業の「目利き」は必要ではない(「目利き」を不要とする仕組み)
4不確実性への対応としてのステージゲート・プロセスの10の工夫
(1)不確実性を減らす
工夫1:市場と対話する
工夫2:早くから仮説を考える
工夫3:皆で知恵を出し合う
(2)不確実性を受け入れる
工夫4:テーマを沢山生み、沢山中止する(多産多死)
工夫5:段階的に投資額を増やす
工夫6:評価は初めは粗く、後では精緻に
工夫7:初期には迷ったら承認する
(3)人間の判断の誤りに対処する
工夫8:中止になっても非公式には継続の自由を与える
工夫9:中止テーマに別予算を与える
(4)中止しても成果を活用する
工夫10:中止になっても金庫に保存し活用する
5ゲートの役割と評価項目
(1)ゲートの役割
(2)テーマ評価項目の大前提
-テーマ評価項目を「全員で共有」
-真に適正性のある評価項目・体系の設定が必須
(3)ゲートにおける評価項目の全体像
(4)評価項目I:「プロジェクトの進捗度」
(5)評価項目II:「プロジェクトの魅力度」に関する評価項目例(※:この部分は評価項目別に詳細に議論)
(6)評価項目III:「今後の課題・施策・計画・目標」
(7)各ゲート別評価項目(例)
6ゲートでの評価と意思決定
(1)評価者の役割
(2)誰が評価するか?(ゲート会議出席者)
(3)評価のタイミングは?
(4)各ステージ期間は?
(5)誰が成果物(ゲート会議用資料)を作るか?
(6)プロセスマネジャーとは?
‐プロセスマネジャーの役割
‐プロセスマネジャーは誰がなるか?
(7)議論・意思決定の3つのステップ(準備およびゲート会議の進め方)
‐3つのステップ
・ステップ1:事前準備
・ステップ2:プレゼンテーション
・ステップ3:意思決定
‐注意点
・必ずゲート会議用テンプレートを作る
・多様な知/経験を集める評価・議論/その為の工夫
・意思決定者1人が意思決定
7ステージゲート・プロセスの導入事例(富士フイルム)
8ステージの活動
(1)成果物(ゲートに向けての評価用資料)の作り方
(2)情報源・情報収集法
・仮説・検証・進化を中心に
・フェルミ推定を活用
9ステージゲート・プロセスの種類
10最後に:ステージゲートのその他の重要な意味
(1)新規事業・新製品を成功に導くため強力な仕組み
(2)組織をイノベーティブにする強力な仕組み
– 研究者の事業化マインドを高める
– 評価者にとっての学びの場
– 試行錯誤を通じ今後のイノベーション創出へ貢献
質疑応答
👤講師
【講師紹介】
🗓開催概要
| 開催日時 |
2026年9月29日 (火) 10:30~16:30
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|---|---|
| 受講形式 | ライブ配信(Zoom) |
| 受講料 | 55,000円(税込) 本体50,000円+税5,000円 |
| 配布資料 | PDFデータ(印刷可・編集不可) ※開催2日前を目安に、S&T会員のマイページよりダウンロード可となります。 |
| 備考 | ※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。 ※開催日の概ね1週間前を目安に、最少催行人数に達していない場合、セミナーを中止することがございます。 |
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