アナログ&デジタル半導体設計 入門
~皮膚/生体貼付型・衣服型など未来のウェアラブルセンサに向けて~
📝本講演の概要
現在、世界的にも日本でも、半導体業界は熾烈な競争の渦中にあり、国の将来に関わる重要な産業となっています。2020年頃から政府が力を入れ学生は言うに及ばず、リスキリングにより既存の他産業からの転職も奨励されています。
今や高度に発展した半導体設計業務において、全体像を掴むのは至難の業となっていますが、これから半導体設計の世界に足を踏み入れる方、設計の担当ではないが、経営、営業、製造やソフトウェア、関連部材、製造装置等に携わる方にとって、アナログ、デジタルを問わず、全体像を俯瞰して見ておくことは、その後の専門性を高めていく過程においても非常に大切と思われます。
本講座は、半導体設計入門者に、まず全体像を掴んで頂くことを目的とします。
✓こんな方におすすめ
- 電気回路のごく基本知識をお持ちの方
- これから半導体設計に進む事を考えられている方
- 半導体の関係者で設計に関して基本知識を得たい方
- 半導体設計というものを大掴みされたい方
📋プログラム
[1日目]
1半導体設計の歴史と産業構造
11 真空管 → アナログ半導体 → デジタル半導体
12 CMOS回路が主流になった理由
13 プラセッサの劇的進化とトランジスタ集積度の増大
14 半導体産業は垂直統合から水平分業へ
15 国産半導体の凋落と復活の兆し
2半導体設計技術
21. 半導体設計の概要
21.1 半導体設計 紛らわしい言葉達
21.2 半導体設計・製造フロー
22. 設計の階層構造
22.1 設計レベル
22.2 PDK(Process Design Kit)
22.3 セルライブラリ
22.4 IP(Intellectual Property)
22.5 システム設計
22.6 クロック
22.7 RTL設計、ゲート設計、テスト設計
22.8 拡張 牧本ウェーブ
22.9 FPGA(
Field Programmable Gate Array
)とは
22.10 物理設計
22.11 アナログ設計
23. アナログ設計要素技術
23.1 dBとは
23.2 定電流電源、差動アンプ、OPアンプ
23.3 アナログとデジタル
23.4 PLL(Phase Locked Loop)
23.5 高速IF(高速伝送)
24. デジタル設計要素技術
24.1 論理ゲート=組合せ回路
24.2 LSIの基本ゲート:INV、NAND、NOR
24.3 真理値表から論理関数を作る
24.4 複合論理ゲート
24.5 順序回路 D-Latch
24.6 順序回路 DFF
24.7 VCO(電圧制御発信器)
24.8 ライブラリ
24.9 アナログ設計とデジタル設計の違い
25. EDA(設計自動化ツール)
25.1 設計フローとEDA
25.2 設計効率の推移
25.3 EDAの市場動向
26. EDA要素技術
26.1 論理設計と論理合成
26.2 論理検証、形式的論理検証、論理等価性検証、静的タイミング検証
26.3 ライブラリ生成
26.4 LVF(Liberty variation format)の算出とマージン計算
26.5 テスト設計
26.6 スキャンFF
26.7 物理設計
26.8 サインオフ検証
□ 質疑応答 □
[2日目]
3各種設計カテゴリーの特徴
31 アナログ
31.1 アナログ設計の自動化が遅れている理由
31.2 アナログでの性能指標
32 プロセッサ
32.1 デジタルでの性能指標
32.2 プロセッサDSP(
Digital Signal Processor
)
32.3 MCU、MPU、CPU
32.4 OS
32.5 AIの発達とAI向けプロセッサ
32.6 GPU
32.7 ニューラルネットワーク
32.8 脳型チップ
33 メモリ
33.1 メモリの構造
33.2 SRAM
33.3 DRAM
33.4 不揮発性Flashメモリ
34 センサ
34.1 車載センサ
34.2 CMOSイメージセンサ
35 システムLSIとチップレット
4半導体設計に関わる最近の状況
41. 世界の半導体市場
42. 日本の半導体の状況
43. 現在の注目分野
□ 質疑応答 □
※ 講演内容は、当日言及する順序が変わったり、変更となることがございます。
👤講師
[プロフィール]
1980年にソニー入社以来、2015年に定年後も現在に至るまで、一貫してLSI設計ツール、特にSpiceを土台とするアナログ、ミックスドシグナル系のシミュレーション、設計自動化技術を追求し続けています。自分にとって最も大きな経験は米国Cadence社とユーザー企業7社で行ったアナログ開発同盟への参加でした。7年間ソニー代表を務め、先端技術開発や国際交流等色んな意味で鍛えられました。LSI設計ではデジアナ問わず検証ツールに強みがあり、またMOSモデルパラメータ抽出や論理ライブラリ生成ツールも開発しました。総計で内製ツール10本余りの開発を担当、リードしました。定年後10年では、歩留まり改善統計処理、論理等性価検証、CMOSセンサ設計検証実務も行いました。現在はSolvbest社において回路シミュレータ Alps をはじめとして、各種EDAツールの技術サポートを行っています。
[受賞、その他 活動など]
・DAC83 論文賞、DATEやISCASへの技術論文発表 等
・Cadence社アナログ7社同盟ソニー代表 (1989~1996) この件でCadence社から唯一表彰
・DAC、ASPDAC その他の査読委員 (1995~2010)
・電子情報通信学会 VLD研究会幹事 (1995~2002)
・ブラジルの半導体設計教育講師 (2010 経産省の依頼)
・書籍「図解半導体用語集」 2018、2022、2025年版 サクセスインターナショナル
・書籍「アナログ回路設計現場におけるSpice回路シミュレータの理論と使い方」 情報機構 2020年10月
・書籍「CMOSイメージセンサの設計・評価と課題対応」 情報機構 2024年7月
🗓開催概要
| 開催日時 |
2027年1月27日 (水) 13:00~16:30
2027年1月28日 (木) 13:00~16:30
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|---|---|
| 受講形式 | Zoomによるライブ配信 |
| 受講料 | 77,000円(税込) 本体70,000円+税7,000円 |
| 配布資料 | PDFテキスト(印刷可・編集不可) ※開催2日前からを目安に、弊社HPのマイページよりダウンロード可となります。 |
| 備考 | ※講義の録画・録音・撮影はご遠慮ください。 ※開催日の概ね1週間前を目安に、最少催行人数に達していない場合、セミナーを中止することがございます。 |
〒450-0002 愛知県名古屋市中村区名駅3-4-10 アルティメイト名駅1st 2階